角煮や煮込み料理など、時間のかかるレシピを時短でおいしく調理できる「圧力鍋」。素材や機能もさまざまなので、初心者の方はどれを選べばよいか迷ってしまいますよね。そこで今回は、圧力鍋のおすすめの選び方をご紹介します。一人暮らしや家族向けにぴったりな容量も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【2023年】おすすめの圧力鍋3選!選び方や機能をポイント別で解説

圧力鍋を使うメリットは?
圧力鍋とは、鍋の圧力を上げ食材を高温で調理できる鍋のこと。密閉した状態で加熱するため、短時間で食材にしっかりと火を通すことができ、時短調理を叶えてくれるすぐれものなんですよ。
また、食材の旨味を逃さずに調理できるので、豚肉や魚をふっくらとおいしく仕上げられるのも魅力。料理初心者の方でも、簡単においしい料理を作ることができますよ。
ちなみに圧力鍋には、ガスやIHクッキングヒーターで加熱する「圧力鍋タイプ」と電気を使って圧力調節をする「電気圧力鍋タイプ」の2種類があります。圧力鍋は電気圧力鍋に比べて安価で購入できる場合が多く、様子を見ながら自分で火加減を調節できるのが特徴です。
圧力鍋の選び方のポイント
ご自宅に合った圧力鍋を選ぶためには下記のポイントを押さえておくことが大切です。
・圧力をかける方法
・鍋の素材
・容量
・タイマー機能
それぞれ詳しく解説しますね。
圧力をかける方法で選ぶ
まずは、圧力調節の方法を確認していきましょう。圧力をかける方法は「おもり式」と「スプリング式」の2つ。それぞれの特徴や違いを把握しておくと、自宅にぴったりな圧力鍋を選びやすくなりますよ!で選ぶ
初心者におすすめの「おもり式」
蒸気の噴出口におもりがついているタイプのことを「おもり式」といいます。圧力がかかると「シュシュッ」という音ともにおもりが揺れ、鍋にどれくらいの圧力がかかっているのかを把握できる仕組みです。
圧力の状況を音やおもりで確認できるので、圧力鍋を使うのが初めてという方でも使いやすいのがうれしいですね。ただし、音が大きいものも多いので、音が気になるという方にはあまりおすすめできません。
【容量】Sサイズ(2.5L / 3.5合炊き) 【サイズ】外径22cm×高さ17.7cm(本体高さ8.6cm)×最大長38.2cm 【重量】約2.0kg 高さ、重量はすべて蓋・ゼロオモリを含みます。
使用可能熱源:ガス・IH対応 電気クッキングヒーター ハロゲンヒーター
146kPaもの圧力で超時短調理を叶える圧力鍋です。「ゼロ活力」という名の通り、カレーや肉じゃがなどの料理を加圧時間0分で調理できるんです!調理方法も簡単で、沸騰しておもりが振れたら、火を消すだけ。素材本来の旨味を逃さず、おいしい一品を作れるのが魅力です。
また、2つのおもり式なので、圧力設定がしやすいのがポイント。圧力がかかり始めたタイミングもわかるので、圧力鍋が初めての方にもおすすめです。
静かに調理できる「スプリング式」
おもり式と違って静かに調理できるのが「スプリング式」です。圧力表示のビンを内蔵しており、圧力がかかるにつれてビンが上昇していきます。その上昇していくビンの状態に応じて、火力を調節する仕組みです。
どれくらいの圧力がかかっているかを自分で確認しなければいけませんが、食材に合わせて火力を細かく調節できるので、好みの食感や口あたりに仕上げられますよ。
こちらの圧力鍋は、加圧中に音や蒸気をほとんど出さないスプリング式が特徴です。静かに調理ができるので、夜中の調理や小さなお子様がいる家庭でも安心して調理をすることができます。
また、高圧と低圧の2段階設定が可能で、野菜やお肉、魚を短時間でふっくら仕上げられるのも魅力。持ちやすい取っ手やシンプルな圧力表示など、使い勝手も抜群なので、初めて圧力鍋を使う方にもおすすめですよ。
鍋の素材で選ぶ
圧力鍋を選ぶときは、鍋本体の素材をチェックしてみるのもひとつの方法です。素材として主に使われているのはアルミとステンレスですが、その両方のよさを兼ね備えた多重構造タイプも存在します。
それぞれの魅力や特徴をご紹介するので、使用用途に合わせて選んでみてくださいね。
熱伝導性に優れた「アルミ製」
熱が伝わりやすく、短時間で圧力をかけられるのがアルミ製の圧力鍋です。比較的軽量なので扱いやすく、洗うときはもちろん、収納するときにも便利ですよ。
ただし、熱伝導性が高い分保温力は劣るため、余熱調理には向いていない傾向にあります。
丈夫で冷めにくい「ステンレス製」
アルミ製に比べて保温性に優れているのがステンレス製です。熱は伝わりにくいですが、一度熱すると冷めにくい素材なので、余熱調理にも適しています。また、ステンレス製は丈夫でサビにくい特徴もあるので、お手入れをしっかりすれば長く使い続けられるでしょう。
しかし、重量があるため、場合によっては使いづらいと感じることも。重量とサイズのバランスを考慮しつつ選んでみてくださいね。
熱伝導性と保温性を兼ねそなえた「多重構造」
多重構造とは、アルミとステンレスの機能を兼ね備えたタイプのこと。熱伝導性と保温性の両方に優れているモデルが多く、圧力値も高い傾向にあります。
高機能なので値段もやや高めですが、とにかく便利な圧力鍋がほしい!という方はチェックしてみてもよいでしょう。価格と使用頻度を考えて選ぶのがおすすめですよ。
容量で選ぶ
家族の人数や作りたい料理の量に合わせ、圧力鍋の容量を確認することも欠かせません。たとえば、一人暮らしの場合は小さめの2.5~3L、2人~4人家族の場合は3~5Lがおすすめです。大人数の場合やたくさん調理して作り置きしたいときには、6L程度の圧力鍋があると重宝しますよ。
ただし、容量が大きければ大きいほど、サイズも大きくなるので注意が必要です。あまりにも大きすぎると収納場所にも困ってしまうので、キッチンのどこに置くかをイメージしてから購入するほうがよいかもしれませんね。
圧力なべモードとなべモードで、圧力なべとなべが1つに
【セレクター】
なべと圧力なべが簡単に切り替えOK
2つの調理器具の必要なく、収納に便利
【調理時間最大1/3】
加圧調理 (65kpa)で時短に
5.2Lの容量を誇り、3~5人の家族用としておすすめの圧力鍋です。圧力鍋と普通の鍋が1つになっており、セレクターを回すだけで簡単に調理モードを切り替えられます。
密閉して100℃以上の高温で加熱する圧力調理のため、調理時間を大幅に短縮でき、食材の栄養を逃さずおいしく仕上げられますよ。安全ロックピンや圧力調整弁など安心の安全設計も特徴のひとつです。
タイマー機能もチェック
タイマー機能がある圧力鍋は、加圧や減圧のタイミングを自動で知らせてくれるのでとっても便利!火加減の調節も教えてくれるので、圧力鍋を使ったことがないという方はタイマー機能が搭載されているモデルを選ぶのがおすすめです。
タイマーと一言でいっても、デジタル表示やアラームなどタイプもさまざま。ご自身が使いやすい、好みのモデルを選ぶとよいでしょう。
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