最終更新日 2023.4.27

本マグロとマグロの違いとは?特徴や見分け方について解説!

本マグロとマグロの違いとは?特徴や見分け方について解説!

日本人に馴染み深い食材「マグロ」。マグロのほかに「本マグロ」という呼び名も耳にしますが、どんな違いがあるのでしょうか。この記事では、クロマグロやミナミマグロなどのマグロの種類をはじめ、漬けマグロのレアカツやマグロの照り焼き丼といったおすすめレシピもご紹介します。ぜひ最後までご覧くださいね。

  • 目次
  • マグロとは?
  • 本マグロとは?
  • そのほかのマグロの種類
  • ミナミマグロ(インドマグロ)
  • メバチマグロ
  • キハダマグロ
  • ビンチョウマグロ(ビンナガ)
  • コシナガマグロ

マグロとは?

「マグロ」とは、スズキ目サバ科マグロ属の魚の総称です。日本はもちろん、世界中で寿司や刺身のネタとして大人気の魚ですよね。

マグロという名前の由来には諸説ありますが、目が黒いことから「眼黒(マグロ)」と呼んだという説、背が黒いので船の上から見ると真っ黒な小山のように見えたことから「真黒(マグロ)」と呼んだという説、常温で置いておくと真っ黒になることからマグロと呼ぶようになったという説などがあります。

本マグロとは?

本マグロとはクロマグロのことで、マグロの中でも最高級品とされています。毎年初めに話題になるマグロの初競りで高額で落札されているのも、このクロマグロです。

黒光りしたその美しい見た目から「黒ダイヤ」とも呼ばれています。マグロの中では最も大きい種類で、最大で全長3m、体重700kgになるものも。しっとり濃厚な旨味と鮮やかな色合いの肉質で、とろけるような脂が魅力の大トロの部位も多く含んでいます。刺身や寿司に最適で、「マグロの王様」と呼ぶのにふさわしいマグロです。

クロマグロは、北半球に生息していて、時速80~90kmの速さで年間数千kmを回遊しています。5~6月頃の産卵の時期には身がやせてしまうので、その前の冬が旬の時期です。

そのほかのマグロの種類

ここでは、クロマグロ以外のマグロの種類についてご紹介します。クロマグロが高級だからといって、必ずしも一番おいしいというわけではないんですよ。それぞれの特徴について以下で解説するので、チェックしてみましょう。

ミナミマグロ(インドマグロ)

クロマグロの次に高級だといわれています。見た目はクロマグロに似ていますが、体は少し小さく全長2.2m、体重160kgほどです。南半球に生息することからミナミマグロと呼ばれています。深みのある味わいと良質な脂質、ねっとりとした食感が特徴で、寿司ネタとしてもクロマグロ同様とても人気があります。

メバチマグロ

ミナミマグロと同じくらいの大きさの中型種。目がパッチリと大きいことからメバチマグロと呼ばれるようになったそうです。クロマグロやミナミマグロと比べると脂質が少なくさっぱりとした味わい。寿司や刺身のネタにも使われますが、カルパッチョや漬けとして食べてもとってもおいしいです。関東ではメバチマグロの流通量が特に多く、普段スーパーや回転寿司などで食べているマグロは、メバチマグロであることが多いんですよ。

キハダマグロ

ミナミマグロやメバチマグロと同じくらいの大きさの中型種ですが、細長くスマートな体型をしています。また、体の表面が黄味がかっているのが特徴で、それが名前の由来にもなっています。脂質が少なく硬く締まった食感で、上品な味わいの刺身として特に関西で人気です。マグロの中では、世界でもっとも多く漁獲されている種類でもあり、ツナの缶詰の材料としてもよく使われています。

ビンチョウマグロ(ビンナガ)

体の大きさは全長1.4m、体重60kgほどと、マグロとしては小型の種類。その肉質は脂が少なくやわらかい食感で、淡い色味をしています。ツナの缶詰の材料として多く使われていますが、冬になると脂がのって寿司や刺身のネタとしても人気です。価格も高くないので、あっさりとした味わいのマグロが好きな方にはおすすめですよ。

コシナガマグロ

体長1m弱の小型種で、見た目はクロマグロの子どもによく似ています。キハダマグロに似た味わいと、やや淡い色味が特徴です。

ちなみに、「カジキマグロ」という名前を聞いたことがある方も多いと思いますが、カジキマグロはサバ科ではなくメカジキ科の魚で、マグロとはまったくの別物です。

マグロを使ったおすすめレシピをご紹介

ここからは、マグロを使ったおすすめレシピをご紹介します。ニンニクの香りが食欲をそそるマグロの漬けステーキや、子どもにもおすすめのマグロの照り焼き丼など、おうちで作れる絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

お家でも マグロの漬け丼

シンプルな材料でとっても簡単!マグロの漬け丼を作ってみましょう。漬けるのにはジップ付き保存袋を使うので、洗い物も少なく手軽にお作りいただけます。大葉のさわやかな香りがアクセントとなり、どんどん食べ進められるおいしさですよ。余ったお刺身で作ってみるのもおすすめです。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。

※料理酒、みりんは、加熱を行いアルコールを飛ばし粗熱をとっておきます。

マグロの漬けステーキ

ニンニクの香りが食欲をそそる、マグロの漬けステーキをご紹介します。小麦粉をまぶして焼くことでマグロの旨味を閉じ込め、タレがよく絡みますよ。マグロを柵ごと焼いたインパクトのある見た目で、夕飯のメインにぴったり!ぜひ作ってみてくださいね。

白だしで簡単 マグロの山かけ

ツルッと箸が進む、マグロの山かけのご紹介です。一口大に切ったマグロはしょうゆで、すりおろした山芋は白だしで味つけするだけなのでとっても簡単!ごはんにもお酒にもよく合いますよ。ピリッとした辛味のアクセントに、わさびを添えるのもおすすめです。

マグロの照り焼き丼

忙しい日の夕飯に、短時間で作れるマグロの照り焼き丼を作ってみてはいかがでしょうか。甘辛く味つけしたマグロは、ごはんがモリモリ進むこと間違いなし!小骨を取り除く必要がないマグロは、子どもでも食べやすいのでおすすめです。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

漬けマグロでレアカツ

衣のサクサクとした食感がおいしい、「漬けマグロでレアカツ」をご紹介します。漬けマグロのねっとりとした食感と衣の軽い食感の対比を楽しめる一品です。マグロをレアな状態で仕上げるポイントは、揚げる直前までマグロを冷蔵庫に入れておくこと。ぜひ挑戦してみてくださいね。

薬味たっぷり炙りマグロのカルパッチョ

お刺身用のマグロをアレンジして作る、マグロのカルパッチョのご紹介です。フライパンでサッと焼いてオリーブオイルとしょうゆに軽く漬けこみました。たっぷり薬味が食卓に彩りを加えるおもてなしにもぴったりの一品です。ぜひお試しくださいね。

キムチで旨い アボカドマグロ納豆

アボカドとマグロとアボカドをキムチで和えていただくレシピのご紹介です。キムチの辛味と酸味が、まろやかな味わいの具材にとてもよく合います。とろりと卵黄を絡めてユッケ風にお召し上がりいただきます。ごはんにのせてもおいしいですよ。

マグロを使ったおいしいおかずを作ってみよう!

今回は、マグロの種類についての解説と、マグロを使ったおすすめレシピをご紹介しました。マグロは種類によって味わいや食感が異なることがわかりましたね。今回ご紹介したレシピを参考に、お好みのマグロを使ったおかずをぜひ作ってみてくださいね。

クラシルでは、マグロを使ったレシピをほかにもたくさんご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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