真っ黒な見た目がインパクト抜群の「モノクロスイーツ」。韓国発スイーツということもあり、2024年に入ってからじわじわと注目を集め、この秋にコンビニなどでも販売され始めました。今回はそんなモノクロスイーツの特徴やアイデア、さらにおすすめレシピをご紹介します。ハロウィンにもぴったりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
モノクロスイーツがキテる!特徴やハロウィンにもぴったりなレシピもご紹介

- 目次
- 韓国発のモノクロスイーツとは
- モノクロスイーツにはどんな食材が使われる?
- ブラックココアパウダー
- 竹炭パウダー
- 黒ごま
- 生クリーム、ホワイトチョコレート
- 代表的なモノクロスイーツとアイデア
- スポンジケーキ、シフォンケーキ
韓国発のモノクロスイーツとは
モノクロスイーツとはその名の通り、黒い食材と白い食材を組み合わせて、モノトーンカラーに仕上げたスイーツのことです。黒い部分はブラックココアパウダーや竹炭パウダー、黒ごまなどが使われ、白い部分は生クリームやホワイトチョコレート、牛乳などを使って白と黒の見た目を表現しています。
このモノクロスイーツは韓国で生まれたものであり「2Dケーキ」から派生したと言われています。この2Dケーキというのは、2021年頃から韓国で流行り、2023年に日本でも話題になったケーキです。ケーキなどを黒いチョコペンなどで縁取って、立体的なケーキを平面のように見せるもので、コミックケーキや二次元ケーキとも言われています。
日本では2Dケーキに続き、モノクロスイーツが2024年に流行る食べ物としてじわじわと注目されていましたが、真っ黒な見た目がハロウィンにぴったりだということから秋に入って一気に注目度が高くなり、現在コンビニなどでもさまざまなモノクロスイーツ商品が販売され始めています。
今まではスイーツというと華やかな見た目のものが注目されていましたが、無機質でシックな見た目のモノトーンカラーがおしゃれで、かわいらしさと大人っぽさの両方を兼ね備えていることから、SNSでも話題になっていったようです。今後はハロウィンなどのイベントだけでなく、さまざまなカフェからモノクロスイーツが登場するかもしれませんね。
モノクロスイーツにはどんな食材が使われる?
先ほど少し触れましたが、ここで改めてモノクロスイーツに使われる食材をチェックしてみましょう。
ブラックココアパウダー
真っ黒な見た目が特徴のココアパウダーで、一般的なココアと同じく、原料はカカオ豆です。ココアパウダーの製造過程においてアルカリ処理がありますが、このアルカリ処理の工程で濃度や温度、時間を調整することで真っ黒なココアパウダーが作られるのだとか。
色付けを目的としている食材のため、風味は一般的なココアパウダーより弱めです。ココアの風味を出したいときは、普通のココアパウダーを加える必要があります。
竹炭パウダー
竹炭パウダーは、高温で焼き上げた竹炭を細かく粉砕し、食品に使えるように加工した粉末です。無味無臭で、シフォンケーキやクッキーなどの焼き菓子、またパン生地にも使えます。 ほかの食材の風味を邪魔せずに真っ黒な見た目の料理ができることもあり、モノクロスイーツにぴったりな食材です。
黒ごま
和食にもよく使われる黒ごまは、黒い食材の定番ですよね!モノクロスイーツに使う場合は黒すりごまを使ったり、黒練りごまを使うのがおすすめです。ただし、竹炭パウダーなどと比べると風味が強いため、黒ごまプリンや黒ごまシフォンなど、黒ごまを主役にしたスイーツを作る必要があります。
生クリーム、ホワイトチョコレート
白い部分は生クリームやホワイトチョコレートなどを使いましょう。主にデコレーションに使うことが多いですが、黒いシュー生地を作って間に生クリームをたっぷり絞ったり、ココアクッキーにホワイトチョコレートをはさむことで、白と黒のコントラストが強調されます。
代表的なモノクロスイーツとアイデア
続いては、モノクロスイーツでよく作られているものやハロウィンにもぴったりなアイデアをご紹介します。
スポンジケーキ、シフォンケーキ
