朝ごはんの定番といえば、やっぱり「食パン」!トーストやサンドイッチなど、バリエーションも豊富に楽しめますよね。そんな食パンがいちばんおいしく食べられるのは、実は「焼きたてじゃない」ってご存じですか?今回は、食パンのいちばんおいしいタイミングと、パンの種類ごとの食べごろについて解説します!絶品食パンレシピもご紹介しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。
食パンが一番おいしいのは"焼きたて"じゃない!ではいつがベスト?「知らなかった...!」

食パンがおいしく食べられるタイミングは…?
パンは焼きたてがいちばんおいしいというイメージがあるかもしれませんが、実は「食パン」に限っていうと、焼き上がってから8時間後あたりがいちばんおいしい、といわれているんです!
食パンは焼きたての状態だと、生地の水分がパンの中心に集まっていて、中心はやわらかくて外側の食感は固め、というアンバランスな状態です。時間の経過とともに生地の水分がパン全体にまんべんなく行きわたると、中心部分と外側の固さのバランスがよくなり、食パンの魅力である「もっちり食感」が楽しめるようになります。
また、焼きあがってから少しおいておくうちに、イーストの発酵臭なども徐々に落ち着いてきます。
こうして全体に水分が行きわたり、味がなじむのが、ちょうど焼きあがってから8時間後ごろなんです!
ほかのパンはいつが食べごろ?
食パンは今見てきたように「焼き上がってから8時間後」が食べごろですが、パンの種類によってそのタイミングはさまざまに異なります。具体的に見ていきましょう!
フランスパン
噛みごたえのあるフランスパンは、焼き上がりから30分~3時間後がベストタイミング!パンの水分が程よく抜けて生地が落ち着くので、フランスパン特有のパリッとした食感と風味が楽しめますよ。
クロワッサン
クロワッサンは焼き上がってから1~3時間すると生地にバターが馴染み、外はパリパリ、中はしっとりとした食感が生まれます。クロワッサンと生地が似ている「デニッシュ」も、同程度の時間がベストなのだそうですよ。
総菜パン
さまざまな具材との組み合わせが楽しい総菜パンは、具材の種類によっては焼きたてがいちばんおいしいといわれています。チーズのトロトロ感やベーコンのカリッと香ばしい状態を存分に味わえるタイミングは、やはり焼きたてですよね。
パンの種類によって、おいしく食べられる「ベストタイミング」はさまざま!ぜひそれぞれの特性を意識して、おいしいパンを召し上がってくださいね。
食パンを楽しむおすすめレシピをご紹介!
さてここからは、食パンを使った絶品レシピをご紹介します。玉ねぎやピーマン、ハムをたっぷりのせた簡単ピザトーストや、バターや卵、薄力粉といったシンプルな材料で作る生地を食パンに塗って焼いたメロンパン風トーストなどをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.朝ごはんに 簡単ピザトースト
朝ごはんにぴったりの、簡単ピザトーストのご紹介です。旨味と酸味のバランスがよいケチャップとコクのあるチーズがベストマッチ!シャキシャキとした野菜にハムが加わり、食べごたえのある一品ですよ。切った材料を食パンにのせて焼けば完成するので、時間がないときにも重宝できます。ぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- 食パン (6枚切)・・・2枚
- ケチャップ・・・大さじ2
- ハム・・・2枚
- 玉ねぎ・・・1/8個
- ピーマン・・・1個
- ピザ用チーズ・・・40g
作り方
1.玉ねぎは薄切りにします。
2.ピーマンはヘタと種を取り除き、薄い輪切りにします。
3.ハムは半分に切り、さらに1cm幅に切ります。
4.食パンにケチャップをまんべんなく塗ります。
5.3、2、1の順にのせ、ピザ用チーズをかけます。
6.アルミホイルを敷いた天板にのせ、オーブントースターでピザ用チーズに焼き目がつくまで3分ほど焼いて完成です。
