料理だけでなく、お菓子やパン作りの際にもよく見かける「ねかせる」という調理工程。「食材を置いておくこと」だとなんとなく知ってはいるものの、どういった効果があるのか詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。
仕上がりにも味にも差が出る!料理の基本「ねかせる」ってどういうこと?
- 目次
- ねかせるとどんな効果があるの?
- 食材を「ねかせる」とは?その理由をチェック
- パンやお菓子も「ねかせる」ことが重要!
- ねかせておいしい!おすすめレシピ
- ネギ塩豆腐
- 基本の 手羽元唐揚げ
- 板チョコを練りこんだ ダブルチョコレートクッキー
- パンの作り方
ねかせるとどんな効果があるの?
そこで今回は、そんな「ねかせる」理由や効果とそのポイントを解説します。さらに、ねかせて作るおいしいレシピもあわせてご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
食材を「ねかせる」とは?その理由をチェック
食材を「ねかせる」とは、材料に下味をつけ、味をなじませるためにしばらく置いておくことを指します。また食材以外にも、ソースやタレを作った際、味を落ち着かせるために置いておくこともあります。
ねかせることで、食材に調味料を浸透させるだけでなく、食材をやわらかくしたり、熟成させる効果もあるんですよ。
パンやお菓子も「ねかせる」ことが重要!
パンやお菓子作りにも「ねかせる」という工程があります。生地の材料となる粉や水を混ぜてこねたあと、数分~一晩ねかせることで、生地が流れることなく扱いやすい状態にすることができます。レシピによっては「休ませる」と表記される場合もあり、パン作りの際は「ベンチタイム」と呼ばれることもあります。
ねかせる工程は、食感や味にも影響を及ぼします。特に、グルテンが含まれる場合、ねかせることで生地を落ち着かせ、焼き上がりがかたくなるのを防ぎます。また、生地の中の水分や、砂糖などの溶けにくい材料が浸透し、ムラのない味と食感に仕上がります。 時間はかかりますが、おいしさをアップさせるためにぜひ取り入れてみてください。
ねかせておいしい!おすすめレシピ
さてここからは、ねかせることでぐっとおいしくなるレシピをご紹介します。パンやスイーツだけでなく、お酒にもごはんによく合うおかずレシピもピックアップしているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ネギ塩豆腐
絹ごし豆腐に塩をなじませて一晩置くと、ほどよく水分が抜けてまるでチーズのような食感になりますよ。しらすの塩気、ねぎとごま油の風味がよく合い、お酒のおつまみにもぴったりです。
基本の 手羽元唐揚げ
しょうゆベースの基本の手羽元唐揚げです。衣のサクサク食感と、ジュワッと広がる肉汁に、手が止まらなくなります。調味料に漬け込んで30分ほどねかせることで中まで味が染みて、おいしく仕上がりますよ。
板チョコを練りこんだ ダブルチョコレートクッキー
板チョコをまるまる1枚練りこんだ贅沢なクッキーです。チョコチップも入っているので、チョコを存分に味わうことができ、ザクザクとした食感もクセにになります。切りやすくするためにも、ねかせて生地を落ち着かせてくださいね。
パンの作り方
基本のパンの作り方です。一見難しそうなパン作りですが、ポイントをおさえればご家庭でも簡単に本格的なパンが作れますよ。焼く前に生地を休ませることで、ふっくらとした食感のパンに仕上がりますよ。ぬれたふきんをかけ、乾燥を防ぐのを忘れないようにしてくださいね。
上手にねかせておいしさをアップさせよう!
今回は「ねかせる」という工程やその理由をご紹介しました。ただ食材や調味料を置いておくだけで、味や食感、そして見た目にも大きな違いが出るこの工程。そのひと手間をマスターして、よりおいしさをアップさせましょう。
クラシルでは、今回ご紹介した以外にも、ねかせておいしくなるレシピを多数掲載しています。ぜひ、参考にしてくださいね。