2023.5.24

おすすめウイスキー8選!ウイスキーの産地別の特徴や選び方、おいしい飲み方なども併せて紹介

おすすめウイスキー8選!ウイスキーの産地別の特徴や選び方、おいしい飲み方なども併せて紹介

産地や製法の違いで、香りや味わいが異なるウイスキー。飲み方のバラエティーも豊かで、ハイボールやストレートなど、さまざまな楽しみ方ができるお酒です。

この記事では、ウイスキーの選び方と、おすすめのウイスキーをご紹介します。ジャパニーズ・アメリカン・アイリッシュなど産地による風味の違いや、おいしいウイスキーの飲み方もあわせて解説します。

ウイスキーの魅力

まずはウイスキーの魅力についてご紹介します。

【1】世界5大ウイスキー!産地によって異なる味わいが楽しめる

世界的に有名なウイスキー生産地5カ国として、アイルランド・スコットランド・日本・アメリカ・カナダが「世界5大ウイスキー」と呼ばれています。それぞれの風土に合わせた製法のため、産地によって味わいはさまざま。世界5大ウイスキーの産地から、味の特徴をチェックしてみましょう。

●アイリッシュウイスキー
<生産国>アイルランド
“ウイスキーの元祖"と呼ばれ、古い歴史を持つアイルランドで産まれたウイスキー。穀物の豊かな香りと軽やかな味わいが特徴です。

●スコッチウイスキー
<生産国>スコットランド
世界で最も生産量が多く、ウイスキーの代表格的存在です。麦芽を乾燥させる際に使用するピートは強い香りのものが多いため、スモーキーなフレーバーが特徴です。

●ジャパニーズウイスキー
<生産国>日本
スコッチウイスキーの流れをくみながら、多種多様な原酒を日本人の感性でブレンドしています。日本特有の繊細さと優美さをあわせ持った味わいは世界的にも高い評価を受けています。

●アメリカンウイスキー
<生産国>アメリカ
ケンタッキー州発祥のバーボンウイスキーが有名。厳しい自然が育む独特の"甘さ"が特徴で、とうもろこし・大麦・小麦・ライ麦などを原料として作られています。穀物の持つ甘く香ばしいアロマを楽しみましょう。

●カナディアンウイスキー
<生産国>カナダ
5大ウイスキーの中で、最もライトな酒質が特徴で、クセがなく飲みやすいフレーバーが魅力。カクテルベースとしても広く使われる、初心者にも飲みやすいマイルドなウイスキーです。

参考サイト:世界の5大ウイスキーとは | SUNTORY

【2】飲み方のバリエーションが豊富

ウイスキーには「ストレート」「ハイボール」「水割り」などさまざまな飲み方があります。飲み方によってアルコール度数や、味の濃さを調整できるので、自分好みのスタイルでウイスキーを楽しむことができるでしょう。また、ウイスキーをベースとしたカクテルも多いため、基本の飲み方を楽しんだあとは、アレンジとしてウイスキーカクテルに挑戦してみてもいいですね。

参考サイト:ウイスキーのおいしい飲み方 | SUNTORY

【3】長期保存が可能

ウイスキーはアルコール度数の高い蒸留酒です。そのため、長期保存がしやすく、商品のラベルにも製造日や賞味期限の表示は義務付けられていません。自宅で保管していた古いウイスキーでも、保存状態が良く未開栓であれば、品質的に飲んでも問題はないとされています。その場合は色・香り・沈澱の有無などを確認し、一度味見をしてから判断してください。

参考サイト:古いウイスキーが押入れからでてきました。飲んでも大丈夫でしょうか? | SUNTORY

ウイスキーの選び方 3つのポイント

続いて、ウイスキーの選び方をチェックしていきましょう。あなた好みのウイスキーに出合うため、ここでは選び方のポイントを3つに分けてご紹介します。

【ポイント1】ピートとノンピート

ピートとはスコットランド北部の湿地に多い泥炭(炭化のあまりすすんでいない石炭)のこと。ピートを燃やした煙で麦芽を乾燥させ、その香りが麦芽につくことによって、ウイスキー特有のスモーキーな香りが生まれます。スコッチウイスキーが代表的ですが、他の産地のウイスキーにもピートの香りが強いウイスキーもあります。よりマイルドな風味のウイスキーを探す場合は、ラベルに「ノンピート」と表示があるものを選んでみてください。

