日本で1番“ほっけ”が獲れるのはどこ？2位青森県に約120倍の差をつけたダントツ1位は...

ホロホロとほどけるような食感で、和食の献立にぴったりな「ほっけ」。シンプルに焼くだけでもおいしいですよね。そんなほっけがいちばんよく獲れるのは、どの都道府県でしょうか？今回は、ほっけの漁獲量が多い都道府県をランキング形式で発表します！ほっけを使った絶品レシピもご紹介しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。

さっそくランキングの発表です！このランキングは、農林水産省の調査を参考に作成しました。年間のほっけの漁獲量を比べています。1位の都道府県はどこか、予想してみてくださいね。

第5位・・・新潟県 　 　　　　 68 t

第4位・・・山形県　　 　　 　 89 t

第3位・・・石川県　　　　　 174 t

第2位・・・青森県　　　　　 259 t

気になる第1位は...。

第1位・・・北海道　 　 　 31,089 t

1位は北海道でした！ほかにも東北地方の県と北陸地方の県もランクインしていますね。

「ほっけ」は、青緑色の幼魚が群れで泳ぐ様子が花のようであることから、「𩸽」という字が当てられたといわれています。ちょうど北海道に桜が咲き始める5月から7月にかけて漁獲されるほっけは、脂がのっていてとってもおいしいんだそう。

ほっけを使ったメニューというと「ひらき」が最もポピュラーですが、ほかにもおいしい食べ方はたくさんあります！ぜひこの後ご紹介しているレシピも参考にしてみてくださいね。

ランキングを発表したところで、ここからはほっけの絶品レシピをご紹介します。生姜の香りが効いた「ほっけの煮付け」や、ミョウガや大葉の香りが効いていてあっさりと食べられる「ほっけと薬味の混ぜごはん」などをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

シンプルで箸が止まらなくなるおいしさの、ほっけのフライのご紹介です。サクサクッとした衣とふっくらとしたほっけの食感の違いが楽しい一品！コクのあるマヨネーズとケチャップの旨味が合わさったオーロラソースが絶妙にマッチしますよ。一度食べたらリピート間違いなしなので、ぜひお試しくださいね。

材料(2人前)

• ほっけ (生、3枚おろし)・・・1尾
  

下味

• 料理酒・・・大さじ1
  
• 塩・・・小さじ1/4
  
• 黒こしょう・・・ふたつまみ
  

衣

• 薄力粉・・・大さじ2
  
• 溶き卵・・・1個分
  
• パン粉・・・40g
  

• 揚げ油・・・適量
  

オーロラソース

• マヨネーズ・・・大さじ2
  
• ケチャップ・・・大さじ2
  

• キャベツ (千切り)・・・20g
  

作り方

1.ボウルにオーロラソースの材料を入れ、よく混ぜ合わせます。
2.ほっけは斜め半分に切ります。バットに移し、下味の材料を入れ手でよく揉み込み、ラップをかけて15分程置きます。
3.衣の材料をそれぞれバットに入れ、水気を切った2を薄力粉、溶き卵、パン粉の順番に衣をくぐらせます。
4.フライパンの底から2cm程揚げ油を注ぎ、170℃の油に3を入れ、中に火が通るまで5分程揚げます。
5.フライパンから取り出して油を切ります。キャベツを乗せた器に盛り付け、1を添えて出来上がりです。

ごはんによく合う、ほっけの煮付けはいかがでしょうか。やわらかいほっけに甘辛い味つけが染み込み、どこかホッとする素朴な味わいですよ。生姜の香りが食欲をそそり、お酒のおつまみにもぴったりです。ほっけに熱湯をかけると臭みが抜けておいしく仕上がりますよ。ぜひ作ってみてくださいね。

材料(2人前)

• ほっけ (生、3枚おろし)・・・300g
  

下味

• 料理酒・・・大さじ1
  
• 塩・・・小さじ1/4
  

• 熱湯 (湯通し用)・・・適量
  
• 生姜・・・1片
  

煮汁調味料

• 水・・・100ml
  
• しょうゆ・・・大さじ3
  
• 料理酒・・・大さじ2
  
• みりん・・・大さじ2
  
• 砂糖・・・大さじ2
  

作り方

準備.ほっけは中骨を削ぎ落としておきます。
1.生姜は皮を剥き、細切りにします。
2.ほっけは半分に切り、皮面に切り込みを入れます。バットに移し下味の材料を入れ、ラップをかけて15分程置きます。
3.2をザルに入れ、全体に熱湯をかけて臭みを取り、水気を切ります。
4.鍋に煮汁調味料の材料、1を入れて中火でひと煮立ちさせます。
5.3を入れ、クッキングシート等で落し蓋をして、弱火で15分程煮ます。
6.器に5を盛り付け、煮汁をかけ生姜を乗せて出来上がりです。

何杯もおかわりしたくなる、ほっけと薬味の混ぜごはんのご紹介です。ほっけの旨味とさわやかな風味のミョウガや大葉がとてもよく合いますよ。生姜の甘酢漬けの酸味が加わり、さっぱりと食べられます。ほっけはお好みの魚に変えてアレンジも楽しめますよ。おにぎりにするのもおすすめなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

材料(2人前)

• ごはん・・・400g
  

ほっけ焼き

• ほっけ (生、開き)・・・1尾
  
• 料理酒・・・大さじ1
  
• サラダ油・・・大さじ1/2
  

• 塩・・・小さじ1/2
  

薬味

• 生姜の甘酢漬け・・・20g
  
• ミョウガ・・・1個
  
• 大葉・・・2枚
  

作り方

準備.生姜の甘酢漬けは、汁気を切っておきます。
1.生姜の甘酢漬け、ミョウガはみじん切りにします。
2.大葉は軸を切り落とし、細切りにします。
3.中火に熱したフライパンにサラダ油をひき、ほっけの皮目を下にして入れ、蓋をして焼き色がつくまで4分程焼きます。
4.裏返して料理酒を入れ、蓋をして中に火が通るまで中火で4分程焼き、火から下ろします。
5.粗熱が取れたら、骨と皮を取り除き、身をほぐします。
6.ボウルにごはん、1、5、塩を入れ、しゃもじでごはんを切るように、全体を混ぜ合わせます。
7.器に盛り付け、2をのせて出来上がりです。

いかがでしたか？ほっけの漁獲量が多い都道府県ランキングと、ほっけのおすすめレシピをご紹介しました。身がほぐれやすく旨味たっぷりのほっけは、揚げても煮付けにしてもおいしいですよ。ぜひほっけを献立に取り入れてみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

[出典]農林水産省 「令和5年海面漁業生産統計調査（ほっけ）」 (https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/kaimen_gyosei/）