2024.11.13

「牛肉の隣に“しらたき”を入れると固くなる」は嘘?本当?真相は…「うっかり信じてた!」

「牛肉の隣に“しらたき”を入れると固くなる」は嘘?本当?真相は…「うっかり信じてた!」

寒くなってくると恋しくなるのが、あつあつの鍋料理。なかでもすき焼きは「ごちそう感」のある人気メニューですよね。ところでみなさんは、すき焼きを作るときに「牛肉の隣にしらたきを入れると肉が固くなる」という噂を聞いたことがありませんか?今回はその噂の真偽について調べてみました!後半では一風変わったアレンジすき焼きレシピもご紹介していますよ。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

「しらたきを隣に入れると肉が固くなる」は本当…?

巷でまことしやかに囁かれている、この噂。じつは、「一般財団法人日本こんにゃく協会」が分析機関に依頼して行った比較検証の結果、正しくないことが確認されているんです!つまり、牛肉の隣にしらたきを配置してしまっても、何の問題もなくおいしく食べられるというわけ。なんだかほっとしましたね!

では、なぜ「牛肉の隣にしらたきを入れると肉が固くなる」なんて噂が立ってしまったのでしょうか?その謎を解くキーになるのは、しらたきに含まれる「カルシウム」なんです!

一般的に、カルシウムには肉を固くする作用があるといわれています。しらたきを作る過程で水酸化カルシウムが使われることから、しらたきに含まれるカルシウムが牛肉を固くしてしまうのではないか、と誤解されたのですね。

実際には、しらたきに含まれる水酸化カルシウムはごく少量で、同じグラム数なら焼き豆腐の方がしらたきよりも多くカルシウムが含まれているくらいなんだとか。そのため、煮るときに近くにあったからといって、食べてわかるほど影響はないのだそう。

どこに配置してもおいしく食べられるという事実、うれしいですね!

すき焼きのお肉をやわらかく仕上げるには?

しらたきに無実の罪がかぶせられてしまうほどに、すき焼きにとって「お肉のやわらかさ」は大切なポイント!ここからはすき焼きのお肉をもっとやわらかく仕上げるためのポイントをご紹介します。

■加熱時間

すき焼きのお肉をおいしく仕上げるポイントは、なんといっても「煮過ぎない」こと!加熱し過ぎてしまうと、どうしても固くなりがちです。色が変わったのを目安にして、早めに火からおろすようにしてくださいね。

■部位

固くなりにくい部位を選ぶことも大切。すき焼きには、リブロースや肩ロースなど、適度に脂身のある部位がやわらかくておすすめです。ももや肩肉などの赤身はさっぱりとした味わいで、加熱すると固くなりがちな部位。もし使う場合には、サッと短時間の加熱にするといいですよ。

バリエーション豊かなすき焼きレシピをご紹介!

すき焼きをおいしく作るポイントがわかったところで、ここからはおうちで作れるいろいろなすき焼きレシピをご紹介します。甘辛い味つけの定番レシピや、とろけるチーズとスパイシーな香りがクセになるチーズカレーすき焼きなど、基本からアレンジまで種類豊富にご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。

1.お家で簡単 すき焼き

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まずは定番!しょうゆベースの甘辛い割り下がおいしいすき焼きレシピをご紹介します。割り下にはザラメを使うことも多いですが、こちらのレシピは砂糖を使って作れるお手軽版!旨みたっぷりの牛肉や野菜、焼き豆腐に甘めの割り下がたっぷり染みこんで、溶き卵にくぐらせて食べれば至福のおいしさですよ。

材料(2人前)

  • 牛もも肉 (薄切り)・・・300g
  • 春菊・・・100g
  • 長ねぎ・・・1本
  • しいたけ・・・2個
  • 焼き豆腐・・・150g
  • 結びしらたき・・・80g

割り下

  • 水・・・150ml
  • しょうゆ・・・100ml
  • みりん・・・100ml
  • 砂糖・・・30g
  • サラダ油・・・大さじ1/2

添え物

  • 溶き卵 (Mサイズ)・・・2個分

手順

準備.長ねぎは青い部分と根元を切り落としておきます。 しいたけは軸を切り落としておきます。
1.春菊は3等分に切ります。しいたけは十字に飾り切りします。
2.長ねぎは1cm幅の斜め切りにします。
3.焼き豆腐は一口大に切ります。
4.中火で熱した鍋にサラダ油をひき、2を入れ、焼き色がつくまで焼きます。牛もも肉を加え、牛もも肉の色が変わるまで焼きます。
5.中火のまま、割り下の材料を入れ混ぜ、ひと煮立ちしたら、1、3、結びしらたきを加え、牛もも肉に火が通り、全体に味が染みこむまで10分程加熱し、火から下ろします。
6.溶き卵を添えて、完成です。

