2022.7.29

生クリームにも種類がある?それぞれの違いを詳しく解説

お菓子作りをはじめ、料理にも使われる「生クリーム」。売り場をのぞいてみると、さまざまな種類が置いてありますよね。そんな生クリームには原料や乳脂肪分などさまざまな違いがあることをご存知ですか?今回は、生クリームの種類や特徴、おすすめの使い分け方法について解説します。

  • 目次
  • 生クリームとは?どんな種類があるの?
  • 生クリームとホイップクリームは何が違うの?
  • それぞれのクリームの味わいは?
  • 生クリームのおすすめの使い分け
  • とろっと濃厚な味わい!生クリームを使ったおすすめ料理
  • 生クリームで作る 濃厚カルボナーラ
  • 鶏ときのこのトマトクリーム煮
  • レモン風味 鮭のきのこクリームソテー

生クリームとは?どんな種類があるの?

お菓子作りだけでなく料理にも使うことの多い生クリームですが、ここでは、そもそも生クリームとはどういったもので、どのような種類があるのか、それぞれの特徴について解説します。

■動物性生クリーム
クリームは生乳から乳脂肪を取り出したものです。乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)において「生乳、牛乳又は特別牛乳から乳脂肪分以外の成分を除去し、乳脂肪分を18.0%以上にしたもの」と定義されています。

実際スーパーなどでは原材料が牛乳以外の生クリームも売られていますが、それを区別するために牛乳からできているものはパッケージに「純生クリーム」と表示されていることもあります。

■クリームに乳化剤や安定剤を加えたもの
動物性の脂肪分が使われているため生クリームと同じような味わいになりますが、乳化剤や安定剤が加わることで分離しにくく、ホイップするときに扱いやすいというメリットがあります。

■コンパウンドクリーム
コンパウンドクリームとは、乳脂肪に植物性脂肪を加えたもののこと。動物性の乳脂肪とヤシやパーム、大豆の油など植物性の脂肪分を加えて作られることが多いようです。生乳100%の生クリームよりも風味は弱いですが、口当たりが軽いのが特徴で、安価で購入できます。

■植物性脂肪のみのもの
生クリームは動物性の乳脂肪のみを使って作られるのに対し、植物性脂肪のみで作られたクリームもあります。植物性のみのクリームはパーム油やヤシ油などが原料で、動物性の乳脂肪を使ったものと比べると風味や口当たりが軽く、さっぱりとした味わいが特徴です。

生クリームとホイップクリームは何が違うの?

スーパーに行くとパッケージに「ホイップ」や「フレッシュ」と書かれたクリームが生クリームと一緒に置いてありますが、これらはホイップクリームに分類されるものです。

「ホイップ」とは英語で「泡立てる」という意味なので、泡立てたクリームのことをホイップクリームと思っている方も多いかもしれませんが、乳脂肪分をすべて植物性の脂肪分に置き換えた「植物性の生クリーム」を指す場合もあります。

生乳や牛乳を原料としている場合は生クリーム、植物性の原料を使用している場合はホイップクリームと覚えておくとわかりやすいですね。

それぞれのクリームの味わいは?

生クリームは含まれている乳脂肪分の違いによって味わいが異なります。ここでは乳脂肪分35%の生クリームと植物性脂肪分40%のホイップクリームを泡立てたときの味わいや見た目の違いをご紹介します。

■乳脂肪分35%の生クリーム
<味わい>
泡立てた生クリームは空気を含んだふわふわの食感。口に入れるとクリームがすーっと溶けていきます。また、ホイップクリームにはないミルクのコクと香りが感じられ、乳製品特有の風味を堪能できます。

<色>
生クリームは生成のようなうっすらと黄色がかった色をしています。白さを求める料理やお菓子を作る場合には向いていませんが、温かみを感じる見た目にしたいときは生クリームを使うのがおすすめです。

<見た目>
クリームは乳脂肪分が高いものほどなめらかでつやのあるものに仕上がります。絞りだしたクリームは角が丸くやわらかな印象があり、形のキープ力はやや弱いです。泡立てすぎるとぼそぼそとした見た目になるので気をつけましょう。