※お使いのトースター機種によって焼き加減が異なりますので、様子を見ながらご調整ください。今回は1000W220℃で焼いています。トースターは庫内が狭く、食材と熱源の距離が近いため、加熱中の食材の油が落ちたり、油はねなどが原因で発煙、発火の恐れがあります。加熱中は目を離さないでください。
2.ハムと卵のサンドウィッチ
カフェ風ランチを楽しみたいときにおすすめの、ハムと卵のサンドウィッチはいかがでしょうか。半熟状に仕上げたとろとろの卵と、旨味たっぷりのハムは相性抜群ですよ。マスタードの辛味がアクセントになり、やみつきになるおいしさです。一度食べたらリピート間違いなしなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
材料(1人前)
- 食パン (6枚切り)・・・2枚
- ハム・・・2枚
- レタス・・・15g
- スライスチーズ・・・1枚
- 卵・・・1個
- 塩こしょう・・・少々
- 有塩バター・・・5g
- (A)マヨネーズ・・・小さじ2
- (A)マスタード (粒)・・・小さじ1/2
付け合せ
- ミニトマト・・・2個
作り方
1.ボウルに卵、塩こしょうを入れて溶きほぐします。
2.フライパンに有塩バターを入れて中火で熱し、1を入れて菜箸で大きくかき混ぜます。ひとまとめにして半熟状になったら火から下ろします。
3.オーブントースターで食パンを3分程焼きます。
4.別のボウルに(A)を入れて混ぜ合わせます。
5.3の片面に4を塗り、レタス、2、ハム、スライスチーズの順にのせて挟みます。
6.ラップで包み、半分に切ります。
7.お皿に盛り付け、ミニトマトを添えて完成です。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。
※お使いのトースター機種によって焼き加減が異なりますので、様子を見ながらご調整ください。今回は1000W250℃で焼いています。トースターは庫内が狭く、食材と熱源の距離が近いため、加熱中の食材の油が落ちたり、油はねなどが原因で発煙、発火の恐れがあります。加熱中は目を離さないでください。
3.メロンパン風トースト
おやつにもおすすめの、メロンパン風トーストのご紹介です。バターが香るメロンパン生地は、サクサク食感と後を引く甘みがたまりません。一見作るのが難しそうに思えますが、混ぜた材料を食パンに塗って焼くだけと、作り方はとってもシンプルです。お子様もよろこぶ一品なので、ぜひ試してみてくださいね。
材料(1人前)
- 食パン (8枚切り)・・・1枚
メロンパン生地
- 有塩バター・・・10g
- 砂糖・・・大さじ1
- 溶き卵 (Mサイズ)・・・1/2個
- 薄力粉・・・大さじ3
- バニラエッセンス・・・2滴
- グラニュー糖・・・小さじ1
作り方
準備.有塩バターは常温に戻しておきます。
1.ボウルに有塩バター、砂糖を入れて、ホイッパーですり混ぜ、溶き卵を加えてさらに混ぜます。
2.薄力粉を加えて混ぜ、全体がなじんだらバニラエッセンスを加えて混ぜます。
3.アルミホイルを敷いた天板に食パンをのせ、2を塗ります。
4.ナイフで2cm幅の格子状に模様をつけ、グラニュー糖をかけます。
5.オーブントースターでほんのり焼き色がつくまで7分焼いて出来上がりです。
※お使いのトースター機種によって焼き加減が異なりますので、様子を見ながらご調整ください。今回は1000W200℃で焼いています。トースターは庫内が狭く、食材と熱源の距離が近いため、加熱中の食材の油が落ちたり、油はねなどが原因で発煙、発火の恐れがあります。加熱中は目を離さないでください。
食パンレシピのレパートリーを広げよう!
いかがでしたか?パンの「いちばんおいしいタイミング」のお話と、食パンで作る簡単レシピをご紹介しました。手軽に使えてさまざまな食材と合わせやすい食パンは、レシピのレパートリーを増やしておいて損はありません!ぜひ今回ご紹介したレシピを参考に、おいしい食パンメニューをお楽しみくださいね。