日本の食卓には欠かせない「味噌汁」。作る頻度が高いゆえに、作りやすい具材でレパートリーが固定されていてマンネリ気味…なんてこともありますよね。今回は、味噌汁専門店のシェフに教えていただいた厚揚げ汁の作り方をご紹介します。いつもの味噌汁とはひと味違い、献立の主役級の一品になること間違いなしですよ!
「味噌汁が飲みたくなる!」味噌汁専門店が教える厚揚げの味噌汁の作り方【MISOJYU】

教えてくれる「エドワード・ヘイムス シェフ」ってどんな人?
エドワード・ヘイムスさんは、東京・浅草にある味噌汁専門店「MISOJYU」の総合ディレクター。MISOJYUでは有機野菜を中心に、こだわりのみそや出汁を使った具沢山な味噌汁やおにぎりを味わうことができます。
ご紹介するレシピはこちら!
今回のメイン食材は「厚揚げ」。厚揚げの味噌汁はよく食べるという方も多いかもしれませんが、ご紹介するレシピでは、バターやベーコンを組み合わせるのが大きな特徴です。和食で使うイメージがあまりない食材ですが、これらが味噌汁にコクや旨味をプラスしてくれるのだそうです。
そして、今回使用するみそは「黒大豆みそ」です。八丁味噌に似た特有の風味や旨味、コクがバターと絶妙にマッチして、ひと口食べれば虜になるほどのおいしさに!みその使い方にもシェフのこだわりが隠されているんですよ。
それではさっそく作り方を見ていきましょう!
厚揚げ汁
材料(2人前)
- 厚揚げ・・・100g
- 長ねぎ・・・40g
- 菜の花・・・30g
- しいたけ・・・2個
- ブロックベーコン・・・16g
- だし汁・・・400ml
- 黒大豆みそ・・・大さじ2
- 無塩バター・・・15g
作り方
準備.ブロックベーコンは5mm角に切っておきます。
1.厚揚げは2cm角に切ります。
2.菜の花は茎の太い部分を切り落とし、3cm幅に切ります。
3.しいたけは軸を切り落とし、4等分に切ります。長ねぎは1cm幅の斜め切りにします。
4.鍋を中火で熱し、無塩バター、ブロックベーコンを入れて炒め、全体にバターがなじんだら3を入れて炒めます。
5.全体がなじんだら1、2を入れて中火で炒めます。菜の花が鮮やかな緑色になったらだし汁を入れて加熱します。
厚揚げと菜の花を加えたら、さっと軽く炒めるのがポイントです!
6.加熱している間に、耐熱容器に黒大豆みそ、5のだし汁を少量入れて溶きます。
みそにだし汁を加えて茶筅で溶くこのスタイルは、エドワードシェフのこだわりのひとつ。みそと向き合うこの工程を大切にされているのだそうです!
あらかじめみそを溶いておけば、鍋のなかで溶け残ってしまう心配もありません。みなさんもぜひこちらの方法を試してみてくださいね。
7.5の具材に火が通ったらアクを取り除き、強火で加熱します。沸騰したら火を止め、6を入れて混ぜ合わせます。
ベーコンなどから出たアクは、みそを加える前にとっておきましょう。
8.器に盛り付けて完成です。
エドワードシェフに教えていただいただし汁の取り方は、以下のレシピでご紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
黒大豆みそとバターのハーモニーを楽しんで!
いかがでしたか?みその香りにバターとベーコンの旨味が効いた、絶品味噌汁の作り方をご紹介しました。どこか洋風な味わいも楽しめるこちらの味噌汁は、いつもと違う風味を楽しみたいときにぴったりです。ぜひこちらを参考に、味噌汁の新しい魅力を発見してみてくださいね。