ごはんのおかずにはもちろん、お酒のおつまみとしても人気の「つくね」と「つみれ」。この2つの違いがなにか、知っていますか?今回は「つくね」と「つみれ」の違いを解説します。解説のあとには、つくねとつみれをおいしく作れるおすすめレシピもご紹介しますよ。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
“つくね”と“つみれ”、なにが違うの?材料も作り方もほぼ同じ?

「つくね」と「つみれ」の違いは?
つくねの由来は、手でこねて形を作るという意味を持つ「捏ねる(つくねる)」という言葉だといわれています。タネを丸く成型して調理したものが「つくね」で、使う材料はお肉に限らず、サバやエビといった魚介類を使ったものもあります。
それに対してつみれは、摘み取って入れるという意味の「摘入(つみいれ)」が由来となって生まれた料理名です。お肉やお魚といった材料を調味料とよく混ぜるところまではつくねと同じ工程ですが、タネを一口大に摘み取ってだし汁の中などに入れたものが「つみれ」だとされています。
つくねとつみれの絶品レシピをご紹介!
2つの違いが分かったところで、ここからはつくねとつみれの絶品レシピをご紹介します。もやしやきのこを加えて食感を楽しめるつくねや、香味野菜や生姜をきかせた香りのよいつみれなどをピックアップしているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まずはつくねのレシピをご紹介!
1.シャキシャキ もやしつくね
シャキシャキとした食感を楽しめる、もやしつくねのレシピをご紹介します。たっぷりのもやしを入れているので、かさ増しにもなります。包丁を一切使わずにお作りいただけるので、材料さえそろっていればすぐにできますよ。つくねに添えた大葉と一緒に召し上がれば、さわやかな香りもお楽しみいただけますので、ぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- 鶏ひき肉 (もも)・・・200g
- もやし・・・200g
- (A)片栗粉・・・大さじ1
- (A)すりおろし生姜・・・小さじ1
- (A)鶏ガラスープの素・・・小さじ1
- (A)塩・・・小さじ1/2
- 料理酒・・・大さじ2
- ごま油・・・大さじ1
- 大葉・・・4枚
作り方
準備.大葉は軸を取り除いておきます。
1.ボウルに鶏ひき肉ともやしを入れて捏ねます。
2.(A)を加え、粘り気が出るまで捏ねたら、一口大に丸めます。同様に7個作ります。
3.中火で熱したフライパンにごま油をひき、2を焼きます。
4.焼き色がついたら裏返し、料理酒を加え蓋をして中火で3分程蒸し焼きにします。
5.中まで火が通ったら、火から下ろし、お皿に大葉とともに盛り付けて完成です。
2.きのこたっぷりテリマヨつくね
きのこをたっぷり入れたテリマヨつくねはいかがでしょうか?粗めに刻んだきのこをタネにたっぷり混ぜこんで、食感と風味をプラスしています。甘辛い照り焼きソースを絡めれば、白いごはんのおかずにもってこい!マヨネーズといっしょに召し上がれば、さらにコクと旨みがプラスされて、お箸が止まらなくなりますよ。
材料(2人前)
- 鶏ひき肉・・・150g
- しいたけ・・・2個
- えのき・・・40g
- まいたけ・・・40g
- (A)片栗粉・・・大さじ1
- (A)すりおろし生姜・・・小さじ1/2
- (A)塩・・・小さじ1/3
照り焼き
- めんつゆ (2倍濃縮・・・大さじ3
- 砂糖・・・大さじ1
- みりん・・・大さじ1
- マヨネーズ・・・適量
- サラダ油・・・小さじ2
作り方
準備.しいたけの軸は切り落としておきます。えのきとまいたけは石づきを切り落としておきます。
1.しいたけ、えのき、まいたけは粗みじん切りにします。
2.ボウルに鶏ひき肉、1、(A)を加えてよく捏ねたら丸く成形します。
3.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、2を入れて蓋をし、5分ずつ両面を焼きます。
4.照り焼きの材料を加え、中火で3によく絡め、とろみがついて中まで火が通ったら火から下ろします。
5.器に盛り付け、マヨネーズを乗せて完成です。
続いてつみれのレシピをご紹介!
3.薬味たっぷり イワシのつみれ汁
つみれといえば、やっぱり「つみれ汁」!やさしい味わいのだし汁と、旨みたっぷりのつみれがおいしい一品をご紹介します。つみれにはミョウガや大葉、生姜を混ぜ込んでいるので、イワシの濃厚な旨味がありながらさっぱりとした味わいに仕上がりますよ。一度食べたらやみつきになること間違いなし!ぜひ汁物のレパートリーに加えてみてくださいね。
材料(2人前)
つみれ
- イワシ (三枚おろし)・・・2枚
- ミョウガ・・・1個
- 大葉・・・2枚
- 生姜・・・1片
- 卵黄・・・1個分
- 片栗粉・・・大さじ1
- みそ・・・小さじ1
- お湯・・・500ml
- 料理酒・・・大さじ1
- 顆粒和風だし・・・小さじ1
- 塩・・・ひとつまみ
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
準備.大葉は軸を切り落としておきます。 生姜は皮を剥いておきます。
1.ミョウガと大葉、生姜はみじん切りにします。
2.イワシは粘りが出るまで包丁で叩きます。
3.ボウルにつみれの材料を入れてよく混ぜ合わせます。
4.鍋にお湯を沸かしたら、料理酒と顆粒和風だしを入れます。3をスプーンで丸く形を整えながら入れて、中火で加熱します。
5.浮いてきたら塩を入れて味を調えます。
6.お椀に盛り付け、小ねぎを散らしたら完成です。
4.旨みたっぷり つみれのみぞれ煮
ごはんによく合う!さっぱりおいしい、つみれのみぞれ煮をご紹介します。つみれの材料はイワシと風味づけのすりおろし生姜だけ。味つけはめんつゆのみと、少ない材料で手軽に作れる一品です。大根おろしと三つ葉のさっぱりとした風味がつみれによく合い、お箸が進みますよ。シンプルながら味わい深いみぞれ煮を、ぜひ味わってみてくださいね。
材料(2人前)
- イワシ (三枚おろし)・・・4尾
- すりおろし生姜・・・小さじ1
- 大根・・・100g
- 三つ葉・・・10g
調味料
- 水・・・100ml
- めんつゆ (2倍濃縮)・・・100ml
作り方
準備.イワシは3枚におろし、皮を剥いておきます。 大根は皮を剥いておきます。 三つ葉は根元を切り落としておきます。
1.大根はすりおろしたら、水気を軽く絞ります。
2.三つ葉は1cm幅に切ります。
3.イワシを包丁でたたきペースト状にします。
4.ボウルに3とすりおろし生姜を入れ混ぜ合わせたら、一口大に丸めます。
5.鍋に調味料を入れ中火にかけ、ひと煮立ちしたら、4を入れて煮ます。
6.イワシが白っぽくなり火が通ってきたら、1と2を加え味が馴染んだら火を止め、皿に盛り付け完成です。
おいしいつくねとつみれをおうちで作ってみよう!
いかがでしたか?いつものつくねやつみれも、野菜やきのこ、香味野菜などを加えて作ると、食感や風味に変化が出てとってもおいしく仕上がります。白いごはんとはもちろん、お酒との相性も抜群なので、ぜひおうちで作ってみてくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。