安価で手に入ることが多く、毎日のおかず作りに活躍する「もやし」。シャキシャキとした食感が魅力の野菜ですが、意外に足が早くすぐに傷んでしまいますよね。じつはそれ、冷蔵庫の保管場所が間違っているのかも…?そこで今回は、もやしを長持ちさせるコツを深掘り解説!記事の後半ではもやしをおいしく食べられるレシピをご紹介するので、ぜひ最後までお楽しみくださいね!
もやし、野菜室に入れてない?長持ちする保存場所に「もっと早く知りたかった!」

もやしは「野菜室NG」食材!
もやしは野菜なので、買ってきたらとりあえず野菜室に入れる方も多いですよね。でも、実はこれがもやしが傷む原因になっていることもあるんです!詳しく見ていきましょう。
■もやしはとってもデリケートな野菜
スーパーに並んでいるもやしは、じつは発芽中の新芽の状態。細胞分裂が活発な時期なので、衝撃や温度の変化、菌からの攻撃に弱いんです。もやしを購入したら、ぶつけたり傷つけたりしないように、やさしく扱ってくださいね。
■もやしはできるだけ低温で保存しよう!
もやしを長持ちさせるためには、低めの温度で保存するのがポイント。温度が高いと呼吸の回数が多くなるため、もやしの老化が進んでしまうんです。野菜室は温度が比較的高いため、当日に使い切る場合以外は避けるようにして、チルド室で保存しましょう。ただし、チルド室にもやしを入れると凍結の恐れがある場合は、冷蔵室で保存してください。
もやしをより長持ちさせるポイント
ここからは、もやしをより長持ちさせるためのポイントを見ていきましょう。
■水に浸して保存
水洗いしたもやしを密閉容器に入れ、もやしが浸る程度の水を加えて冷蔵庫のチルド室に保存する方法です。もやしは、水の中で発芽する性質があるため、同じような状態に置くことで、もやしにとってよい状態をキープすることができます。水に浸して保存する際は、保存容器の水を毎日交換しましょう。
■湯通ししてから保存
一度湯通しして水気を切ったもやしを保存容器に入れ、冷蔵庫のチルド室で保存する方法もおすすめです。熱湯に入れることで滅菌されるため、劣化速度を抑えられますよ。
■冷凍保存
もやしを長期保存したい方は、冷凍保存に挑戦してみてください。冷凍庫に入れる前に、きちんと洗ってしっかり水気を切るのが、おいしさを保つポイントです。水気を切ったもやしを冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いてから冷凍庫に入れましょう。冷凍したもやしを使う際は、解凍せずにそのまま加熱調理してくださいね。
もやしを使ったおすすめレシピをご紹介!
さてここからは、もやしを使ったおすすめレシピをご紹介します。簡単もやしナムルや、ひき肉ともやしのトロトロあんかけ厚揚げなど、もやしのシャキシャキ食感をたっぷりと堪能できる絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね!
1.超簡単!もやしナムル
シャキシャキ食感がクセになる!もやしナムルのレシピをご紹介します。すりおろしニンニクのパンチが効いた、あと引く味わいの一品です。鶏ガラスープの旨みが全体に行き渡っていて、夢中で食べ進めてしまいますよ。あと一品に迷ったときにはもちろん、おつまみにもおすすめなので、ぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- もやし・・・200g
- (A)白すりごま・・・大さじ1
- (A)しょうゆ・・・小さじ2
- (A)ごま油・・・小さじ2
- (A)鶏ガラスープの素・・・小さじ1
- (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1
作り方
1.耐熱ボウルにもやしを入れてラップをかけ、600Wの電子レンジで3分加熱し、水気を切ります。
2.ボウルに(A)を入れてよく混ぜ合わせます。
3.1を入れてよく混ぜ合わせます。
4.器に盛り付けて完成です。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。
2.フライパンひとつで!もやしのピリ辛巣籠もり卵
フライパンひとつで!もやしのピリ辛巣籠もり卵はいかがでしょうか?もやしに絡んだ旨辛味と、まろやかなチーズの組み合わせがたまらない、あと引く味わいの一品です。お財布にやさしい材料で、食べごたえのあるおかずを作れるので、節約したいときのメニューにもおすすめですよ。ぜひ挑戦してみてくださいね。
材料(2人前)
- もやし・・・100g
- 卵 (Mサイズ)・・・1個
- (A)コチュジャン・・・小さじ2
- (A)鶏ガラスープの素・・・小さじ1
- ピザ用チーズ・・・40g
- ごま油・・・大さじ1
トッピング
- ラー油・・・小さじ1
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
1.中火で熱したフライパンにごま油をひき、もやしを加えてさっと炒めます。
2.ごま油がなじんだら、(A)を加えて中火で炒めます。
3.全体に味がなじんだら中央を空けて卵を割り入れ、もやしの上にピザ用チーズを散らし、蓋をして中火で加熱します。
4.卵の白身に火が通ったら火から下ろします。トッピングをかけて完成です。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。
3.節約メニュー!ひき肉ともやしのトロトロあんかけ厚揚げ
ごま油の風味が食欲をそそる、ひき肉ともやしのトロトロあんかけ厚揚げを作ってみませんか?香ばしく焼いた厚揚げに、もやしが入ったトロトロのあんをたっぷりとかけました。豚ひき肉の旨みが溶け出したあんは絶品で、厚揚げの素朴な味わいによく合いますよ。ボリューム満点のおつまみをお探しのときにも、ぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- 厚揚げ豆腐 (計300g)・・・2枚
- 豚ひき肉・・・200g
- もやし (250g)・・・1袋
- (A)しょうゆ・・・30ml
- (A)みりん・・・50ml
- (A)酒・・・50ml
- 水溶き片栗粉・・・大さじ2
- ごま油・・・大さじ2
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
1.強火で熱したフライパンにごま油をひき、厚揚げを両面に焼き目が付くまで焼き、火から下ろします。
2.1枚を4等分に切ります。
3.同じフライパンを強火で熱し、豚ひき肉ともやしを炒めます。
4.もやしがしんなりしてきたら(A)を入れて、中火で炒めます。
5.水溶き片栗粉を入れて、かき混ぜながら中火で熱し、とろみがついたら火から下ろします。
6.器に2を盛り付け、5をかけ、小ねぎを散らして完成です。
もやしは、おいしく食べられる家計の味方!
いかがでしたか?今回は、もやしの保存方法についてのお話と、もやしを使ったおすすめレシピをご紹介しました。もやしを使った料理のレパートリーを増やしておけば、無理なく食費を抑えることができますよ。ぜひ気になったレシピをお試しいただき、毎日のおかずのレパートリーに加えてみてくださいね!
※20歳未満の飲酒はやめましょう。