焼いても煮ても揚げてもおいしいナス。そんなナスがいちばん多く採れる都道府県は、いったいどこでしょうか?今回は、ナスの収穫量が多い都道府県をランキング形式でご紹介します。ランキングのあとには、ナスを使ったおいしいおかずレシピもご紹介しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。
日本でいちばん“ナス”を作っているのはどこ?3位群馬県、2位は熊本県、ダントツ1位になったのは…
ランキングの発表!
さっそくランキングの発表です!このランキングは、農林水産省の調査を参考に作成しました。年間のナス収穫量を比べています。どこが1位か、ぜひ予想してみてくださいね。
第5位・・・福岡県 17,500 t
第4位・・・茨城県 17,900 t
第3位・・・群馬県 28,500 t
第2位・・・熊本県 33,400 t
気になる第1位は...。
第1位・・・高知県 40,600 t
第1位は高知県でした!ナスは基本的には夏の野菜ですが、高知県ではハウス栽培が盛んで、秋から翌年の夏にかけて長い期間収穫できるんだそうですよ。
インド生まれのナスが日本に伝わってきたのは、奈良時代だといわれています。日本のさまざまな地域で作られていくうちに、地域によって形の違うナスが作られるようになったんだそう。関東地方では卵型で小さめのもの、東海地方から西日本にかけてはそれよりも少し大きめのナスがよく作られています。北信越や東北では丸いナス、九州では長いナスがたくさん作られていますよ。
ナスのおいしいおかずレシピをご紹介!
さてここからはランキングにちなんで、ナスを使ったおいしいおかずレシピをご紹介します。コクのある味つけでごはんが進む「ナスとエビのオイスターソース炒め」や、電子レンジでパパッとお作りいただける「ごまポンダレの焼きナス風」など、これから旬を迎えるナスの絶品おかずばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.ナスとエビのオイスターソース炒め
オイスターソースのコクがたまらない、ナスとエビの炒め物のレシピをご紹介します。旨みたっぷりのエビとやわらかくジューシーなナスにオイスターソースが絡んで、白いごはんが進みますよ。エビはお好みで、豚肉や鶏肉に変えてもおいしくお作りいただけます。晩ごはんのメインに悩んだら、ぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- ナス・・・2本
- 水 (さらす用)・・・適量
- エビ (殻つき)・・・200g
- (A)料理酒・・・大さじ1
- (A)塩・・・ひとつまみ
- 片栗粉・・・大さじ1
合わせダレ
- オイスターソース・・・小さじ2
- 砂糖・・・小さじ1
- 鶏ガラスープの素・・・小さじ1
- ごま油・・・大さじ2
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
準備.エビは、殻をむき背ワタを取り除いておきます。
1.ナスはヘタを切り落とし、乱切りにします。水を張ったボウルに入れ5分程さらし、水気を切ります。
2.ボウルにエビを入れ、(A)をもみこみ、片栗粉をまぶします。
3.別のボウルに合わせダレの材料を入れ、混ぜ合わせます。
4.中火で熱したフライパンにごま油の半量をひき、2を入れエビの色が変わるまで炒め一度取り出します。
5.同じフライパンに残りのごま油をひき、1を入れナスがしんなりするまで中火で炒めます。4を戻し入れて炒め合わせ、3を加えエビに火が通ったら火から下ろします。
6.お皿に盛り付け、小ねぎを散らして完成です。
2.簡単 ナスと厚揚げのさっぱり煮
暑い季節にぴったりの、ナスと厚揚げのさっぱり煮はいかがでしょうか?酢の酸味が効いていて、食べはじめたらきっと止まらなくなってしまいますよ。ごま油のコクや生姜のさわやかな風味も、いいアクセントになっています。厚揚げや豚ひき肉の旨みをナスがたっぷり吸って、食べごたえもありますよ。
材料(2人前)
- ナス・・・2本
- 厚揚げ (200g)・・・1枚
- 豚ひき肉・・・100g
- すりおろし生姜・・・小さじ1/2
- (A)しょうゆ・・・大さじ2
- (A)酢・・・大さじ2
- (A)みりん・・・大さじ2
- ごま油・・・大さじ1
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
1.ナスはヘタを切り落とし、乱切りにします。厚揚げは半分切り、さらに3cm幅に切ります。
2.中火で熱したフライパンにごま油をひき、すりおろし生姜を炒めます。香りが立ったら豚ひき肉を加えて炒めます。
3.豚ひき肉の色が変わったら、1、(A)を加え、蓋をして中火で10分ほど煮ます。
4.全体に味が染みこんだら火から下ろし、器に盛り付け、小ねぎをのせて完成です。
3.電子レンジで ごまポンダレの焼きナス風
電子レンジを使って簡単にお作りいただける、ごまポンダレの焼きナス風のレシピをご紹介します。焼き網やグリルを使わずに、気軽に焼きナス風の味わいを楽しみいただける一品です。白すりごまやごま油の香ばしさを効かせたポン酢がナスに染みて、お箸が止まらなくなるおいしさですよ。あと一品ほしいというときに、ぜひどうぞ。
材料(2人前)
- ナス (計160g)・・・2本
- 水 (さらす用)・・・適量
タレ
- ポン酢・・・大さじ1
- 白すりごま・・・小さじ1
- ごま油・・・小さじ1
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
1.ナスはヘタを切り落とし、皮をピーラーでむきます。水に3分程さらして水気を切ります。
2.ラップで1本ずつ包み、耐熱皿にのせ、600Wの電子レンジでナスがやわらかくなるまで3分程加熱します。
3.粗熱を取り、一口大に割きます。
4.ボウルにタレの材料を入れて混ぜ合わせます。
5.器に3を盛り付け、4をかけ、小ねぎを散らして完成です。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。
旬のナスを楽しもう!
いかがでしたか?今回はナスの収穫量ランキングと、ランキングにちなんでナスを使ったおいしいおかずレシピをご紹介しました。ナスはいろいろな旨みを吸いやすく、ジュワッと口の中においしさが広がります。旬のナスを、ぜひおうちでおいしく召し上がってくださいね。
[出典] 「令和4年産作況調査(ナス)」 (農林水産省)をもとに作成