真っ黒な生地と生クリームを組み合わせれば、あっという間にモノクロスイーツのできあがり!スポンジケーキはもちろん、シフォンケーキに竹炭パウダーなどを加えて作るのもおすすめです。生クリームはスポンジケーキに挟んだり、少し添えるだけでもシックな見た目に仕上がります。モノトーンではなくなりますが、ハロウィン仕様にしたいときはいちごジャムなどを添えると雰囲気がアップしますよ。
チーズケーキ
チーズケーキをモノトーンスイーツにしたいときは、生地自体に竹炭パウダーや黒ごまなどを入れるのもよいですが、ココアサンドクッキーを砕いたものを混ぜ込んだり、うえにのせて焼くのもおすすめです。チーズケーキの生地とクッキー部分は見た目だけでなく、食感のコントラストも楽しめます。
プリン
プリンをモノトーンスイーツに仕上げるなら、黒ごまを使ってみましょう!使う黒ごまによって色味は変わるものの、黒練りごまを使うと濃い色に仕上がりますよ。生クリームをのせて、かわいらしい見た目を楽しんでくださいね。
クッキーサンド
ブラックココアパウダーや竹炭パウダーを加えた生地でクッキーを作り、ホワイトチョコレートで作るガナッシュを入れれば、おしゃれな見た目のクッキーサンドに!ホワイトチョコレートだけでなく、チーズクリームを挟んだり、バニラアイスを挟むなどアレンジも楽しめます。
モノクロスイーツレシピをご紹介!
ここからは、チャレンジしたくなるモノクロスイーツのレシピをご紹介します。ブラックココアパウダーや黒ごまを使ったものなど、おいしいレシピをピックアップしました!ハロウィンにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。
ブラックココアのサクサククッキー
中にビターチョコレートを閉じ込めた、ブラックココアクッキーです。ブラックココアを使うことで、真っ黒に近い見た目のクッキーに仕上がります。このレシピでは、中にビターチョコレートを入れましたが、ホワイトチョコレートやミルクチョコレートを入れてもおいしく作れますよ。チョコペンでお絵かきすれば、ハロウィンやパーティーなどでも楽しめます。
豆腐で黒ごまプリンの和風タルト
オーブンいらずで簡単に作れる、黒ごまプリンタルトのレシピをご紹介します。プリン部分は黒練りごまと絹ごし豆腐を使っているので、濃厚でありながらも後味はさっぱりとしています。生クリームなどを添えれば、よりモノクロスイーツらしい一品に仕上がりますよ。ぜひ試してみてくださいね。
簡単黒ごまアイス
続いても黒ごまを使ったレシピのご紹介です。市販のバニラアイスに黒ごまを混ぜ込むだけの簡単レシピですが、味は絶品!黒いりごまをすり鉢に入れてすってから加えているので、香り高く香ばしい味わいを楽しめます。黒ごまペーストを使うと、より濃い色に仕上がりますよ。おやつやデザートにぴったりなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
コーヒーと牛乳の二層ゼリー
これぞまさにモノクロスイーツ!という見た目のコーヒーゼリーはいかがでしょうか。ブラックコーヒーゼリーと牛乳と生クリームで作るゼリーをそれぞれ作り、二層に見えるように仕上げました。最初にブラックコーヒーゼリーを作って固めている間に、牛乳ゼリーを作ると効率よく作業ができます。ブラックコーヒーは無糖のものを使っているので、甘くなりすぎないのもうれしいポイント!見た目だけでなく味わいのコントラストも楽しめる一品です。
黒胡麻ソースで食べる くるみ餅
和風のモノクロスイーツもおすすめ!真っ白な白玉に濃厚な味わいの黒ごまソースをかけていただく一品です。このレシピでは黒ごまソースにペースト状にしたくるみを加えているので、より香ばしく風味豊かな味わいに仕上がっています。普段のおやつやおもてなしにもぴったりですよ。今年のハロウィンにはこの和風スイーツを取り入れてみるのもよいかもしれませんね!
今年のハロウィンはモノクロスイーツを作ってみよう!
今回は、今話題の韓国発「モノクロスイーツ」の特徴やアイデアをご紹介しました。シックな見た目がおしゃれでカフェなどでも見かけることが増えてきました。さらにハロウィンなどのイベントにも最適ということもあり、今後定番化していく可能性が高いスイーツです。ぜひ今年のハロウィンはモノクロスイーツづくりに挑戦してみてくださいね。
