最終更新日 2023.3.30

ゴマの香りが食欲をそそる!根菜たっぷりけんちん汁のレシピ5選

ゴマの香りが食欲をそそる!根菜たっぷりけんちん汁のレシピ5選

けんちん汁は精進料理だった!出汁の旨味がおいしい素朴な味わい

けんちん汁とは大根やごぼう、里芋や人参などの根菜類、こんにゃくや豆腐などをごま油で炒めて、出汁を加えて煮込み、醤油で味を調えた料理です。

元々けんちん汁は「精進料理」として親しまれ、具材に鶏肉や豚肉、魚などは使いませんでした。出汁もかつお節や煮干しではなく、昆布や椎茸から取ったものを使っていたようです。

ところで「けんちん汁」という名前、変わっているなとは思いませんか?けんちん汁は漢字で書くと「巻繊汁」となります。これは「刻んだ野菜に豆腐を混ぜて炒めたものを、油揚げや湯葉で巻いて揚げた料理」のことで、これになぞらえたともいわれています。

その他にも、「建長寺」の修行僧がけんちん汁を作っていたことから、「建長汁」がなまったことで「けんちん汁」と呼ばれるようになったとの説もあります。

いずれの説も興味深いものですね。ここからは、けんちん汁のアレンジレシピを5つご紹介します。

まずは基本のけんちん汁の作り方を覚えよう

けんちん汁に使う根菜類は、大根、里芋、にんじん、ごぼう、れんこん、椎茸が基本です。ご家庭によってはここに、小松菜や白菜などの葉物野菜を加える場合もあるでしょう。

いずれも基本の味付けは醤油味で、出汁は昆布や椎茸ですが、こちらのレシピでは顆粒和風だしを使っています。

今は市販の顆粒出汁でも、本格的な出汁に負けないくらい、おいしく仕上がりますよね。

里芋の皮をむくのが大変なときは、事前に皮がついたままの里芋を、5分ほど茹でるとつるんと皮がむけるのでお試しください。

うどんを入れて腹持ちアップ!素朴なおいしさけんちんうどん

こちらのレシピはけんちん汁にうどんをプラスして、さらに腹持ちをよくした料理です。けんちん汁の素朴な味わいは、うどんとぴったり!こちらのレシピでは鶏肉が使われているので、旨味がアップ。ちくわも加えて子供が喜びそうなレシピになっています。メインとしてはもちろん、夜食にも重宝しそうなけんちんうどんです。

柚子の香りがさっぱりしておいしい!とろみをつけたけんちん汁

こちらのけんちん汁も鶏肉を使って食べ応えのある仕上がりです。白菜をたっぷり使っているので、これだけでもとろとろになっておいしいですが、ここに水溶き片栗粉を加えることによって、さらにとろみが増してボリュームたっぷり。

汁物としても楽しめますし、もっと煮詰めてあんかけにすれば、ご飯にかけてもおいしいメイン料理となります。仕上げに柚子をパラッと振ってアクセントに。

無病息災!福豆を使った味噌味のけんちん汁

こちらのけんちん汁は味噌をベースに味付けしているので、一緒に入れる福豆の味をさらに引き立てています。

節分の時にあまった豆を食べきれないときに作ると、無病息災を願いながら、おいしいけんちん汁も楽しめていいですよね。

福豆は、干し椎茸と昆布と一緒にぬるま湯につけて、2時間おいておくだけで、旨味のある出汁が取れる上、とても柔らかくなります。節分の時にはぜひ作って欲しいけんちん汁です。

年越しそばにも重宝!めんつゆを使って時短けんちん汁

けんちん汁にうどんを入れた「けんちんうどん」の他にも、お蕎麦を入れれば年越しそばにも使えて便利。こちらのレシピは、味付けにめんつゆを使っているので、出汁を取る手間も省ける時短けんちん汁です。

お蕎麦は別に茹でてどんぶりに入れてから、作りたてのけんちん汁をそっとかけてください。かまぼこの色合いが鮮やかな、見た目にもきれいなけんちん蕎麦の出来上がりです。

素朴な味わいのけんちん汁で体もぽかぽかに!

たくさんの根菜を使って作るけんちん汁は、寒いときに食べるとぽかぽか身体も温まりますよね。今回ご紹介した様々なけんちん汁は、鶏肉や豚肉を使ったレシピや、味噌味のものあり、うどんやお蕎麦を入れて、さらにボリュームアップしたものまで盛りだくさんです。

ほっこりと素朴な味わいがおいしいけんちん汁、ぜひ作ってみてください。クラシルでは、その他にもけんちん汁のアレンジレシピがたくさんあります。参考にしてみてくださいね。

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