参考サイト:ウイスキーの用語集「ピート」 | SUNTORY

【ポイント2】ブレンデッド・ウイスキーとシングル・モルト

続いて、ブレンデッド・ウイスキーとシングル・モルトの違いについて説明します。「ブレンデッド・ウイスキー」は、2つの原酒をブレンドしてつくったウイスキーのことです。バランスのとれた風味で飲みやすいため、初心者やクセのないウイスキーを探している方にぴったり。一方、「シングル・モルト」は、1つの蒸留所の原酒だけを使ったウイスキーのことをいいます。蒸留所の違いがはっきり反映されるため、個性豊かな味わいが楽しめます。

参考サイト:ウイスキーの用語集「ブレンデッド・ウイスキー」 | SUNTORY 参考サイト:ウイスキーの用語集「シングル・モルト・ウイスキー」 | SUNTORY

【ポイント3】価格で選ぶ

ウイスキーは熟成年数によって、その価格が決まります。一般的に、樽で貯蔵された期間に比例して熟成は進み、まろやかさや深みは増していきます。ただし、その分樽の影響を受けやすく、独特な味や香りに変化しやすくなっているので、上級者向けの味わいになっていることも多いです。高価なウイスキーが必ずしも万人の口に合うとは限らないので、新しいメーカーや産地のものを選ぶときは、まず手頃な価格のウイスキーからスタートしてみてください。

参考サイト:ウイスキーの用語集「熟成」 | SUNTORY

ジャパニーズウイスキーのおすすめ4選

まずは、ジャパニーズウイスキーから紹介します。世界が認める日本特有の繊細な味わいを堪能してみましょう

1.SUNTORY「角瓶」

甘やかな香りとキレのある後味が特徴のロングセラーウイスキー

日本初のウイスキー蒸留所を建設した「SUNTORY」が作るウイスキー「角瓶」。発売から80年を迎えるロングセラー商品で、日本人に愛されているウイスキーです。

同じSUNTORYの山崎蒸留所と白州蒸留所で作られた原酒をバランスよく配合しており、甘やかな香りと厚みのあるコク、キレのある後味が特徴です。ハイボールが冴える味設計になっていて、角瓶で作られた「角ハイボール」という名称は聞いたことがある人も多いはず。ブレンダーが日々中味の見直しを行う、SUNTORYの伝統の味です。

参考サイト:SUNTORY 公式HP

2.SUNTORY「山崎」

花や果実を想わせる香り豊かなシングルモルト

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サントリー シングルモルト ウイスキー 山崎 [日本 700ml ]
新たな試みとして、当社が保有する多種多様な原酒の中から「ワイン樽貯蔵モルト」を使用し、「山崎」を語る上で欠かすことのできない「ミズナラ樽貯蔵モルト」など複数の原酒とヴァッティングしました。それぞれの個性が重なり合うことで生まれた、やわらかく華やかな香り、甘くなめらかな味わいが特長です。

日本最古のモルトウイスキー蒸留所の山崎蒸留所。ウイスキー作りに適した気候と、大阪府・山崎で湧いた名水から作られるシングルモルトウイスキーは、豊かな香りと甘くなめらかな味わいです。

山崎蒸留所で生まれるモルト原酒を、熟練のブレンダーが精妙なバランスの香味に仕上げています。国際的な賞を数々受賞し、世界中の人に愛されているウイスキーです。

参考サイト:SUNTORY 公式HP

3.ニッカウヰスキー「ブラックニッカ クリア」

香りがやわらかく飲みやすい!初心者にぴったりのノンピートモルト

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ブラックニッカ クリアブレンド 37° 700ml
「ブラックニッカ クリア」は、クセのないかろやかな味わいの「ノンピート・モルト」を、ほど良い甘味や香味成分を持った良質のグレーンウイスキーとブレンドすることで、クセのない味わいとスッキリした飲みやすさを実現しました。