■植物性脂肪40%のホイップクリーム
<味わい>
生クリームと比べると密度が高くもったりとしたなめらかな食感。その割にはキレがよく、生クリームよりあっさりとした味わいです。ミルク特有の香りや風味を抑えたい方はこちらを使ってみてくださいね。

<色>
泡立てたホイップクリームの色はほぼ真っ白。生クリームのように黄色がかっていないので、お菓子を白く仕上げたい場合はホイップクリームを使うのがおすすめです。

<見た目>
ホイップクリームは生クリームよりも形を保ちやすい特徴があります。デコレーションの形をできるだけ長く保ちたいときは、かたさの変わりにくいホイップクリームが作業に向いています。

生クリームのおすすめの使い分け

生クリームは乳脂肪分によって使い分けるのがおすすめです。

■乳脂肪18~30%のもの:コーヒーなどの飲み物に
さっぱりとした味わいで脂肪分が少なく熱に弱いため、コーヒーや紅茶などの温かい飲み物に合わせるのがおすすめです。

■乳脂肪35~50%のもの:お菓子や料理に
デコレーションなどに使いたい場合は、乳脂肪分が35〜50%のものがおすすめです。さっぱりとした味わいに仕上げたいときは40%以下のもの、40%以上の乳脂肪分が多いものを使うと濃厚な味わいのお菓子に仕上がりますよ。

とろっと濃厚な味わい!生クリームを使ったおすすめ料理

生クリームの種類や特徴が分かったところで、ここからは生クリームを使ったおすすめの料理をご紹介します。毎日の献立に取り入れやすいカルボナーラやトマトクリーム煮など、まろやかでクリーミーな味わいの絶品レシピばかり!ぜひ作ってみてくださいね。

生クリームで作る 濃厚カルボナーラ

幅広い年代に人気のカルボナーラを、生クリームを使って濃厚に仕上げました。卵、生クリーム、粉チーズで作るソースはこってりとした味わいで、やみつきになること間違いなし!カルボナーラソースは失敗しやすく難しいイメージがありますが、このレシピではベーコンを炒めたあとにゆでたパスタを入れてソースを絡めています。ソースにゆっくり火が入るので失敗しにくいですよ。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。

鶏ときのこのトマトクリーム煮

パスタにもごはんにもよく合う、こっくりおいしいトマトクリーム煮を作ってみませんか?鶏肉としめじ、マッシュルームなど、手に入りやすい食材で作れるうれしいレシピです。トマトの酸味が生クリームを加えることでマイルドになり、さらにコク深い味わいを楽しめます。材料さえ揃えれば手軽に作れるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

こちらのレシピは白ワインを使用しております。加熱の状態によってはアルコールが含まれる可能性がありますので、お子様やアルコールに弱い方、妊娠中の方、授乳中の方はご注意ください。また、運転時、スポーツ時、入浴時はアルコールの摂取をお控えください。

レモン風味 鮭のきのこクリームソテー

バターの風味が香ばしい鮭のムニエルを、きのこの旨味が溶け込んだクリームソースで煮込みました。こちらのレシピのクリームソースは仕上げにレモン汁を加えているので、さわやかな香りがプラスされ、濃厚でありながらもさっぱりといただくことができますよ。鮭をソテーした後に残った脂できのこを炒めるのがおいしく仕上げるコツ!塩鮭を使っているので用意する調味料の種類が少なく、簡単に作れるのもうれしいですね。

こちらのレシピは白ワインを使用しております。加熱の状態によってはアルコールが含まれる可能性がありますので、お子様やアルコールに弱い方、妊娠中の方、授乳中の方はご注意ください。また、運転時、スポーツ時、入浴時はアルコールの摂取をお控えください。

玉ねぎオムレツのきのこクリームソースがけ

玉ねぎの甘みが加わったふわふわのオムレツに、きのこのクリームソースをかけてリッチな味わいに仕上げました。クリームソースにはしいたけとエリンギを加えて食感と旨味をプラス!食べ応えも増して、満足度の高い一品に仕上がります。このレシピではオムレツにも生クリームを使っているので、ふわふわでコクのある味わいを楽しめますよ。クリームソースは、バターライスで作るオムライスにかけてもおいしくいただけますので、アレンジも楽しんでみてくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方はしっかりと加熱し、卵の生食を避けてください。

