最終更新日 2023.3.30

キリっとした香りがたまらないローズマリーの選び方

キリっとした香りがたまらないローズマリーの選び方

キリっとした爽やかな香りがクセになる「ローズマリー」。肉料理に使われることが多いですが、魚やじゃがいもなどの根菜とも相性がよいので、幅広い料理に使用することができるんです。
今回はそんなローズマリーに含まれる成分やローズマリーの選び方について解説します。さらに、ローズマリーを使ったおすすめレシピをご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

  • 目次
  • ローズマリーはどんなハーブ?
  • ローズマリーの種類は?
  • 気になる!ローズマリーの成分
  • ローズマリーに含まれる注目の栄養素
  • 香り高いローズマリーの選び方
  • ローズマリーを使ったレシピ
  • 上手に活用して料理をおいしく!

ローズマリーはどんなハーブ?

松の葉のような短い葉が特徴の「ローズマリー」。実はシソ科の植物で、高さは約1~2m程の低木です。原産地は地中海沿岸と言われていますが、夏の暑さや乾燥にも強いため栽培しやすいハーブとされており、日本のご家庭でも簡単に育てることができます。 お肉料理の臭み消しや香りづけとして使われることが多いですが、お料理以外にもハーブティーやアロマテラピーで使用される精油、ポプリなどの芳香剤としてもよく使用されているポピュラーなハーブのひとつです。

ローズマリーの種類は?

ローズマリーは大きく分けて3種類あります。

■立性

垂直に伸びて育ち低木になります。扇型に広がることもあります。

(トスカナブルー、クリスマスツリー、マジョリカブルーなど)

■ほふく性

地面を這うように育ちます。

(プロストラータスなど)

■半ほふく性

立性とほふく性の中間種と言われており、横に広がって伸びたあとに上を向いて成長していきます。

(モーツァルトなど)

花の色にも種類がありますが、ブルーの花をつけることが一般的です

気になる!ローズマリーの成分

アロマテラピーの精油などにも使用されるローズマリーですが、どのような成分が含まれていて、それぞれどのような働きがあるのでしょうか。以下で詳しくご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

■ベルベノン、カンファー、シネオール

ローズマリーの独特な香りはベルベノン、カンファー、シネオールという成分によるもので、頭をすっきりとさせてくれると言われています。特にカンファーは特有の香りがあるため、虫除けとしても活用されることも多いようです。シネオールは抗菌作用や鎮静作用があるとされています。水にローズマリーを入れておき、ミストにすることで天然の虫よけスプレーになりますよ。

■タンニン

ポリフェノールの1種であるタンニンは、強い抗酸化作用を持ち、活性酸素を抑える働きがあります。活性酸素が大量に生成されると過酸化脂質を作り出し、身体のさまざまな不調を引き起こします。

ローズマリーに含まれる注目の栄養素

ローズマリーに含まれる栄養素で特に注目したいのが以下の3つです。

■ビタミンB₁

ビタミンB₁は糖質の代謝を助けてエネルギーを作り出す働きがあり、疲労回復に効果が期待できます。また、皮膚や粘膜の健康維持にも効果が期待できますので、積極的に摂りたい栄養素です。

■ナイアシン

ナイアシンはビタミンB₃とも呼ばれており、水に溶けやすい性質の栄養素です。エネルギー代謝を助ける酵素をサポートする働きがあり、私たちの身体に必要不可欠な栄養素のひとつです。

■カリウム

カリウムは体内のナトリウムとカリウムのバランスを取る働きがあります。体内の余分なナトリウムを排出してくれる働きがあるため、むくみなどにも大きく関わる栄養素です。

香り高いローズマリーの選び方

せっかくなら品質のいいものを選びたいですよね。ローズマリーの選び方についてご紹介します。

【生のローズマリー】

■葉の色

葉の色が濃い緑色のものを選びましょう。茶色に変色しているものは鮮度が落ちており、風味が損なわれている可能性があるため避けたほうが良いでしょう。

■葉の状態

葉が肉厚なものを選びましょう。葉が薄く、しんなりしているものは風味が落ちていることが多いです。必ずチェックしましょう!

【乾燥ローズマリー】

ローズマリーは乾燥しても香りが強いのが特徴です。フレッシュのものはなかなか手に入りにくいかもしれませんが、乾燥状態のものは日持ちもするため、ストックしておくと何かと便利です。乾燥タイプのものは極端に変色していないものであれば、問題ないですよ。

ローズマリーを使ったレシピ

ローズマリーを使った簡単レシピをご紹介します。

【ベストマッチな組み合わせ!ジャガイモとキノコのグリル】

ローズマリーとじゃがいもは抜群の相性!香り豊かなこの一品はワインやビールのおつまみにもオススメです。オーブントースターで作ることができる手軽さもうれしいですね!

【ローズマリー香る カマンベールのまるごと焼き】

乾燥タイプのローズマリーを使ったレシピです。とろけたカマンベールチーズに、ローズマリーやニンニクを加えて香り豊かに仕上げました。お酒のおつまみにもぴったりのおしゃれな一品が簡単に出来上がりますよ。

【すだちとローズマリー香るチキンソテー】

すだちとローズマリーの組み合わせがさわやかなチキンソテーです。鶏もも肉をすだち、ローズマリーと一緒に揉み込むことで風味よく仕上がり、素材のおいしさを引き立てます。お好みの柑橘類と組み合わせて、アレンジも楽しめますよ

【漬けるだけで簡単!唐辛子オイル】

オリーブオイルに漬けこむだけで完成!とても簡単な唐辛子オイルです。唐辛子と一緒に漬けこんだローズマリーの爽やかな香りと唐辛子の辛味がたまりません。パスタやパン、サラダなどにも使えるオイルです。お肉や魚を焼くときに使うと、簡単にローズマリーの風味をプラスすることが出来ますよ。

上手に活用して料理をおいしく!

数多くあるハーブの中でも比較的ポピュラーな「ローズマリー」。 独特で爽やかな香りは、多くの食材の旨みを際立たせてくれます。特にお肉や魚などの臭み消しにはとても優秀なハーブです。 少量で風味がよくなるため、普段のメニューにローズマリーを加えるだけで、お店のような味わいを楽しむことができます。

今回ご紹介した栄養素や選び方を参考にしていただき、香り高いローズマリーを楽しんでくださいね!

クラシルではのローズマリーの保存方法についてもご紹介しています。こちらも参考にしてみてくださいね!

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