濃厚でクリーミーなバターは、料理やお菓子作りには欠かせない食材。コクや風味をプラスするのに大活躍してくれますよね。常温に戻して使うことが多いですが、ケーキやマフィンなどの焼き菓子レシピでは「溶かしバター」が使われることも多いです。
お菓子作りの必需品!「溶かしバター」の作り方と活用レシピ
- 目次
- どうやって使う?「溶かしバター」はお菓子作りや料理に大活躍!
- 溶かしバターとは?澄ましバター、焦がしバターとの違いもチェック!
- 何故溶かしバターを使うの?
- 動画でチェック!溶かしバターの手軽な作り方
- 溶かしバターの作り方
- バターの香りが絶品!溶かしバターを使ったレシピ
- プレゼントに!いちごのマドレーヌ
- カッテージチーズでベイクドチーズケーキ
どうやって使う?「溶かしバター」はお菓子作りや料理に大活躍!
そこで今回は、溶かしバターにまつわる豆知識や正しい作り方、さらに溶かしバターを使ったおいしいレシピを厳選してご紹介します。
溶かしバターとは?澄ましバター、焦がしバターとの違いもチェック!
バターを溶かして液体状にした「溶かしバター」。ケーキやマフィンなど焼き菓子に使われることが多いですよね。
「バターを溶かしただけのもの」というイメージがあるかもしれませんが、実は溶かしたバターにも種類があるのです。以下で詳しく見てみましょう。
■溶かしバター
一般的に「溶かしバター」というと、バターをただそのまま溶かしただけのものを指します。お菓子作りで最もよく使われているのがこの溶かしバターで、クッキーやケーキ、マドレーヌやマフィンなどを作る際によく使われています。
■澄ましバター
溶かしバターの上澄みのみを取り分けた部分が「澄ましバター」です。乳固形分が取り除かれた溶かしバターは澄んだ黄色で、純粋な乳脂肪のみであるため、焦げないというメリットがあります。
普通のサラダ油のように使えるうえに、バターの風味もつけられるため、主に料理に使われています。
■焦がしバター
溶かしバターをさらに加熱し、褐色に色づくまで焦がしたものが「焦がしバター」です。もともとのバターの風味にさらに香ばしさも加わっているのが特徴で、主にフィナンシェなどの焼き菓子に使われています。
何故溶かしバターを使うの?
バターをそのまま使うのではなく、温めて溶かしバターにしてから使うのは、バターを液状にすることで、ほかの材料となじみやすくするためです。
ただ、クッキーやケーキなどを作る場合、アツアツの状態の溶かしバターを使うと生地全体の温度が上がってしまうため、60℃くらいまで温度を下げてからほかの材料と混ぜ合わせるようにしましょう。
動画でチェック!溶かしバターの手軽な作り方
手軽に溶かしバターを作る方法を2種類ご紹介します。作りやすい方法で作ってみてくださいね。
溶かしバターの作り方
■電子レンジで作る場合
1.少し大きめの耐熱ボウルに無塩バターを入れます。
2.ふんわりとラップをし、600Wの電子レンジで20秒程度加熱します。
3.様子を見ながら10秒ずつ加熱を調整し、液体になったら完成です。
■湯せんで作る場合
1.お湯を入れたボウルに、無塩バターが入ったボウルを重ねます。
2.ゴムベラで軽く混ぜながら、液体になるまで溶かします。
バターの香りが絶品!溶かしバターを使ったレシピ
さてここからは、溶かしバターを使って作る絶品レシピをご紹介します。焼き菓子だけでなく、おつまみにぴったりな一品もピックアップしました。バターの風味を感じられるレシピばかりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
プレゼントに!いちごのマドレーヌ
溶かしバターを使って作る定番の焼き菓子といえば、マドレーヌ。このレシピでは、バターの香りがたまらないマドレーヌ生地に、甘酸っぱいストロベリーパウダーを加えて焼き上げました。見た目もかわいらしくて、プレゼントにもぴったりですよ!
カッテージチーズでベイクドチーズケーキ
チーズケーキの土台作りにも、溶かしバターは大活躍!砕いたクッキーに溶かしバターを混ぜ、型にしっかりと敷き詰めて冷やし固めることで、しっとりとしたおいしい土台ができあがります。カッテージチーズを使ったあっさり味のチーズケーキとも相性抜群ですよ。
オートミールとレーズンのクッキー
オートミールとレーズンのクッキーです。材料を混ぜ合わせ、オーブンで焼くだけなので、とても簡単にお作りいただけますよ。バターの風味がよく、オートミールのザクザク食感がクセになるおいしさです!
3種のチーズ春巻き
3種類のチーズがとろける春巻きです。春巻きの皮に、溶かし有塩バターを塗ることでパリッと香ばしく焼き上がりますよ。チーズの塩気とはちみつの甘みの相性がよく、お酒のおつまみにもぴったりの一品です。
溶かしバターを上手に使い分けてワンランク上の仕上がりに!
いかがでしたか?バターはパンやお菓子に作りには欠かせない、風味豊かな食材です。なかでも溶かしバターは、焼き菓子作りで大活躍しますので、作り方を知っておくととても便利ですよ。
また、溶かしバター、澄ましバター、焦がしバターの違いを知り、上手に使い分けることで、バターの新しい魅力に気づけるかもしれません。
クラシルでは溶かしバターを使ったおいしいレシピもたくさんご紹介していますので、ぜひご自宅で作って楽しんでみてくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。