2.中華風味付けのすき焼き

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見た目は定番のすき焼きのようですが、食べたらびっくり!いつもとガラッと味が違う、中華風のすき焼きを作ってみませんか?鶏ガラスープとオイスターソースをベースにした煮汁で煮こんだ具材は、旨みたっぷりでごはんが進む味わいです。少しだけ加えた五香粉がふわっと香り、クセになるおいしさですよ。

材料(2人前)

  • 牛もも肉 (薄切り)・・・300g
  • 春菊・・・70g
  • 長ねぎ・・・1本
  • しいたけ・・・2個
  • 焼き豆腐・・・300g
  • 結びしらたき・・・100g
  • 水・・・400ml
  • (A)料理酒・・・50ml
  • (A)オイスターソース・・・大さじ2
  • (A)すりおろし生姜・・・大さじ1
  • (A)鶏ガラスープの素・・・小さじ2
  • (A)しょうゆ・・・小さじ2
  • (A)五香粉・・・小さじ1/3
  • 溶き卵 (Mサイズ)・・・2個

手順

準備.長ねぎは青い部分と根元を切り落としておきます。春菊は根元を切り落としておきます。しいたけは軸を切り落としておきます。
1.長ねぎは3cm幅の斜め切りにします。春菊は半分に切ります。しいたけは傘に十字の切り込みを入れます。
2.焼き豆腐は一口大に切ります。
3.鍋に水、(A)を入れ強火にかけてひと煮立ちしたら中火にし1、2、結びしらたき、牛もも肉を入れて牛もも肉に火が通るまで15分程度加熱し、火から下ろします。
4.溶き卵につけてお召し上がりください。

3.とろーり チーズカレーすき焼き

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いつもとは違うアレンジすき焼きをお探しなら、こちらのチーズカレーすき焼きがおすすめです。スパイシーなカレーの香りを楽しめる割り下で、お肉も野菜もモリモリ食べられますよ。トローッととろけたチーズが具材に絡んで、まろやかな味わいを楽しめます。子どもから大人まで幅広い世代に喜ばれること間違いなしなので、ぜひお試しくださいね。

材料(2人前)

  • 牛バラ肉 (薄切り)・・・200g
  • キャベツ・・・200g
  • 木綿豆腐・・・200g
  • しらたき・・・100g
  • 玉ねぎ・・・1/2個
  • しいたけ・・・4個

割り下

  • 水・・・150ml
  • 料理酒・・・50ml
  • しょうゆ・・・50ml
  • カレー粉・・・大さじ3
  • 砂糖・・・大さじ2
  • サラダ油・・・小さじ2
  • ピザ用チーズ・・・50g
  • 温泉卵・・・2個

手順

準備.木綿豆腐としらたきは水気を切っておきます。しいたけの軸は切り落としておきます。
1.木綿豆腐は2cm角に切ります。しらたきは10cm幅に切ります。
2.キャベツはざく切りにします。玉ねぎは1cm幅に切ります。
3.中火で熱した鍋にサラダ油をひき、2を入れ、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。
4.割り下の材料を入れて混ぜ合わせ、中火で煮立たせ、1としいたけを入れて蓋をします。
5.ひと煮立ちさせたら中火で5分程煮込み、牛バラ肉を入れて蓋をして、さらに3分程煮込みます。
6.牛バラ肉に火が通ったら火を止め、ピザ用チーズをのせて完成です。温泉卵と絡めてお召し上がりください。

※チーズは加熱を行わなくても食べられるものを使用しています。ご使用のチーズによっては加熱をしないと食べられないものもございますのでご注意ください。

おうちでいろいろなすき焼きを作ってみよう!

いかがでしたか?今回はすき焼きの具材にまつわる噂の真相と、バラエティ豊かなすき焼きレシピをご紹介しました。定番のすき焼きもアレンジバージョンも、本当においしくておすすめのレシピばかりです。いろいろな味わいが楽しめるのもおうちならでは。ぜひアレンジも楽しんでみてくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。

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