「お腹いっぱいでもう食べられない!」そう思っているのに、おいしそうなデザートを見たら、ぺろりと完食できてしまった…という経験はありませんか?「甘いものは別腹」とよく言われますが、本当に「別腹」は存在するのか、気になっている方も多いと思います。そこで今回は、「別腹」のしくみについて詳しく解説していきます!後半ではちょっと贅沢なデザートレシピも紹介するので、ぜひ最後までお楽しみくださいね!
「甘い物なら食べられちゃう!」満腹でもスイーツが食べられる理由に「これは仕方ない…?!」

満腹の原理とは?
食事をとっていると、だんだんお腹がいっぱいになってきますよね。そもそも「満腹」になるとは、いったいどういうことなのでしょうか?
私たちが食事をすると、食べたものの糖分が体の中で消化されてブドウ糖になります。それが血液中に吸収されることで、血糖値が上がります。「血糖値」は健康診断などでよく聞く言葉だと思いますが、このようなメカニズムになっているんですね。
こうした血糖値の上昇や、食べものが入ってきて胃が大きくなっているのを感知すると、脳が「満腹」のサインを出します。これが満腹になった状態です。
「別腹」は存在する!
しかし、満腹になっても、甘いものやおいしそうなものを見て「食べたい!」と感じたときには、食欲を増進させる作用がある「オレキシン」というホルモンが脳内で分泌されます。この「オレキシン」が分泌されると、胃や腸の動きが活発になり、胃に新たに食べ物を受け入れるスペースが作られていきます。
これこそが、「別腹」の正体というわけ。別腹は実際に存在するんですね!
また、別腹と聞くと、甘いもののイメージが強いですが、それだけではありません。お肉が焼けるときのジュージューとした音や焼きたてのパンの香りなど、五感で受けた刺激や過去に食べておいしかったものの記憶によって「食欲」が起こると、先ほどと同じく胃の中に「別腹」が作られます。
こうして、別腹の存在を知ると、脳の働きによってお腹の状態がある程度コントロールできることがわかりますね。お腹がいっぱいだから今日は少し控えよう…と考えることができれば、食べすぎを抑えることもできそうですね。
食べすぎにはくれぐれも注意しながら、デザートや好きな食べ物を楽しめるといいですね!
ちょっと贅沢なデザートレシピをご紹介!
休日や日頃のご褒美に、ちょっとだけ特別感のあるデザートはいかがでしょうか?ここからは、ちょっと贅沢なデザートレシピをご紹介します。濃厚なひとくちチョコレートレアチーズケーキや、おうちで作れるティラミス、絶品焼きプリンタルトなど、至福の時間を楽しめるレシピを集めました。ぜひチェックしてみてくださいね。
濃厚 ひとくちチョコレートレアチーズケーキ
生チョコのようななめらかさの、チョコレートレアチーズケーキはいかがでしょうか?ザクザク食感のボトムがアクセントになり、ビターチョコレートと生クリームが相性抜群な一品です。ブランデーの香り広がるレアチーズケーキは、一口食べると思わず顔がほころぶおいしさ。チョコレートと生クリームの濃密な味わいを、ぜひお楽しみくださいね。
材料(1台分(15cm×15cm×5cmスクエア型))
- ビターチョコレート・・・100g
- クリームチーズ・・・200g
- 生クリーム・・・200ml
- 砂糖・・・30g
- ブランデー・・・小さじ2
- 粉ゼラチン・・・10g
- 水 (ゼラチン用)・・・大さじ3
ボトム
- クリームサンドココアクッキー・・・80g
- 溶かしバター (無塩)・・・40g
- ココアパウダー (仕上げ用)・・・適量
- ミント (仕上げ用)・・・適量
作り方
準備.クリームチーズは常温に戻しておきます。 型にクッキングシートを敷いておきます。
1.ポリ袋にクリームサンドココアクッキーを入れて麺棒で細かく砕きます。溶かしバターを加えて揉み込み、馴染んだら型に入れてスプーンで押し固めます。冷蔵庫に30分程入れて冷やします。
2.粉ゼラチンに水を入れてふやかします。
3.鍋に生クリームを入れ、沸騰直前まで加熱します。火から下ろして、2を入れて溶かします。
4.ビターチョコレートを入れて溶かします。
5.ボウルにクリームチーズを入れてほぐし、砂糖を2回に分けて入れ、泡立て器ですり混ぜます。
6.ブランデーと4を入れて混ぜ、滑らかになったら1に注ぎ、冷蔵庫で2時間冷やし固めます。
