身がやわらかく旨味たっぷりの「イサキ」。そんなイサキが日本でいちばん多く獲れるのはどこか知っていますか?今回は、イサキの漁獲量が多い都道府県をランキング形式で発表します。イサキで作る絶品レシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
日本で1番「イサキ」が獲れるのはどこ?3位福岡県、2位島根県を抑えたダントツ1位は…

ランキングの発表!
さっそくランキングの発表です!このランキングは、農林水産省の調査を参考に作成しました。年間のいさき漁獲量を比べています。1位の都道府県はどこか、予想してみてくださいね。
第5位・・・三重県 188 t
第4位・・・山口県 211 t
第3位・・・福岡県 310 t
第2位・・・島根県 355 t
気になる第1位は...。
第1位・・・長崎県 1,136 t
1位は長崎県でした!ほかにも島根県や福岡県など、西日本から九州にかけての地域で多く獲れていることがわかりますね。
イサキのおすすめレシピをご紹介!
さてここからは、ランキングにちなんでイサキで作るおいしいレシピをご紹介します。アサリと一緒に白ワインで蒸したレモンアクアパッツァや、甘辛い漬けだれが染み込んだ漬け丼などをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.イサキのレモンアクアパッツァ
おもてなしにもおすすめの、イサキのレモンアクアパッツァのご紹介です。イサキやアサリの旨味がスープに溶け込み、レモンの酸味とベストマッチ!白ワインの風味がふわっと広がり、上品な味わいですよ。アンチョビの塩気が効いて、やみつきになること間違いなしです。ぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- イサキ・・・1尾
- 塩・・・小さじ1/4
- アサリ (殻付き)・・・100g
- 玉ねぎ・・・100g
- ミニトマト・・・6個
- ニンニク・・・2片
- アンチョビフィレ・・・2枚
- ブラックオリーブ・・・6個
- ケーパー・・・10g
- 鷹の爪・・・1本
- 白ワイン・・・200ml
- 水・・・300ml
- (A)オリーブオイル・・・大さじ1
- (A)レモン汁・・・小さじ2
- (A)塩・・・小さじ1/4
- (A)黒こしょう・・・小さじ1/4
- オリーブオイル・・・大さじ1
トッピング
- レモン (輪切り)・・・2枚
- イタリアンパセリ (生)・・・1本分
手順
準備.ミニトマトはヘタを取り除いておきます。 イタリアンパセリは茎を取り除いておきます。 イサキはうろこ、エラ、内臓を取り除き、流水で洗い、水気をキッチンペーパーで拭き取っておきます。 アサリは砂抜きをしておきます。
1.イサキは全体に塩をふって10分程置き、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
2.玉ねぎは1cm幅のくし切りにします。
3.ニンニクは包丁の腹でつぶします。
4.中火で熱したフライパンにオリーブオイルをひき、1を入れ、両面に焼き色が付くまで焼きます。
5.3、アンチョビフィレ、ブラックオリーブ、ケーパー、鷹の爪を入れ、アンチョビフィレをつぶしながら香りが立つまで中火で炒めます。
6.2、アサリ、白ワインを入れて中火で加熱します。
7.アルコール分が飛び、アサリの殻が開いたら水、ミニトマトを入れて中火で10分程煮ます。
8.イサキに火が通ったら中火のまま(A)で味を調え、トッピングをのせ、火から下ろして完成です。
※こちらのレシピは白ワインを使用しております。加熱の状態によってはアルコールが含まれる可能性がありますので、お子様やアルコールに弱い方、妊娠中の方、授乳中の方はご注意ください。また、運転時、スポーツ時、入浴時はアルコールの摂取をお控えください。
2.イサキの煮付け
ごはんによく合う、イサキの煮付けはいかがでしょうか。生姜が香る甘辛い味つけがイサキに染み込み、まさに絶品!イサキがふっくらとしていて、箸が止まらなくなるおいしさですよ。調味料をひと煮立ちさせたらイサキを煮込むだけと手軽にお作りいただけるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
材料(1人前)
- イサキ (下処理済み250g)・・・1尾
- 生姜・・・20g
- ししとう・・・2本
調味料
- 水・・・100ml
- しょうゆ・・・大さじ2
- 料理酒・・・大さじ2
- みりん・・・大さじ2
- 砂糖・・・大さじ1
手順
準備.イサキはうろこ、えら、内臓を取り除いておきます。 生姜は皮を剥いておきます。
1.生姜は千切りにします。
2.ししとうは1cm程の切り込みを入れます。
3.イサキは皮目に切り込みを入れます。
4.鍋に調味料と1を入れ中火にかけひと煮立ちしたら、3を加え落とし蓋をして煮ます。
5.煮汁が半分になりイサキに火が通ったら、2を入れ中火で1分程煮たら火を止めます。
6.皿に盛り付け完成です。
3.イサキの漬け丼
イサキの刺身で作る漬け丼のご紹介です。イサキの刺身は定番のわさびやしょうゆをつけてももちろんおいしいですが、調味料に漬け込むとねっとりとした食感になり、ひと味違ったおいしさになりますよ。温かいごはんとの相性も抜群で、まるでお店で食べるような一品です。晩酌のシメにもおすすめなので、ぜひお試しくださいね。
材料(1人前)
- ごはん・・・180g
- イサキ (刺身用、柵)・・・70g
漬けだれ
- しょうゆ・・・大さじ2
- 料理酒・・・大さじ1
- みりん・・・大さじ1
- のり (刻み)・・・1g
トッピング
- かいわれ大根・・・2g
手順
準備.かいわれ大根は根元を切り落とし、半分の長さに切っておきます。
1.イサキは5mm幅のそぎ切りにします。
2.鍋に漬けだれの材料を入れて中火で加熱し、煮立たせてアルコールを飛ばしたら火から下ろし、バットに入れて粗熱を取ります。
3.1を入れてなじませ、ラップを密着させてかけます。冷蔵庫に入れて15分程漬けこみます。
4.丼にごはん、のり、汁気を切った3を盛り付け、かいわれ大根をのせて完成です。
イサキ料理を作ってみよう!
いかがでしたか?イサキが多く獲れる都道府県ランキングと、イサキで作るおすすめレシピをご紹介しました。イサキはアクアパッツァのような洋風な料理から、煮付けなどの和風な料理まで、さまざまな食べ方で楽しめますよ。ぜひこの機会にイサキ料理にチャレンジしてみてくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。
[出典]農林水産省「令和4年海面漁業生産統計調査(いさき)」を加工して作成 (https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/kaimen_gyosei/)