最終更新日 2024.3.25

ブロッコリーの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

ブロッコリーの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

秋から春にかけて旬を迎える「ブロッコリー」。この時期のブロッコリーは、素材本来の甘みをしっかりと味わうことができて絶品です。また、味にクセがないので、さまざまな料理とも相性抜群ですよ。

そこで今回は、ブロッコリーに含まれる栄養素やおいしいブロッコリーの選び方、ブロッコリーの種類についてご紹介します。ポイントを押さえて、旬のおいしさも栄養もたっぷり味わいましょう!

  • 目次
  • ブロッコリーはキャベツの仲間!
  • 主要な栄養素はこちら
  • 健康に役立つ栄養素がたっぷり
  • βカロテン
  • ビタミンC
  • ビタミンK
  • 食物繊維
  • おいしいブロッコリーの選び方は?

ブロッコリーはキャベツの仲間!

ブロッコリーといえば、つぼみがたくさん集まったような形が特徴的ですが、実はキャベツの仲間なんです。ヨーロッパで品種改良され、日本に入ってきたのは明治時代だそう。広く食べられるようになったのは戦後からで、輸入物が加わったことなどもあり、需要が広がっていきました。

そんなブロッコリーは、カロテンやビタミンC、ビタミンKなど豊富な栄養素を含んでいます。サラダや炒めもの、スープやパスタの具など、色々な料理でおいしく頂けるので、日々の食事にも積極的に取り入れたいですね。

主要な栄養素はこちら

ブロッコリー100g(生)に含まれる主な栄養素は以下の通りです。

  • エネルギー 37kcal
  • たんぱく質 5.4g
  • 脂質 0.6g
  • 炭水化物 6.6g
  • ビタミンA(βカロテン当量) 900μg
  • ビタミンC 140mg
  • ビタミンK 210μg
  • カリウム 460mg
  • 食物繊維 5.1g
※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

健康に役立つ栄養素がたっぷり

ブロッコリーに含まれる栄養素が、どのように健康に役立つのか解説していきます。気になる効能があれば、積極的に食事に取り入れてみましょう!

βカロテン

活性酸素の発生を抑え、取り除く働きを持っているため、動脈硬化や免疫力の低下を防ぐ効果が期待できます。また、体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜の健康を維持します。

※参考元参照:厚生労働省e-ヘルスネット

ビタミンC

コラーゲンの合成に関わり、血管や筋肉、皮膚を健康に保ちます。また、抗酸化作用を持つため、免疫力の低下を防いでくれます。

ビタミンK

緑黄色野菜に多く含まれるビタミンK。血液を凝固させる作用や骨形成の調節、動脈の石灰化を防ぐ重要な作用があります。

※こちらの情報は厚生労働省のpdfを参照しています

食物繊維

腸内環境を整える働きがあります。また、脂質・糖・ナトリウムなどを体外に排出してくれるので、肥満や高血圧など生活習慣病の予防にも効果が期待できます。

おいしいブロッコリーの選び方は?

おいしいブロッコリーを選ぶポイントは3つ。以下で解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

つぼみが密集していて、かたく締まっている

上から見たときに、つぼみがぎゅっと密集しているものを選びましょう。また、全体的に濃い緑色のものがおすすめです。

茎に傷がなく、ツヤがある

茎がしっかりと太く、ツヤがあるものがおいしいです。傷や変色がないかもチェックしましょう。

切り口がみずみずしく、「す」が入っていない

切り口が黒ずんでいたり、変色しているものは避けましょう。また、「す」と呼ばれる亀裂が入っていないかも確認します。

ブロッコリーの種類

ブロッコリーは比較的品種の少ない野菜ですが、最近では新しい種類のものが商品化されています。

紫ブロッコリー

ポリフェノールの一種「アントシアニン」により、花蕾(からい)の部分が紫色になった品種です。ゆでると緑色に変化しますが、通常の緑色のものより甘みが強い傾向にあります。

茎ブロッコリー

アスパラとブロッコリーを組み合わせたような見た目が特徴の茎ブロッコリー。別名は「スティックセニョール」とも呼ばれています。ブロッコリーとカイランという中国野菜を交配させて作られた野菜です。

ブロッコリースプラウト

スプラウトとは、発芽したばかりの若い芽のことです。ブロッコリースプラウトは、辛味が少ないので食べやすく、豊富な栄養を含んでいることから近年特に注目されています。

栄養たっぷりのブロッコリーをおいしくいただこう!

旬の時期のブロッコリーは、みずみずしく、甘みがあって絶品です。ビタミンやミネラルなど、身体に嬉しい栄養をたっぷり含んでいるのも魅力ですよね。選び方のポイントを押さえて、おいしさも栄養も残さず楽しみましょう。

クラシルでは、ブロッコリーの保存方法についてもご紹介しています。ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。

こちらもおすすめ
ブロッコリーの保存方法|長持ちのコツ|食感と色味をキープ
ゆでてそのまま食べたり、サラダに入れたり、スープの具にしたりと、幅広く活躍してくれる「ブロッコリー」。今回は、ブロッコリーの保存方法についてご紹介します。正しく保存することで、鮮やかな緑色と歯ごたえを長持ちさせることができますよ。冷蔵・冷凍どちらの方法もご紹介していますので、ぜひお試しくださいね。
ブロッコリーの保存方法|長持ちのコツ|食感と色味をキープ
2024.1.18 最終更新

人気のカテゴリ