最終更新日 2023.3.30

ドラゴンフルーツの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

ドラゴンフルーツの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

南国フルーツらしいカラフルな色合いと、トゲトゲとした果皮が印象的な「ドラゴンフルーツ」。存在は知っているけど実物は見たことがないという方も多いかもしれませんね。そんなドラゴンフルーツですが、ビタミンやミネラル類も含まれています。そこで今回は、ドラゴンフルーツの種類や含まれる栄養素、おいしいドラゴンフルーツの選び方、基本の食べ方などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • 一度見たら忘れない!鮮やかな色合いと個性的な見た目
  • ドラゴンフルーツの種類
  • 主要な栄養価はこちら
  • 注目の栄養素
  • おいしいドラゴンフルーツの選び方
  • ドラゴンフルーツを食べてみよう
  • 新鮮なドラゴンフルーツでトロピカル気分を楽しもう!

一度見たら忘れない!鮮やかな色合いと個性的な見た目

「ドラゴンフルーツ」は熱帯地域に生息するサボテン科の果実です。

原産地はメキシコや中南米などの熱帯地域で、日本では20年ほど前から沖縄県や鹿児島県を中心に栽培されています。

日本では「ドラゴンフルーツ」という商品名で流通していますが、正式名称は「ピタヤ」で、海外では「ピタヤ」と呼ばれることが一般的です。

「ドラゴンフルーツ」という名前の由来ですが、ゴツゴツとした果皮が、ウロコに覆われた竜のように見えるという理由で名づけられたといわれています。 また、夜に白くて大きい花を咲かせることから「夜の女王」や「ムーンフラワー」と呼ばれることもあります。

大きさは10~15cmほどで、果肉はやわらかくサクサクとしています。酸味はほとんどなく、カラフルでインパクト抜群な見た目とは裏腹に、さっぱりとした上品な甘さが特徴です。

ドラゴンフルーツの種類

そんなドラゴンフルーツですが、海外では品種改良も盛んに行われており、次々と新しい品種が誕生しています。ここでは、代表的な品種を3つご紹介します。

・ホワイトピタヤ(ホワイトドラゴン)

スーパーなどで最も見かける、ドラゴンフルーツの代表格ともいえる品種です。果皮は鮮やかなピンク色で、果肉は白。果肉の中には、黒ゴマのような小さな種がたくさんちりばめられています。酸味は少なくさっぱりとした甘さで、果肉のサクサク、種のプチプチとした食感を楽しめます。

・レッドピタヤ(レッドドラゴン)

果皮だけでなく、果肉も濃厚な赤色、もしくは赤紫色をしています。果肉の色こそ違いますが、食感や味わいはホワイトピタヤとそれほど変わりません。ちなみに、果肉の汁は衣類につくとなかなか落とせません。注意しながらいただきましょう。

・ピンクピタヤ(ピンクドラゴン)

2007年に品種改良により生まれた、新しい品種です。ドラゴンフルーツの中では一番甘みが強く、果肉は淡いピンク色をしています。希少種のため、価格も高めです。

主要な栄養価はこちら

ドラゴンフルーツ100gに含まれる主な栄養価は以下の通りです。

・エネルギー   52kcal

・水分      85.7g

・たんぱく質   1.4g

・脂質      0.3g

・炭水化物    11.8g

・食物繊維    1.9g(水溶性 0.3g/不溶性 1.6g)

・カリウム    350mg

・マグネシウム  41mg

・ビタミンC    7mg

※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

注目の栄養素

ここでは、特に注目したい3つの栄養素について解説していきます。

■カリウム

カリウムはミネラルのひとつで、ミネラルは体内で合成できないため食物として摂る必要があります。体内の余分なナトリウムを体外に排出し、調整する作用があります。そのほか、筋肉の収縮などにも関わる重要な栄養素です。

■マグネシウム

カリウム同様、身体に必要なミネラルの一種。リンやカルシウムと共に歯や骨を形成するほか、筋肉の収縮や血圧維持など、体内のさまざまな代謝を助ける働きがあります。

■食物繊維

食物繊維は不溶性と水溶性に大きく分けられますが、ドラゴンフルーツには水に溶けない不溶性食物繊維が多く含まれています。便通を整えるだけでなく、余分な脂質や糖、ナトリウムを体外に排出する働きがあります。

おいしいドラゴンフルーツの選び方

せっかくならおいしいドラゴンフルーツを選びたいですよね。新鮮でおいしいドラゴンフルーツを選ぶポイントは以下の3つです。

・ふっくらとした球体をしている

果実の形を確認しましょう。質のよいドラゴンフルーツは、ふっくらと丸みのあるふくよかな形をしています。極端に形が悪いものや小さいものは避けてくださいね。

・ずっしりと重い

持ったときにずっしりとした重みがあるドラゴンフルーツには、果汁がたっぷり含まれていて、とてもジューシーです。同じサイズなら、より重量感がある方を選びましょう。

・果皮にみずみずしいハリがある

果皮の状態もチェックしましょう。果皮全体がみずみずしく、鱗片がピンと張っているものは新鮮な証拠です。鱗片は短く、幅が広いとさらによいでしょう。

ドラゴンフルーツを食べてみよう

ドラゴンフルーツは、切ってそのまま食べるのがおすすめです。冷蔵庫でキンキンに冷やし過ぎると甘みが飛んでしまうため、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れるとほどよく冷えておいしくいただけますよ。

新鮮なドラゴンフルーツでトロピカル気分を楽しもう!

ドラゴンフルーツの種類や含まれる栄養素、おいしいドラゴンフルーツの選び方、基本の食べ方などをご紹介しました。

南国の果物らしいカラフルな見た目が美しいドラゴンフルーツ。見た目の印象とは違い、さっぱりとした上品な甘さが楽しめるので、見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

また、クラシルでは、ドラゴンフルーツの保存方法についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

人気のカテゴリ