最終更新日 2023.3.30

「苦味の有無がヒント!?」原料は"茶色い"カカオ豆なのに、ホワイトチョコレートはどうして「白い」のか?

「苦味の有無がヒント!?」原料は"茶色い"カカオ豆なのに、ホワイトチョコレートはどうして「白い」のか?

チョコレートにはビターチョコレートやミルクチョコレートなど種類がありますよね。なかでも唯一、色がまったく異なる「ホワイトチョコレート」。ホワイトチョコレートはなぜ白いのでしょうか。今回は、ホワイトチョコレートは本当にチョコレートなのか?その謎に関する豆知識をご紹介します!ぜひ最後までご覧くださいね。

ホワイトチョコレートはなぜ白いの?

そもそも、チョコレートは何から作られているのでしょうか?

チョコレートの主な原料はカカオ豆です。これはご存じの方も多いですよね。カカオ豆をペースト状にしたものをカカオマスといい、そのカカオマスからは油脂分のココアバター(乳白色)と、ココアパウダー(茶色)のふたつが分離されます。

ミルクチョコレートやビターチョコレートなどの茶色いチョコレートは、カカオマスをベースにココアバターや砂糖、ミルクなどを加えて、それぞれの配合に調整しています。カカオマスに含まれるココアパウダーの色が、チョコレートの茶色の正体です。

一方、ホワイトチョコレートは、カカオマスのうち乳白色のココアバターだけを使用します。そこに、砂糖やミルクを加えて冷やし固めたものがホワイトチョコレートです。ココアパウダーが含まれていないため、白いチョコレートになります。

ホワイトチョコレートは苦味がないですよね。これは、チョコレート独特の苦味がココアパウダーに含まれているから。ホワイトチョコレートには苦味を感じる原材料がほとんど含まれていないため、甘く感じるんですよ。

ホワイトチョコレートはなぜ”チョコレート”なの?

ここまでで、茶色いチョコレートも、ホワイトチョコレートも原料はカカオ豆であることがわかりました。しかし、ぱっと思い浮かべるチョコレートといえばやはりココアパウダーが入った茶色いチョコレートですよね。なぜ、カカオバターしか使わないホワイトチョコレートもチョコレートと呼ばれるのでしょうか。

苦くないホワイトチョコレートがチョコレートと呼ばれるのには、「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」が定めるチョコレートの定義に関係しています。

カカオの成分割合が基準を満たしているものはチョコレートと認められていて、ココアバターだけを使うホワイトチョコレートでも条件を満たすことができるので、苦くなくても、茶色くなくてもチョコレートと名のれるんですよ。

ホワイトチョコレートを使ってお菓子作りをしよう!

ここからは、ご紹介した豆知識にちなんで、ホワイトチョコレートを使ったおやつのレシピをご紹介します。今回は、お菓子作り初心者さんでも簡単に作れる、ホワイトチョコレート入り抹茶マフィンをピックアップしました。ホワイトチョコレートの甘さを生かしたおやつをぜひ作ってみてくださいね。

HMで簡単 ホワイトチョコ入り抹茶マフィン

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ほっとひと息つきたいときに、抹茶マフィンはいかがですか。手が込んでいるように見えますが、じつはあっという間に作れるんですよ。材料を順番に混ぜ合わせたら、型に流し込んでオーブンで焼くだけ!フワフワの生地に、抹茶のほろ苦さとホワイトチョコレートの甘さが絶妙にマッチしてたまらないおいしさです。ティータイムのお供にぴったりなおやつをぜひお試しくださいね。

材料(6個分(直径5cm×高さ3cmのマフィン型))

  • ホットケーキミックス・・・150g
  • 抹茶パウダー・・・10g
  • ホワイトチョコレート・・・80g
  • 卵 (Mサイズ)・・・1個
  • 牛乳・・・150ml
  • 溶かし無塩バター・・・40g

作り方

準備.オーブンは180℃に予熱しておきます。マフィン型にグラシン紙を敷いておきます。
1.ホワイトチョコレートを刻みます。
2.ボウルに卵を割り入れ泡立て器で溶きほぐし、牛乳、溶かし無塩バターを加え混ぜ合わせます。
3.ホットケーキミックス、抹茶パウダーを入れさっくりと混ぜ合わせます。
4.1を加え全体になじむように混ぜ合わせます。
5.型の8割程の高さまで流し込み、180℃のオーブンで15分程焼き、竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がりです。
6.粗熱をとり、型から取り出し完成です。

知らなかった!ホワイトチョコレートのあれこれ

いかがでしたか。今回は、ホワイトチョコレートに関する豆知識と、ホワイトチョコレートを使ったおやつレシピをご紹介しました。ホワイトチョコレートに詳しくなると、次に食べるときにより味わいながらいただけそうですね。豆知識と一緒にホワイトチョコレートのおいしさを楽しんでくださいね。

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