12月に入って一段と寒さが増す日が続いていますね。そんな時におすすめなのが、温かいスープ。寒い日には、温かいスープを飲むと心もカラダもホッとしますよね。実は、そんなスープに「記念日」があることをご存知でしょうか?今回は、「スープの日」の由来やスープにまつわる豆知識、また「スープの日」にぜひ作ってほしいおいしいレシピも合わせてご紹介します。ぜひ最後までチェックしてくださいね。
12月22日は「スープの日」おうちで簡単!濃厚オニオンスープ【心もカラダもホッと一息】

「スープの日」の意味・由来とは?
スープの日は「12月22日」。「いつ(12)もフーフー(22)とスープをいただく」という語呂合わせに由来して、この日が「スープの日」に制定されました。制定したのは「日本スープ協会」。語呂合わせが由来とのことですが、12月後半はちょうど温かいスープが恋しくなる時期ですよね!
「スープ」の概念は国によって違う?
日本では「スープ」というカテゴリの中に「ポタージュ」や「コンソメ」がありますよね。でも、これらの語の発祥の地であるフランスではちょっと違うことをご存じでしょうか?
フランスでは「ポタージュ」という言葉が「スープの総称」であり、そのなかにコンソメスープやほかのスープが含まれている、といわれています。フランス語のポタージュ(potage)は、もともと「ポット(pot、フランス語で「鍋」を意味する言葉)で煮たもの」という意味なんだそう。
一方で、フランス語にも「soupe(スープ)」という、英語の「soup」のもとになった言葉があります。ではフランス語の「soupe」が何を指しているかというと、「パンや具がたくさん入った、家庭風の飾らない汁物料理」なんだそう。さらにその元をたどると、煮込み料理などを作るときにできる「煮汁」そのものを指しています。「potage」 は作っている途中にこしたり、澄ましたりといった工程をもつものを指すので、少しニュアンスが違うんですね。
こうみてくると、日本でいう「スープ」の概念は、フランスの「potage」「soupe」両方を含んでいますよね。フランス語の「soupe」が英語の「soup」の語源となり、日本の「スープ」につながっていくのですが、国によって「スープ」や「ポタージュ」の概念がこんなに違うなんて面白いですよね!
おいしいスープを作ろう!
今回は、「スープの日」にちなんで、記念日制定の由来やスープの豆知識をご紹介しました。寒さが身に染みる季節には、あったかスープを飲むとホッとくつろげますよね。この後は、濃厚な野菜の旨みが味わえる絶品スープのレシピを合わせてご紹介します。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
濃厚 トマトオニオンスープ
あめ色になるまで炒めた玉ねぎの旨味が溶け込んだ、濃厚トマトオニオンスープはいかがでしょうか。玉ねぎの甘みとトマトの酸味が相性抜群で、素材のおいしさが存分に味わえるスープです。コンソメ顆粒を使うので、味が簡単に決まるのもうれしいポイント。玉ねぎとトマトさえあればあとはおうちによくある材料で作れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
材料(2人前)
- 玉ねぎ・・・1個
- トマト・・・1個
- お湯・・・300ml
- コンソメ顆粒・・・大さじ1/2
- 砂糖・・・小さじ1
- 黒こしょう・・・少々
- EVオリーブオイル・・・小さじ1
- 有塩バター・・・20g
- パセリ (乾燥)・・・少々
作り方
準備.トマトのヘタを取っておきます。
1.玉ねぎは薄切りにします。
2.トマトは1cmの角切りにします。
3.中火で熱した鍋にバターを溶かし、1をアメ色になるまで炒めたらお湯を入れて弱火で10分程煮詰めます。
4.コンソメ顆粒と2、黒こしょうを入れてひと煮立ちしたら砂糖とEVオリーブオイルを入れて混ぜ合わせ、火から下ろします。器に盛ってパセリをかけたら完成です。
スープの日にはおうちでおいしいスープをいただこう!
いかがでしたか。今回は、12月22日の「スープの日」にちなんで、記念日の由来や豆知識に加えておすすめのスープレシピをご紹介しました。今年も残り少なくなりましたが、冬の寒さはこれからが本番です。ぜひ12月22日にはお気に入りのスープを作って、ほっこり温まってくださいね!