「蕃茄」この漢字はなんと読むかわかりますか?そのまま食べてもみずみずしくておいしいこの食材は、サラダや煮込み料理などさまざまなメニューで活躍することも多いはず。
「蕃茄」読めますか?身近な食材の知らなかった漢字表記!気になる正解は…

答え合わせのあとは、「蕃茄」を使った絶品レシピをご紹介します。「蕃茄」のさわやかな酸味を楽しめる和え物から、加熱して甘みの増した「蕃茄」のおいしさを味わえる炒め物やスープと、バラエティ豊かにピックアップしました。5分で作れる簡単レシピもありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
夏においしい「野菜」であることが大ヒント!この漢字の読み方は...?
実はこちら「トマト(ばんか)」と読みます!
「蕃茄(ばんか)」はトマトが日本に渡ってきたときの呼び名です。当時は観賞用で、実際に食べられるようになったのは20世紀の頃。アメリカの品種が入ってきてからになります。見た目からは想像しにくいのですが、実はナスの仲間に分類されます。漢字に「茄」が使われていることからも、それがわかりますね。
トマトは種類も多く、幅広い料理に使えるので、世界でもっとも愛されている食材のうちの一つです。日本のトマトは甘くてそのままでもおいしく食べられますが、世界的にはホールトマトやトマトソース、ケチャップの原料など、加熱することで甘みが増す加工用の品種が多く栽培されています。
「蕃茄」を使ったレシピをご紹介!
答えがわかったところで、ここからはトマトを使った簡単レシピをご紹介します。さっぱりとしたニラダレをかけた和え物や、豚バラ肉とほうれん草のトマト炒めなど、トマトの甘さや酸味を活かした絶品レシピをピックアップしました。ぜひ試してみてくださいね。
1.やみつき トマトのニラ旨ダレ和え
ニラの風味豊かなタレを合わせていただく、トマトの和え物はいかがでしょうか?トマトとニラを合わせ調味料とさっと和えるだけで完成!5分で作れる簡単レシピです。甘酸っぱいトマトと生姜、ニンニクなどを効かせた食欲そそるタレが絶妙な組み合わせで、お箸もどんどん進みますよ。忙しいときの副菜や、お酒のおつまみにもおすすめですので、ぜひ試してみてくださいね。
材料(2人前)
- トマト・・・1個
- ニラ・・・20g
- (A)しょうゆ・・・小さじ2
- (A)ごま油・・・小さじ2
- (A)酢・・・小さじ1
- (A)白いりごま・・・小さじ1
- (A)すりおろし生姜・・・小さじ1/2
- (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1/2
作り方
準備.トマトはヘタを取り除いておきます。
1.トマトは一口大に切ります。ニラは5mm幅に切ります。
2.ボウルに1、(A)を入れ、全体に味がなじむように和えます。
3.器に盛り付けたら出来上がりです。
2.豚バラ肉とほうれん草のトマト炒め
ジューシーな豚バラ肉とほうれん草のトマト炒めをご紹介します。卵は半熟で一度取り出してから最後に加えることで、ふわふわな食感に!合わせ調味料にコクのあるオイスターソースを加え、奥深い味わいに仕上げます。湯むきしたトマトは口当たりがよく、食べたときに口の中でじゅわっと広がる旨みがたまりません。ごはんのおかずにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。ボリュームも満点ですよ!
材料(2人前)
- 豚バラ肉 (薄切り)・・・200g
- ほうれん草・・・200g
- お湯 (ゆで用)・・・1000ml
- 塩 (ゆで用)・・・小さじ1
- 冷水 (冷やす用)・・・適量
- トマト・・・1個
- お湯 (湯むき用)・・・適量
- 冷水 (冷やす用)・・・適量
- 溶き卵・・・2個分
- すりおろしニンニク・・・小さじ1
- (A)料理酒・・・大さじ1
- (A)オイスターソース・・・大さじ1
- (A)砂糖・・・小さじ1
- (A)鶏ガラスープの素・・・小さじ1/2
- (A)しょうゆ・・・小さじ1/2
- サラダ油・・・大さじ1
作り方
1.お湯を沸かした鍋に塩を入れ、ほうれん草を加えて30秒程度ゆでます。ザルに上げて冷水にさらし、水気を絞ったら根元を切り落として3cm幅に切ります。
2.トマトは十字の切り込みを入れ、お湯を沸かした鍋に10秒程度くぐらせます。冷水に取り、皮をむきます。
3.半分に切ってからヘタを切り取り、8等分に切ります。
4.豚バラ肉は2cm幅に切ります。
5.ボウルにタレの材料を入れ、混ぜ合わせます。
6.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、溶き卵を入れて炒め、半熟状態になったら一度取り出します。
7.同じフライパンを中火で熱し、すりおろしニンニク、4を入れて炒めます。
8.豚バラ肉の色が変わったら、1、2を加えて中火でさっと炒め合わせたら、5を加えて味を調えます。
9.6を戻し入れて中火でさっと混ぜ合わせたら火から下ろします。お皿に盛り付けたら出来上がりです。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方はしっかりと加熱し、卵の生食を避けてください。
3.濃厚 トマトオニオンスープ
旨みがぎゅっと凝縮された、濃厚なトマトオニオンスープはいかがでしょうか。バターでアメ色になるまで炒めた玉ねぎの甘みとトマトのフレッシュな酸味がマッチしておいしいですよ。オリーブオイルを入れることでスープにコクと深みが増し、長時間コトコト煮込んだような仕上がりに。寒い日の朝や夜ごはんにもってこいの一品なので、ぜひトライしてみてくださいね。
材料(2人前)
- 玉ねぎ・・・1個
- トマト・・・1個
- お湯・・・300ml
- コンソメ顆粒・・・大さじ1/2
- 砂糖・・・小さじ1
- 黒こしょう・・・少々
- EVオリーブオイル・・・小さじ1
- 有塩バター・・・20g
- パセリ (乾燥)・・・少々
作り方
準備.トマトのヘタを取っておきます。
1.玉ねぎは薄切りにします。
2.トマトは1cmの角切りにします。
3.中火で熱した鍋にバターを溶かし、1をアメ色になるまで炒めたらお湯を入れて弱火で10分程煮詰めます。
4.コンソメ顆粒と2、黒こしょうを入れてひと煮立ちしたら砂糖とEVオリーブオイルを入れて混ぜ合わせ、火から下ろします。器に盛ってパセリをかけたら完成です。
トマトはさまざまな料理で使える万能な野菜!
いかがでしたか?今回は「蕃茄」の読み方と、おすすめの絶品トマトレシピをご紹介しました。トマトは生で食べれば爽やかな酸味を楽しめ、ホールトマトやケチャップにすればさまざまな料理に活用できる、まさに万能野菜ですよね。今回ご紹介したレシピを参考に、トマト料理のレパートリーを増やしてみてくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。