最終更新日 2023.3.30

全国のおすすめ「お雑煮」レシピ5選!由来や基本の作り方も紹介

全国のおすすめ「お雑煮」レシピ5選!由来や基本の作り方も紹介

お正月に食べたい定番料理「お雑煮」のレシピをご紹介します。お雑煮は縁起のよい料理で、地域によって具材や味つけが異なるのが特徴です。今回は地域ごとの特色を活かしたお雑煮のレシピを集めました。お正月にお雑煮が食べられるようになった由来も解説します。ぜひこの機会に、普段とは一味違うほかの地域のお雑煮も試してみませんか?

  • 目次
  • お雑煮は地域によって異なる味わいが特徴
  • お正月にお雑煮を食べる由来は?
  • おすすめのお雑煮レシピ5選!
  • 出汁から作る お雑煮
  • 具材たっぷり関東風お雑煮
  • こっくり甘い 白みそのお雑煮
  • かつお菜たっぷり 博多雑煮風
  • 白みそ仕立ての具雑煮風

お雑煮は地域によって異なる味わいが特徴

お雑煮に使う具材やお餅は地域によってさまざまで、家庭によっても異なります。すまし汁に角餅を入れた関東風のお雑煮や、白みそ仕立てに丸餅がを使った関西風のお雑煮が代表的です。そのほかにも、新潟では鮭とイクラを入れたり、広島ではカキを入れたりとその地域の特産品が使われることが多く、バリエーション豊かなお雑煮が存在します。

関東や関西のお雑煮についてもっと知りたい方はこちら!

お正月にお雑煮を食べる由来は?

なぜお正月にお雑煮が食べられるようになったのでしょうか?その起源は室町時代にまで遡り、当時お雑煮はお正月だけではなく年を通してお祝いの席で食べられていました。後にその土地で収穫された食材を大晦日に神様に捧げ、翌日(元日)にそのお下がりをお雑煮にしていただくことで「神様の恩恵をいただく縁起のよい料理」として、お正月にお雑煮を食べる風習が根付いたそうです。

おすすめのお雑煮レシピ5選!

お雑煮の特徴や由来がわかったところで、お雑煮のレシピをチェックしてみましょう!今回は基本のお雑煮の作り方から具だくさんの鍋風のお雑煮まで、さまざまなお雑煮のレシピをご紹介します。ぜひお正月に作ってみてくださいね。

出汁から作る お雑煮

まずは、香り高いかつおダシから作る関東風のお雑煮はいかがでしょうか。具材のかまぼこは「結びかまぼこ」にすることで、「縁を結ぶ」という意味の縁起物になります。里芋とにんじんもていねいに飾り切りにすることで、見た目にも上品でお正月らしい仕上がりになります。香ばしく焼いたお餅にダシがじんわりと染みわたる、シンプルながらも贅沢な風味をぜひ味わってっみてくださいね。

具材たっぷり関東風お雑煮

鶏肉、大根、にんじんなどの定番の具材がたっぷり入った関東風のお雑煮です。お手軽に顆粒和風ダシを使いますが、鶏肉や野菜のうま味が染み出た汁はコクがあり食べ応えも十分。まずは焼いたお餅をお椀に入れてからその周りに具材を彩りよく並べていくことで、見た目にもきれいに盛り付けることができます。具材は小松菜や里芋、三つ葉などお好みの野菜でアレンジしても美味しいですよ。とても簡単に作ることができるので、初めてお雑煮を作るという方におすすめです。

こっくり甘い 白みそのお雑煮

関西では、丸餅を使った白みそ仕立てのお雑煮が定番です。白みそのこっくりと甘い風味を活かすために、シンプルに昆布ダシで仕上げました。具材の丸餅、大根、にんじん、里芋は丸く形を揃えることで、「円満」を意味する縁起物になります。こちらのレシピでは丸餅を焼いていますが、白みそを加える前にダシで柔らかくゆでるととろけるような柔らかさが楽しめます。京都風に粉山椒をふって、ピリリと爽やかな香りを楽しむのもおすすめですよ。

かつお菜たっぷり 博多雑煮風

「かつお菜」は福岡名産の高菜の一種で、かつおのダシがなくても美味しいと言われるくらいうま味の濃い野菜です。博多雑煮にはあごダシ、丸餅、かつお菜が使われるのが特徴で、出世魚であるブリが入れられることもあります。かつお菜はそのうま味を活かすために、下ゆではせずにダシでサッとゆでるのがポイントです。たっぷりのうま味が効いたじんわりやさしい味わいを、ぜひお楽しみください。

白みそ仕立ての具雑煮風

最後にご紹介するのは、長崎島原地方で食べられている「具雑煮」です。具雑煮はあごダシに丸餅、鶏肉、かまぼこ、白菜、レンコンなどの具材を10種類以上加えるのが特徴で、大きな土鍋で作って取り分けながらいただきます。具材はお肉と魚介の両方が使われることが多く、海と山に囲まれた長崎ならではの贅沢な味わいです。鍋のようにみんなで囲めば、心も身体もほっこり温まりそうですね。お正月だけではなく、お祝い事やハレの日にもいかがでしょうか。

いろいろな地域のお雑煮を試してみよう

いかがでしたか?お雑煮は地域によって具材や味付けが異なり、さまざまな特徴があります。ご家庭の定番の味だけではなく、たまにはいつもとは一味違ったお雑煮を試してみるのも楽しいですよ。お正月にいただくイメージのお雑煮ですが、ほっこりと温かいものが食べたくなったときにもぜひ作ってみてくださいね。

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