7.6を4~5cm角に切り分けてココアパウダーを振り、ミントを添えて完成です。
※チーズは加熱を行わなくても食べられるものを使用しています。ご使用のチーズによっては加熱をしないと食べられないものもございますのでご注意ください。
※こちらのレシピはブランデーを使用しております。アルコールが含まれますので、お子様やアルコールに弱い方、妊娠中の方、授乳中の方はご注意ください。また、運転時、スポーツ時、入浴時はアルコールの摂取をお控えください。
お家で本格的に ティラミス
市販のスポンジケーキで作る、ティラミスに挑戦してみませんか?ほろ苦いコーヒーが染みたスポンジケーキと、コク深いマスカルポーネチーズが絶妙にマッチ。思わずクセになるおいしさです。ココアパウダーをかければ、ちょっぴりリッチで上品な味わいのデザートができあがります。生クリームやメレンゲのふわふわなくちどけも、ぜひ味わってくださいね。
材料(4人前)
- スポンジケーキ (6号)・・・200g
- 卵黄 (Mサイズ)・・・2個分
- グラニュー糖・・・20g
- マスカルポーネチーズ・・・200g
- 生クリーム・・・200ml
メレンゲ
- 卵白 (Mサイズ)・・・2個分
- グラニュー糖・・・30g
コーヒーシロップ
- コーヒー (インスタント)・・・大さじ1
- お湯・・・150ml
- ココアパウダー・・・適量
作り方
1.スポンジケーキは半分の厚さに切り、十字に4等分にします。
2.コーヒーシロップを作ります。コーヒーシロップの材料をボウルに入れて混ぜ合わせます。
3.別のボウルに生クリームを入れ、ハンドミキサーで8分立てになるまで泡立てます。
4.別のボウルに卵黄、グラニュー糖を加え、白っぽくなるまでハンドミキサーで混ぜ合わせます。マスカルポーネチーズを加え、白くもったりとするまでハンドミキサーで泡立てます。3を2回に分けて加え、ゴムベラで混ぜ合わせます。
5.メレンゲを作ります。別のボウルに卵白を加えハンドミキサーで泡立てます。泡立ってきたらグラニュー糖を3回に分け入れ、角が立つまで泡立てます。
6.4に5を3回に分け入れ、都度ゴムベラでふんわりと混ぜ合わせます。
7.器に1の半量を敷き詰め、2を刷毛で染み込ませます。6の半量を流し入れます。
8.同じ工程を繰り返し、ラップをして冷蔵庫で3時間ほど冷やします。
9.ココアパウダーを全体に振りかけたら完成です。
※チーズは加熱を行わなくても食べられるものを使用しています。ご使用のチーズによっては加熱をしないと食べられないものもございますのでご注意ください。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。
焼きプリンタルト
バニラエッセンスが香る、焼きプリンタルトのご紹介です。少し手間がかかりそうなプリンタルトですが、市販のミニタルト台を使えば手軽に作れますよ。牛乳や生クリームのコクを活かしたなめらかな焼きプリンは、サクサクなタルト生地と好相性。ついつい手が伸びてしまうおいしさです。おもてなしにも喜ばれる一品なので、ぜひ試してみてくださいね。
材料(6個分)
- 市販のミニタルト台・・・6個
- 牛乳・・・100ml
- 生クリーム・・・50ml
- 卵黄 (Mサイズ)・・・2個
- 砂糖・・・30g
- バニラエッセンス・・・3滴
作り方
準備.オーブンは180℃に予熱しておきます。 天板にクッキングシートを敷いておきます。
1.鍋に牛乳と生クリームを入れ混ぜ、弱火で沸騰直前まで加熱し、火から下ろします。
2.ボウルに卵黄、砂糖、バニラエッセンスを入れ混ぜます。1を少しずつ加え混ぜ合わせ、茶漉しで漉します。
3.市販のミニタルト台に、2を流し入れ、180℃のオーブンで焼き色がつくまで20分程焼きます。粗熱が取れたら、冷蔵庫で1時間程冷やします。
4.器に盛り付け完成です。
ちょっと贅沢なデザートでリッチな味わいを楽しもう!
いかがでしたか?今回は別腹のメカニズムと、ちょっと贅沢なデザートレシピをご紹介しました。高級感のあるデザートは、手作りのハードルがちょっと高く感じられますよね。でも、今回ご紹介したレシピを参考にすれば、自宅でも無理なくリッチな味わいのデザートをお楽しみいただけます。ぜひ作ってみてくださいね。