ふんわりリッチな仕上がり!生クリームを使ったおすすめスイーツ

続いては、生クリームを使ったスイーツレシピのご紹介です。どのレシピも手軽に作れますが、リッチな味わいをお楽しみいただけます。ぜひチャレンジして、至福のティータイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。

ふわとろ キャラメルナッツパンケーキ

ふわふわのパンケーキに泡立てた生クリームとキャラメルソースをかけて、インパクトのある見た目に仕上げました。生地に無糖ヨーグルトとメレンゲを加えることで、いつものパンケーキがしっとりとふわふわ食感に仕上がります。メレンゲの泡はつぶれやすいので、生地を作ったらすぐに焼くのがおすすめです。パンケーキに生クリームとキャラメルソースをたっぷり絡めてお召し上がりくださいね。

ごろごろ栗の抹茶ロールケーキ

生クリームと栗の甘露煮を混ぜ込んで、抹茶の生地で巻いた和風ロールケーキをご紹介します。なめらかなクリームとふわっとした生地に、栗の食感がアクセントになっていて絶品ですよ!生地を巻いた後は冷蔵庫で1時間ほど休ませることによって生地とクリームがなじみ、しっとりおいしくいただけます。秋が旬の栗ですが、甘露煮を使えば年中楽しめるのもうれしいですね。コーヒーはもちろん、紅茶や緑茶とも相性抜群なので、ティータイムのお供にぜひ作ってみてください。

HMで簡単 生クリームパウンドケーキ

ホットケーキミックスを使って簡単にパウンドケーキを作ってみましょう!泡立てた生クリームを加えることでふわっとした食感に仕上がります。ホットケーキミックスを使うことで失敗も少ないので、お菓子作り初心者の方にもおすすめのレシピです!ホットケーキミックスを入れてからは粘りが出ないようにさっくりと軽く混ぜ合わせるのがおいしく作るポイント。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

材料3つで簡単 生チョコ

使う材料はたったの3つ!簡単に作れる生チョコレシピは、ぜひ試していただきたい一品です。温めた生クリームに刻んだチョコレートを加えて冷やし固めるだけの簡単レシピですが、一口食べれば口の中でとろけるなめらかな生チョコができあがります。ココアパウダーをかけることで、ほろ苦さがプラスされバランスのよい味わいに仕上がりますよ。普段のおやつやおもてなしにおすすめの一品です。

ロイヤルミルクティーのパンナコッタ

濃い目に煮出した紅茶に生クリームと牛乳を加え、ミルキーで濃厚な口当たりのパンナコッタに仕上げました。粉ゼラチンを使って冷蔵庫で冷やし固めるだけなので手軽に作ることができますよ。紅茶の華やかな香りとなめらかな口どけ、まったりとした味わいは手作りならでは。最後にホイップとミントを添えることによって、よりリッチな見た目の一品に仕上がりますよ。

簡単 あずきアイス

生クリームとこしあん、練乳を混ぜ合わせて冷凍庫で冷やすだけ!とっても簡単に作れるあずきアイスをご紹介します。生クリームをたっぷり使っているので、濃厚な味わいに仕上がりますよ。冷凍庫で冷やすときは途中で一度混ぜ合わせることによって空気を含みふわっとした食感に。あんこはこしあんだとなめらかな味わいに仕上がり、つぶあんだと食感も楽しめるのでお好みに合わせて作ってみてくださいね。

生クリームは用途や目的に合わせて使い分けよう

生クリームの種類や特徴、おすすめのレシピをご紹介しました。生クリームは生乳や牛乳を原料にした乳脂肪分18%以上のクリーム、ホイップクリームは植物性油脂と動物性油脂を混ぜたもの、もしくは植物性油脂のみを使用したクリームです。 どちらも味わいや見た目に特徴があるので、用途や目的によって使い分けてみましょう。今回ご紹介したレシピもぜひ作ってみてくださいね。

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