最終更新日 2023.9.25

ラムとマトンの違いって知ってる?それぞの特徴とおすすめレシピをご紹介!

ラムとマトンの違いって知ってる?それぞの特徴とおすすめレシピをご紹介!

ジンギスカンやカレーでおなじみの「ラム」と「マトン」。今回の記事ではそれぞれの特徴、味やにおいの違いについても詳しく解説していきます。さらに、海外では親しまれている羊肉「ホゲット」の特徴に加え、ラムやマトンの長所を活かしたおすすめレシピもご紹介していますよ。カレーやスタミナ焼き、ステーキなど簡単に作れるレシピばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。

  • 目次
  • ラムとは?マトンとは?
  • ラム
  • マトン
  • ラムとマトンの違いは?
  • ホゲットについても解説!
  • マトンのおすすめレシピをご紹介
  • ヨーグルトでまろやか マトンカレー
  • きのこの旨味たっぷり マトントマトカレー

ラムとは?マトンとは?

そもそも、ラムとマトンとはどのような食材なのでしょうか?それぞれの特徴をチェックしてみましょう。

ラム

ラムは、生後1年未満の子羊肉のことです。しかし、飼育の都合上で年齢がわからない場合は、永久門歯が生えていない羊の肉をラムと呼びます。

ちなみに、ラムの中でも生後2~3ヵ月以内のものは「ミルクラム」と呼ばれています。餌ではなく母乳のみで育ったミルクラムは、ほんのりと甘い香りがあってミルキーな味わい。毎年5~6月ごろにしか出回らず、一頭からとれる肉の量も少ないため、高級食材として知られています。

マトン

一方マトンは、生後2~7年ほどの羊肉もしくは永久門歯が3本以上生えている羊の肉のことを指します。独特のにおいがあり肉質も固めですが、旨味や脂がしっかりと感じられるので、羊肉を食べ慣れている方ほどマトンを好むことが多いんですよ。

ラムとマトンの違いは?

同じ羊肉であるラムとマトンですが、においや味、食感が大きく異なります。

ラムはにおいやクセがほとんどなく、味も淡白であっさりとしています。一方マトンは、羊肉特有のにおいが強く、脂がのっていて濃厚な旨味があります。また、生後間もない子羊のラムは肉質がやわらかく、大きく育ったマトンは固く引き締まって弾力のある肉質が特徴です。

羊肉を食べ慣れていない方はラムを、羊肉のコクや旨味を楽しみたい方はマトンを選ぶのがおすすめです。ラムとマトンそれぞれに違ったおいしさがあるので、食べ比べてみるのも楽しいですね。

以下の記事では、ラムやマトンを楽しめる「ジンギスカン」について解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

ジンギスカンとは?料理の特徴やおうちでのおいしい食べ方をご紹介

ホゲットについても解説!

ホゲットとは、ラムとマトンの中間にあたる羊肉のことで、生後1年~2年未満もしくは永久門歯が1~2本の羊の肉を指します。ラムとマトンそれぞれの長所・短所をバランスよく併せ持っていて、マトンほどにおいは強くなく、ラムよりも深みのある味わいが特徴です。

国や地域によってホゲットの定義に差があり、明確に区別することができません。そのため、輸入用の羊肉としてはほとんど扱われていないのが現状です。しかし、国産の羊肉の中にはホゲットとして売られているものもあるので、見かけたときにはぜひ味わってみてくださいね。

マトンのおすすめレシピをご紹介

さてここからは、ラムやマトンを使ったおすすめレシピをご紹介します。まずはマトンのレシピから。マトンには特有のにおいがあるので、タレに漬け込んだりスパイスを効かせたりするなど調理法を工夫するとにおいが軽減されて食べやすくなりますよ。

ヨーグルトでまろやか マトンカレー

ヨーグルトを入れてまろやかに仕上げたマトンカレーのレシピをご紹介します。マトン特有の風味と濃厚な旨味が溶け込んだカレーは、羊肉好きにはたまらないおいしさ!市販のカレールーを使うことで、少ない調味料でお手軽に作れますよ。

きのこの旨味たっぷり マトントマトカレー

いつもとひと味違うカレーを作りたいときにおすすめなのが、こちらのきのことマトンで作るトマトカレーです。トマトの酸味やガラムマサラの風味、生姜の香りでマトン特有のにおいを調整しているので、クセが抑えられて食べやすい味わいのカレーに仕上がりますよ。

マトンのスタミナ焼き

ごはんのおかわり必至!マトンのスタミナ焼きのレシピをご紹介します。味の決め手になる漬けダレには、まろやかな甘みのはちみつと風味よいオイスターソースを加えてコクたっぷりに仕上げました。付け合わせの野菜とも相性がよく、ついつい食べ過ぎてしまうおいしさですよ。

