最終更新日 2023.4.11

知っておきたい!下味冷凍の4つの解凍方法

知っておきたい!下味冷凍の4つの解凍方法

時短になる、味が染みこんでおいしくなる、といったメリットから人気の下味冷凍。

そんな下味冷凍レシピをよりおいしく、安全に召し上がっていただくために、一緒に覚えておきたい「下味冷凍の4つの解凍方法」をご紹介します。

  • 目次
  • ポイントは「温度」
  • 1.冷蔵庫解凍
  • 2.氷水解凍
  • 3.加熱解凍
  • 4.電子レンジ解凍
  • 下味冷凍のおすすめのレシピ3選
  • 終わりに

ポイントは「温度」

解凍のポイントは、解凍時の温度です。

  • 菌が活発に働く5~25℃の温度帯を避けることで、菌の繁殖を防ぎ安全に解凍できます。

  • ドリップが出やすくなる、-5~-1℃の温度帯を素早く抜けることで、食材へのダメージが抑えられ、おいしさを逃さず解凍できます。

1.冷蔵庫解凍

冷蔵庫に移して、低温で解凍する方法です。家庭用の冷蔵庫の温度は約3~5℃ですので、低温で安全に解凍することができますよ。

【解凍方法】

①トレーなどにのせ、冷蔵庫に移す

②約8時間ほど置き、解凍する

食材や厚みによって解凍時間は異なりますので、様子を見ながら調整してくださいね。夜ご飯に食べる場合は、朝のうちに冷蔵庫に移すとちょうどよく解凍されますよ。

2.氷水解凍

保存袋ごと氷水につけて解凍する方法です。氷水は0℃を保てるので、安全に解凍できます。水は空気よりも熱伝導率が高いので、冷蔵庫内より速く解凍することができますよ。

【解凍方法】

①解凍したい食品が入るくらいの大きめの容器に水をはり、氷を入れる

②中に水が入らないように保存袋の封をしたまま氷水につける

③時々袋を裏返したりしながらまんべんなく解凍する

氷が溶けてなくなりそうな時は、足してくださいね。水温が高くならないようにするのがポイントです。

流水解凍には注意

水道から水を流しながら解凍する「流水解凍」は、一般的ではありますが、水道水の水温は案外高いことをご存知でしょうか。特に、暑い時期は水温が高く、室温解凍と変わらない状態になりますので、安全面の観点からおすすめできません。

3.加熱解凍

凍ったままの食材を一気に加熱して、ドリップが出やすくなる-5~-1℃の温度帯を素早く抜ける方法です。

【解凍方法】

①凍ったままフライパンや鍋に入れ、水(または料理酒)を大さじ1程度入れ、蓋をし、弱火で加熱して蒸し焼きにする

②溶けてきたら全体をほぐし、しっかりと火が通るまで加熱する

油はねに気をつける

油が温まってから凍ったままの食材を入れると、油がはねる場合があります。油を入れたらすぐに食材も入れ、蓋をして蒸し焼きにするようにしましょう。

4.電子レンジ解凍

ドリップが出やすくなる-5~-1℃の温度帯を素早く抜ける方法です。

【解凍方法】

①電子レンジの解凍機能を使う

お使いの電子レンジの取り扱い説明書に従って解凍してください。また、電子レンジの機種によって解凍時間は異なるので、様子を見ながら調整してくださいね。

下味冷凍のおすすめのレシピ3選

1.下味冷凍 豚の生姜焼き

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下味をつけて冷凍することで、お肉にしっかりと味が染みこみ、おいしく仕上がります。忙しい日のメインにぴったりの定番メニューです。

2.下味冷凍 旨塩ガーリックチキン

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ジューシーな鶏もも肉に、食欲をそそるガーリックの香りが相性抜群です。ごはんのおかずにもお酒のおつまみもぴったりな一品です。

3.下味冷凍 味噌だれチキン

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みそのコクとニンニクの風味がやみつきになる味付けです。お好みで野菜を追加してもおいしく召し上がれますよ。

終わりに

解凍は、味や安全に大きく影響する重要な工程ですが、しっかりとポイントを意識している方は少ないのではないでしょうか。今回ご紹介した正しい解凍方法を覚えて、下味冷凍をよりおいしく、安全に作ってみてくださいね。

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