スモーキーでクセのあるピートの香りが気になる方や、ウイスキー初心者におすすめなのが、こちらの「ブラックニッカ クリア」。ピートを使わず乾かした「ノンピートモルト」で、香りがやわらかく飲みやすいのが特徴です。

ノンピートモルトに、穀物を原料とした軽やかな風味のグレーンウイスキーをブレンドしているため、ほんのり甘い麦の​​香りが感じられます。すっきりしたライトな味わいなので、飲み飽きることがなく、どんな飲み方とも相性抜群。クセのない後味は料理のお供にもぴったりです。

参考サイト:ニッカウヰスキー 公式HP

4.キリン「キリンウイスキー 富士山麓 Signature Blend」

国境を越えて作られた、日本人の味覚に合ったウイスキー

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【ウイスキー】富士山麓 Signature Blend(シグニチャーブレンド) 700ml
富士御殿場蒸溜所が目指す理想の味わいを、熟成のピーク(マチュレーションピーク)を迎えたより上質な原酒で体現した「富士山麓ブランド」のフラッグシップウイスキー。ブレンダーが理想の味わいを体現するためのコンポーネンツとして原酒を厳選。

「日本人の味覚にあったウイスキー」を作るため、英国シーバスブラザーズ社・米国シーグラム社・日本のキリンビールの蒸留技術を集結させた「富士山麓 シグニチャーブレンド」。原酒の持つ本来の個性や特徴を最大限に活かした、キリンの自信作です。

熟成のピークを迎えた原酒だけを厳選し、絶妙なバランスでブレンドしています。「富士山麓 シグニチャーブレンド」を口に運ぶと、洋梨やオレンジピールを思わせるフルーティな香りや、焼き菓子の香りが折り重なった甘いアロマが。複雑で奥深い世界に酔いしれましょう。

参考サイト:キリン 公式HP

スコッチウイスキーのおすすめ1選

続いては、ウイスキーの代表格とも言われるスコッチウイスキーをご紹介します。

5.Glenmorangie(グレンモーレンジィ)「グレンモーレンジィ オリジナル」

柑橘とバニラの香りが華やかなグレンモーレンジィの代表作

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グレンモーレンジィ オリジナル 箱入り [ ウイスキー イギリス 700ml ]
スコットランドで最も愛されているグレンモーレンジィオリジナルはハイランド地方のミネラル分豊かなターロギーの泉の湧水(硬水)とスコットランド産の大 麦麦芽のみを用いて、スコットランドでもっとも高いポットスチルでもっとも軽くピュアな蒸気だけを抽出、その複雑な味わいは目くるめく「感覚の冒険」へと誘います。

スコットランドのハイランド地方に設立されたグレンモーレンジィ蒸留所。ここで作られる「グレンモーレンジィ オリジナル」は、柑橘と甘いバニラを思わせる華やかなアロマが特徴のウイスキーです。

味わいの変化も特徴で、最初はエスプレッソ、プラムのプディング、最後はチョコレートがけのドライフルーツとチェリー……と、グラスの中でどんどん変化する風味は万華鏡のよう。

華やかな香りを抽出する背の高い蒸留器、原木から選定する特製のウイスキー樽、ミネラル豊かな硬水を使用するなど、こだわりの製法で作られたウイスキーです。

参考サイト:Glenmorangie 公式HP

アメリカンウイスキーのおすすめ1選

とうもろこし・大麦・小麦・ライ麦を原料とする、香ばしい香りが特徴のアメリカンウイスキー。中でも飲みやすく、人気のあるものを紹介します。

6.ジムビーム「ジムビーム」

7世代が引き継ぐ、アメリカを代表するウイスキー

ケンタッキー州のビーム一族によって7世代にわたり作り続けられてきた「ジムビーム」。秘伝のレシピと製法で、少なくとも4年以上熟成されたウイスキーは、角がとれたまろやかな味わいが特徴です。

バニラ・キャラメル・コーンの香ばしさに、ほのかなオーク樽のフレグランス。ライトな口当たりは、爽やかで初心者の方にもぴったり。ジムビームの「レギュラーボトル」とも呼ばれる世界中で愛されているウイスキーです。