マトンチャプチェ

韓国料理の定番「チャプチェ」にマトンをプラスして作ってみました。つるんとした口当たりの麺と弾力のあるマトン、シャキシャキ食感の野菜がマッチして食べ応え抜群!甘辛い味つけでごはんがどんどん進みますよ。

マトンとセロリのカレー炒め

マトンとセロリの程よいクセがやみつきになる、簡単な炒め物のご紹介です。カレーの風味に、プチプチとしたクミンシードの食感が良いアクセントになります。羊肉好きの方にはぜひおすすめの一品です。お酒のおつまみにもいかがでしょうか。

ラムのおすすめレシピをご紹介

続いては、ラムを使ったおすすめレシピをご紹介します。やわらかくて味にクセのないラムは、さまざまな味つけでお楽しみいただけますよ。

ラム肉のしょうが焼き

お子様も大人の方も大好きな「生姜焼き」を、ラムを使ってアレンジしてみました。生姜と玉ねぎの風味が効いた甘辛タレにラムを漬け込むことで、中まで味がしっかりと染み込んでおいしく仕上がりますよ。がっつり食べたい日のメニューにぴったりの一品です。

シンプル ラム肉のステーキ

赤ワインのソースでいただくラム肉のステーキをご紹介します。ラムの風味とハーブソルトとニンニクの香り、赤ワインソースのコクが絶妙にマッチした、レストランで出てくるようなおしゃれな一品!おもてなしやパーティーに最適ですよ。

ラム肉のケバブ風サラダ丼

風味よいラムとみずみずしい生野菜を使った、ケバブ風サラダ丼はいかがでしょうか。ガラムマサラが効いたスパイシーで甘酸っぱいソースがラムや野菜とよく合い、箸が止まらなくなること間違いなし!とても簡単に作れるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

ホットプレートで おうちジンギスカン

ラムを使った料理で外せないのがジンギスカン!生姜とニンニクが香るタレに漬け込んだラムは、噛めば噛むほど味が出ておいしいですよ。ホットプレートをみんなで囲んで食べると、おいしさもひとしお!家族や友達と一緒に楽しみながらお召し上がりくださいね。

ラムチョップのアーモンドマスタードグリル

たっぷりとアーモンドを入れたソースをトッピングしてグリルした、レストランのメニューのような一品です。サクサクカリカリの食感がとてもよく、アーモンドの香ばしさがとてもおいしい、ラムチョップ のグリル、今夜のおかずにいかがでしょうか。

トースターで簡単 ラム肉のみそだれ焼き

甘辛い味のみそだれとラム肉がよく合う一品です。 トースター調理なので時間のない日でもパッと作れます。 おかずにはもちろん、ちょっと味を濃いめにすれば、おつまみとしても喜ばれますよ。 簡単ですので、ぜひお試しくださいね。

じっくり煮込むラムシチュー

コトコトじっくりと煮込んで、やわらかいラム肉をおいしくいただくシチューはいかがでしょうか。味つけはビーフシチューのルーを使って簡単に仕上げました。ちょっと特別な日の食卓にもぴったりのメニューです。ぜひおためしくださいね。

番外編 ジンギスカンのタレをおうちで手作り!

ジンギスカンを食べるときに欠かせない「ジンギスカンのタレ」。スーパーでも売っていますが、たまにはおうちで手作りしてみましょう!

手作りジンギスカンのタレ

フルーティーなりんごと香り高い香味野菜を使った、風味豊かなジンギスカンのタレのレシピをご紹介します。作り方はとても簡単で、材料をフードプロセッサーで撹拌するだけ!ラムやマトンにはもちろん、焼き野菜にもぴったりな味わいですよ。

ラムとマトンの特徴や違いを知っておいしく食べよう

今回は「ラム」と「マトン」の特徴や、味やにおいの違いについてご紹介しました。同じ羊肉でも、生後年数によって味やにおいが異なることがおわかりいただけたのではないでしょうか。味にクセのないラムはシンプルな味つけが向いていて、濃厚な旨味があるマトンはスパイスなどの刺激的な風味や濃い目の味つけにも負けません。それぞれの長所を活かした調理法で、ラムやマトンのおいしさを堪能してみてくださいね。

こちらもおすすめ
ジンギスカンだけじゃない!おうちで楽しむやわらかラム肉の絶品レシピ
ラム肉をご家庭でも気軽に楽しんでみませんか?最近では身近なスーパーでも鮮度の良いラム肉が出回っていて、クセもそれほど強くありません。調理方法とコツをおさえればとってもお手軽にラム肉を楽しめますよ。今回はさっとできて食卓も華やぐレシピを7つご紹介します。今夜はラム肉で決まりですね!
ジンギスカンだけじゃない!おうちで楽しむやわらかラム肉の絶品レシピ
2023.3.30 最終更新

人気のカテゴリ