これからの寒い時期に活躍する「土鍋」。そんな土鍋を長く使い続けるためには、覚えておきたい「NG行為」があるんです!今回は、ついやってしまいがちなNG行為3選をピックアップして解説します。土鍋を使って作るおすすめ鍋レシピもご紹介しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。
土鍋を使うときに“やりがち”なNG行為3選「やっていた...」「知れてよかった」

土鍋の手入れでやってはいけないNG行為とは?
土鍋を長持ちさせるために、やってはいけないNG行為3つ!早速見ていきましょう。
NG① 底が濡れたまま火にかける
土鍋は急激な温度変化に弱い性質があります。火が当たる鍋底の部分が濡れている状態で強火にかけると、土鍋が冷たい状態から急激に温度が上昇してしまい、その温度差によってヒビが入ってしまうことがあります。土鍋を火にかけるときは、鍋底が乾いた状態で火にかけ、弱火から徐々に加熱するようにしましょう。また、何も入っていない状態で火にかける「空焚き」もNGです。
NG② 熱いうちに洗う
急激な温度変化に弱い土鍋は、洗い方にも注意が必要です。熱いうちに水をかけるのもヒビ割れの原因になるのでNGですよ。手で触れるくらいの温度になるまで自然に冷めるのを待ってから洗いましょう。
NG③ 洗剤を混ぜた水でつけ置きする
汚れがこびりつくとついやってしまうのが「つけ置き」。しかし、じつはこれも土鍋にとってはよくありません。 土鍋は吸水性があるため、洗剤が浸透してしまいます。また、ほかの食器などと一緒につけ置くとその汚れを吸収してしまうので、においやカビの原因になります。洗剤や汚れが土鍋に染み込む前に、手早く洗うように心がけましょう。
土鍋は水分を吸収しやすいので、上下逆さまにしてしっかり乾かしてからしまうのも長持ちのポイントです。土鍋を適切にお手入れして、長持ちさせたいですね。
おすすめ鍋レシピをご紹介!
ここからは、土鍋で作る絶品鍋レシピをご紹介します。長ねぎをたっぷり練り込んだ鶏団子を和風のだしでいただく「鶏団子と白ねぎのあったか鍋」や、まろやかな豆乳で煮込んだ「白菜と豚バラの豆乳ミルフィーユ鍋」などをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.鶏団子と白ねぎのあったか鍋
シンプルでおいしい、鶏団子と白ねぎのあったか鍋のご紹介です。ふわふわの鶏団子の旨味がつゆに溶け込み、まさに絶品!長ねぎの風味も相まって、箸が止まらなくなるおいしさですよ。普段よく使う調味料で簡単に作れるのもうれしいポイントですね。ぜひお鍋のレパートリーに加えてみてくださいね。
材料(3人前)
鶏団子
- 鶏ひき肉・・・250g
- 長ねぎ・・・1/4本
- すりおろし生姜・・・小さじ1/2
- 溶き卵・・・1/2個分
- 塩・・・小さじ1/2
- 長ねぎ・・・2本
- 水菜・・・50g
- 絹ごし豆腐・・・200g
- (A)水・・・800ml
- (A)酒・・・大さじ3
- (A)顆粒和風だし・・・大さじ2
- (A)薄口しょうゆ・・・大さじ2
- (A)砂糖・・・大さじ1
- 七味唐辛子・・・適量
- ポン酢・・・大さじ3
作り方
1.長ねぎは2本分を斜め薄切りにし、1/4本分をみじん切りにします。
2.水菜は根元を切り落とし4cm幅に切り、絹ごし豆腐は4等分に切ります。
3.ボウルにみじん切りにした1と残りの鶏団子の材料を入れて、粘りが出るまで捏ねます。
4.鍋に(A)を入れて煮立たせます。そこに3をスプーンで丸くすくって落とします。
5.蓋をして中火で4分程煮ます。鶏団子に火が通ったら斜め薄切りにした1、2を入れて蓋をし、ひと煮立ちさせて火から下ろします。
6.七味唐辛子をふって、ポン酢をつけてお召し上がりください。
2.白菜と豚バラの豆乳ミルフィーユ鍋
豆乳のやさしい風味がたまらない、白菜と豚バラの豆乳ミルフィーユ鍋はいかがでしょうか。ジューシーな豚バラ肉の旨味と、とろとろに煮込んだ白菜の甘みがベストマッチ!ごまの風味がふわっと広がり、つゆまで飲み干したくなる一品ですよ。シメにはうどんやごはんなどお好みのものを入れてお楽しみくださいね。
材料(2人前)
- 豚バラ肉 (スライス)・・・200g
- 白菜・・・600g
- 無調整豆乳・・・300ml
- 水・・・200ml
- (A)めんつゆ (2倍濃縮)・・・大さじ2
- (A)白だし・・・大さじ2
- (A)白すりごま・・・5g
- (A)顆粒和風だし・・・小さじ2
- (A)塩こしょう・・・小さじ1/2
トッピング
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
1.白菜は1枚ずつはがし、豚バラ肉と交互に4枚重ね、5cm幅に切ります。
2.残りの白菜を5cm幅に切ります。
3.土鍋の中央に1の断面を上にして並べ、外側の隙間に2を詰めます。
4.無調整豆乳、水、(A)を加え、蓋をして弱火で10分ほど煮ます。
5.豚バラ肉に火が通ったら火から下ろし、小ねぎをかけて完成です。
3.もやしたっぷり 節約&お手軽ピリ辛担々鍋
ピリ辛な鍋が食べたいときにおすすめの、もやしたっぷりピリ辛坦々鍋のご紹介です。豆板醤の辛味とみそのコクが絶妙なバランスで、思わずおかわりしたくなるおいしさですよ。生姜とニンニクの香りが効いて、ごはんにもよく合います。とてもお手軽なので、覚えておくと重宝しますよ。ぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- もやし (200g)・・・1袋
- チンゲン菜 (150g)・・・1株
- 豚ひき肉・・・200g
- 長ねぎ・・・15cm
- 生姜・・・1片
- ニンニク・・・1片
- ごま油・・・大さじ1
- (A)料理酒・・・大さじ1
- (A)鶏ガラスープの素・・・大さじ1.5
- (A)しょうゆ・・・大さじ2
- (A)砂糖・・・小さじ1
- (A)みそ・・・大さじ2
- (A)豆板醤・・・小さじ1
- (A)白ねりごま・・・大さじ2
- (A)水・・・500ml
- 白いりごま・・・適量
- ラー油・・・大さじ1
作り方
準備.生姜は皮をむいておきます。チンゲン菜は根元を切り落としておきます。
1.チンゲン菜は葉と茎に分けて切り、茎部分は細切りにし、葉は縦半分に切ります。長ねぎ、生姜、ニンニクはみじん切りにします。
2.中火で熱したフライパンにごま油をひき、1の生姜とニンニクを炒め、香りが出てきたら豚ひき肉、1の長ねぎを入れて炒めます。
3.豚ひき肉に火が通ったら、土鍋に入れ、(A)を入れて中火でひと煮立ちさせ、1のチンゲン菜ともやしを入れて5分ほど蓋をして加熱します。
4.全体に火が通ったら火から下ろし、白いりごま、ラー油をかけて完成です。
心まで温まる鍋をおうちで楽しもう!
いかがでしたか?土鍋を長持ちさせるコツと、鍋のレパートリーが増えるおすすめレシピをご紹介しました。鍋料理はいろいろな食材が一度に味わえて、家族や友人が集まるときにもぴったりのメニューですよね。ぜひこの機会に、土鍋を使って鍋料理を作ってみてくださいね。