酒粕(さけかす)は、日本酒を作る過程でできる固形物です。粕漬け、粕汁などは、酒粕を使った料理として有名ですよね。 酒粕には板粕、ばら粕、踏み込み粕、練り粕、成形粕など、さまざまな種類があります。種類によって固さや、適した使い方が異なります。 その中でも、手に入りやすいのが板粕とばら粕です。比較的扱いやすいペーストタイプの練り粕も、最近は人気です。
食材の旨味を引き出す。酒粕を使ったアレンジレシピ5選

酒粕をお料理に使う前に!酒粕について知っておきましょう
酒粕は加熱すると、まるでチーズのようなまろやかな風味になるため、料理に旨味とコクをプラスしてくれます。 また臭み消しとしても活用されていて、魚や肉料理に取り入れる場合も多いです。それだけでなく、魚や肉を柔らかく仕上げ、旨みが増す効果もあるとされています。
※酒粕にはアルコールが含まれています。お子様やアルコールが苦手な方は、充分に加熱してアルコールを飛ばしてから使用してくださいね。
酒粕でほっこり温まる。甘酒きな粉ココア
最初にご紹介するのは、酒粕を使った甘酒です。 時間をかけて作る麹の甘酒とは違い、酒粕を鍋に入れて煮溶かすだけで、簡単に美味しい甘酒を作ることができますよ。酒粕は先にペースト状にしてから、牛乳を入れましょう。 たっぷりと入れたきな粉が満腹感をもたらしてくれるので、小腹がすいた時にぴったりです。
香ばしさが食欲そそる。酒粕と黒すりゴマのサクサククッキー
酒粕の香りと黒ごまがマッチ!サクサクと軽やかなクッキーをご紹介します。 酒粕は焼くことで香りが立ちます。黒ごまと合わせることで、和風な味わいとなります。
簡単に作ることができるので、休日のおやつにもおすすめ。ついつい手が伸びてしまうおいしさです。
豆乳とも相性抜群!酒粕ベイクドチーズケーキ
意外な組合せかと思われるかもしれませんが、酒粕と豆乳の相性は抜群。 コクがあって酸味もある酒粕は、豆乳と合わせて焼くことでまるで濃厚なチーズのような味わいになります。 チーズケーキの土台はビスケットをクランチにしたものなので、焼き上がりもサックサクです。 焼き上がりの酒粕が香る、しっとりとした大人なチーズケーキは、甘いものが苦手な方にも喜ばれますね。
濃厚な味わいに満足!酒粕クリームシチュー
酒粕の濃厚さをさらに引き出してくれる、クリームシチューはいかがですか? 長い時間煮込無必要があるクリームシチューも、酒粕を加えることでコクと旨味を簡単に引き出すことができます。
野菜を煮るときに、生クリームをいれますが、この時沸騰をさせないことがポイントです。 野菜が柔らかくなってきたら、酒粕と市販のルーを入れて溶かし、弱火で5分ほど煮込んだら出来上がりです。
旨味引き立つ。酒粕入り豚汁うどん
甘酒のようにほっこり温まれるお料理をご紹介します。野菜がたくさん入った酒粕入り豚汁うどんはいかがでしょう。 ごろっと野菜で満腹感もあり、体も温まる一品となっています。
お味噌と酒粕はお互いに発酵調味料であるため、相性抜群。 酒粕がお肉と野菜の味を引き出して、コクと香り豊かなだし汁に仕上げてくれます。
お味噌を入れる前に、酒粕ベースのだし汁で具材を先に煮込むのがポイントです。
酒粕を日々の料理にもっと使ってみませんか?
いかがでしたか? 酒粕は、乳製品の代わりになったり、コクや旨味を引き出してくれたり、色々な使い方があって、とっても重宝する食材であることが、お分かりいただけたと思います。 クラシルでは、その他にも酒粕を使ったレシピを沢山ご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。