参考サイト:ジムビーム 公式HP

カナディアンウイスキーのおすすめ1選

クセがなく飲みやすい、初心者にもおすすめのカナディアンウイスキーをチェックしてみましょう。

7.カナディアンクラブ「カナディアンクラブ」

すっきりとして飲みやすい!カナダを代表する「C.C.」

ウイスキー作りに適したカナダ・オンタリオ州にある蒸留所から生まれた「C.C.」こと「カナディアン クラブ」。爽快な喉ごしと新感覚のテイストで、1858年の発売から150カ国以上の国で愛されているウイスキーです。

カナダの大自然と清らかな水から生まれたウイスキーは、ほのかに甘い香りとすっきりとした味わいが特徴。冷やしたグラスで、ハイボールで楽しむのがおすすめです。

参考サイト: SUNTORY 公式HP

アイリッシュウイスキーのおすすめ1選

ウイスキーの元祖とも言われるアイリッシュウイスキー。長いウイスキーの歴史を持つアイルランドのウイスキーも見てみましょう。

8.ブッシュミルズ「ブラックブッシュ」

400年の伝統を持つアイリッシュウイスキー

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ブッシュミルズ ブラックブッシュ アイリッシュウイスキー [ ウイスキー アイルランド 700ml ]
1608年創業とも言われ、現在操業中のアイリッシュウイスキー蒸溜所の中では最古の歴史を誇る蒸溜所。アイリッシュウイスキー伝統の3回蒸溜を守りつつ、アイリッシュウイスキーで一般的に使用される未発芽の麦は使用せず、ノンピート麦芽100%のモルト原酒にこだわっています。

アイリッシュウイスキー最古の蒸留所のひとつと言われる「ブッシュミルズ蒸留所」で作られた「ブラックブッシュ」。

蒸留所の近くを流れるブッシュ川の水源を、直接仕込み水として引き入れ、ウイスキー作りに使用しています。その水で仕込んだウイスキーの味わいは、エレガントでなめらかな舌触り。果実が完熟したような香りと濃厚な味わいが特徴です。スタンダードにハイボールで味わうほか、コーラと合わせた「ブラックブッシュ&コーラ」で味わうのもおすすめです。

参考サイト: アサヒ 公式HP

ウイスキーをもっと楽しもう!おすすめのおいしい飲み方

気になるウイスキーを見つけたら、次はおいしい飲み方をチェックしましょう。ウイスキーの定番である4種の飲み方とカクテルアレンジを紹介します。

【1】ストレート

ウイスキーをグラスに注いで味わう、シンプルなストレート。ウイスキー本来の芳醇な香りと味わいをダイレクトに楽しみましょう。チェイサーと交互に飲みながら、余韻を楽しんで。

【2】オン・ザ・ロック

ロックグラスに、ウイスキーと氷を入れて作るオン・ザ・ロック。飲み初めはストレートに近く、時間が経つほどに水割りに近くなっていく、味の変化も楽しみましょう。氷とグラスが奏でる、軽やかな音も楽しいです。

【3】ハイボール

ソーダと割って作るハイボールは、ウイスキーが持つコクを際立たせる定番の飲み方。すっきりとした味わいで料理のお供にもぴったりです。

【4】水割り

氷を入れたグラスに水とウイスキーを注ぐだけ。氷を使ってグラスとウイスキーをしっかり冷やすことがポイントです。リラックスタイムに味わいたい飲み方です。

【5】マンハッタン

ウイスキー・カクテルの中でも古典的で有名なマンハッタン。ウイスキーと、スイート・ベルモット、アロマチック・ビターズをかきまぜた、薬草風味のカクテルです。

参考サイト:ウイスキーのおいしい飲み方 | SUNTORY

まとめ

気になるウイスキーは見つか​​りましたか?ウイスキーは知識がなくても楽しめるお酒ですが、生産地域やピートの有無、熟成年数など基本的な違いを知っておくと、より自分好みのウイスキーが探しやすくなります。

あなたにぴったり合う一本を見つけて、ウイスキーを楽しんで下さいね。

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