「ランチが8,000円！？」イタリアのレストランで会計中、日本人留学生が体験した“まさかの悲劇”とは…？

「食のトラブル体験記」をご紹介！今回は海外での苦い経験です。海外に行くと、たくさんの新しい体験や感動に出合えますよね。一方で、習慣の違いに戸惑ったり、思わぬトラブルに巻き込まれてしまった！なんてことも。特に、食に関する文化の違いは、時として驚きをもたらすものです。イタリア留学中にレストランで実際に起こった、手痛い出来事とは…？

■ イタリア語学留学中に起こった「トホホ…」な出来事　

イタリアに語学留学中。学校の授業が午前中に終わるので、午後はイタリアを満喫する毎日。学生なのでお金はなかったのですが、街を歩けばイタリアらしい文化が楽しめるのがうれしい日々でした。そんなある日、美術館に行ったときのことです。

授業のあとでお腹がペコペコだったので、美術館に併設のレストランに入ることにしました。パスタならそんなに高くないだろうと思ったのですが…。
テーブルにつくとすかさずオリーブオイルを添えたパンが到着！サービスに感動しながらメニューを眺めると、価格帯が想像していたよりも高め。どれを頼んでも予算オーバーです。

しかしすでにパンが来てしまったので出るわけにもいかず、いちばん安いスパゲッティポモドーロとオレンジジュースを注文したのですが、それでもなんと30ユーロ（約5,000円）！

しかし、さらなる悲劇が待っていました…。

会計の際、50ユーロ札で支払ったところ、店員がチップだと勘違いしたのかおつりをもらえなかったのです。チップで20ユーロ（約3,000円）！？チップの習慣は理解していたもののこれは予想外です。
つたないイタリア語でおつりをくれるように訴えたのですが伝わらないのか無視されてしまい、結局諦めるしかありませんでした。もっとイタリア語をがんばろう！とモチベーションにするしかない、苦い経験となったのでした。

＜クラシルに寄せられた食のトラブル体験記より＞

パスタ1皿とオレンジジュースで約8,000円は、学生のお財布には辛かったですね。私たちには馴染みの薄い海外の「チップ」の習慣、戸惑うことも多いですよね。あくまで気持ちなのでサービスがよければ多く出すことももちろんＯＫ！ですが、イタリアのレストランでは、会計にサービス料がすでに含まれていたらチップは不要か気持ち程度に端数を支払い、サービス料が書かれていなければ数ユーロを渡すのが相場だそうですよ。

さて、エピソードを読んで「スパゲッティポモドーロ」とは…？と思った方もいるのでは？ここからは、イタリアの定番パスタ「ポモドーロ」のレシピをご紹介しますよ。とっても簡単なのでお家で作ってみてはいかがでしょうか。

「ポモドーロ」は、イタリア語でトマトの意味。トマトが主役のパスタです。玉ねぎ、ニンニクを炒めたらトマト缶を加えさっと煮込んだらソースは完成！トマトの旨味がギュッと詰まったシンプルでおいしいパスタができますよ。定番で飽きのこないパスタです。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

材料(1人前)

• スパゲティ・・・100g
• お湯 (ゆでる用)・・・1000ml
• 塩 (ゆでる用)・・・小さじ2

ソース

• 玉ねぎ・・・30g
• ニンニク・・・1/2片
• バジル (生)・・・3枚
• カットトマト缶・・・150g
• 塩・・・ふたつまみ
• オリーブオイル・・・大さじ1

• バジル (生・添える用)・・・適量

作り方

1.ニンニク、玉ねぎはみじん切りにします。
2.バジルは5mm幅に切ります。
3.フライパンにオリーブオイルを入れ弱火にし、1を炒めます。香りが立ってきて、玉ねぎがしんなりしたら、カットトマト缶、2、塩を入れ中火で10分程煮込み、火から下ろします。
4.鍋にお湯を沸かして塩を加え、スパゲティをパッケージの表記通りにゆで、ザルにあげてお湯を切ります。
5.3に4を入れ中火にし、全体にソースが絡んだら火から下ろします。
6.器に盛り付け、バジルを添えて完成です。　　

食のトラブル体験記と、エピソードにまつわるレシピをご紹介しました。今回は苦い思い出ができてしまいましたが、海外に行って、日本とは違う食文化を知ったり本場の料理を味わうのは本来楽しいことですよね。習慣の違う国に行くときは、ガイドブックを読んだり、経験者から話を聞くとそんなトラブルも回避できるはず。海外に行くときには、ぜひ今回のエピソードも参考にしてみてくださいね！