最終更新日 2023.10.3

「エンドウ豆」の種類とは?おいしく食べるための下ごしらえとレシピをご紹介!

「エンドウ豆」の種類とは?おいしく食べるための下ごしらえとレシピをご紹介!

鮮やかな緑色が美しい「エンドウ豆」。収穫時期や食べ方によって、さやえんどうやスナップえんどう、グリンピースなどに分類されることを知っていますか。この記事ではそれぞれの違いや下ごしらえについて解説します。スナップえんどうのミモザサラダや絹さやと豚ひき肉の甘辛みそ炒めなど、エンドウ豆を使った絶品レシピも必見です!

  • 目次
  • エンドウ豆とは?
  • それぞれの種類とは?
  • 種類ごとの味わいは?
  • エンドウ豆の下ごしらえ
  • スナップえんどうの下ごしらえ
  • エンドウ豆を使った絶品レシピ
  • スナップえんどうのミモザサラダ
  • エビとスナップえんどうの卵炒め

エンドウ豆とは?

エンドウ豆はマメ科エンドウ属の植物です。メソポタミアが発祥と言われ、9~10世紀頃に中国から日本に伝わりました。エンドウ豆は成長する過程でさまざまな味わいが楽しめるめずらしい食材です。大きくはさやごと食べるさやえんどうと、豆を食べる実えんどうに分けられます。さらに、新芽を食べる豆苗や、未熟のさやごと食べるさやえんどうやスナップえんどう、豆を食べるグリーンピースなど、さまざまな種類があります。

それぞれの種類とは?

スナップえんどうやグリーンピースなどはどれもエンドウ豆の種類ですが、収穫時期や食べ方に違いがあります。ここではエンドウ豆のさまざまな種類について見ていきましょう。

■豆苗

豆苗はエンドウ豆ができる前の、若い芽の部分です。葉と茎の部分を食べます。

■さやえんどう

エンドウ豆を未熟なうちに収穫し、さやごと食べるのがさやえんどうです。豆の部分はかなり小さく、さやも薄くてやわらかいのが特徴です。さやえんどうの中でも特にサイズが小さいものを絹さやと呼びます。

■スナップえんどう

スナップえんどうは実とさやの両方がほどよく成長しているのが特徴です。実が大きくなってもさやが固くならないよう、グリンピースを品種改良して誕生しました。

■グリンピース

グリンピースは実を十分に成長させたものを、さやが青いうちに収穫します。食べるのは完熟前のやわらかい状態の実の部分です。実えんどうという名前でも呼ばれています。

種類ごとの味わいは?

エンドウ豆の種類ごとの違いがわかったところで、続いてはそれぞれの味わいや食べ方を見ていきましょう。

■豆苗

豆苗はシャキシャキとした食感と、ほのかな豆の香りが特徴です。サラダやスープの具、炒め物などに幅広く用いられます。加熱するとかさが減り、食べやすくなります。

■さやえんどう

さやえんどうはシャキッとした食感とやさしい甘味が特徴です。煮物やちらし寿司、スープなどの彩りや、炒め物などに使われます。

■スナップえんどう

スナップえんどうのさやは肉厚で、実は甘みが強いです。やわらかな歯ごたえと豊かな風味があります。存在感を活かして和え物やサラダ、バター炒めなどにするとおいしく召し上がれますよ。

■グリンピース

グリンピースは爽やかな青々とした香りとほのかな甘味、ホクホクとした食感が特徴です。サラダや煮物、豆ごはんの具材にするほか、ポタージュや炒め物などさまざまな料理に活用できます。

エンドウ豆の下ごしらえ

エンドウ豆は下処理をしてから使うのが一般的です。ここではおいしく食べるための下処理の方法を確認しておきましょう。

スナップえんどうの下ごしらえ

スナップえんどうの下ごしらえのレシピです。食感よく食べるために筋を丁寧に取りましょう。1分ほどゆでた後に、氷水につけると色鮮やかになり、シャキッとした食感に仕上がりますよ!おいしく食べるための大切なポイントなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

エンドウ豆を使った絶品レシピ

ここからは、エンドウ豆を使った絶品レシピをご紹介します。サラダやおかず、主食系など幅広いレシピをピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

スナップえんどうのミモザサラダ

彩り豊かなスナップえんどうのミモザサラダはいかがでしょうか?スナップえんどうのさやを開いて豆の部分を見せる盛り付けが可愛らしい一品です。シャキシャキとしたスナップえんどうやホクホクとしたゆで卵の食感が楽しめますよ。はちみつとマスタードのコク豊かなドレッシングもクセになるおいしさです。おもてなしにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね!

エビとスナップえんどうの卵炒め

今夜のおかずにエビとスナップえんどうの卵炒めを作ってみませんか?旨みたっぷりのエビとほんのり甘いスナップえんどうは相性抜群!ふわふわの卵が絡んで、やさしい味わいです。とても簡単にお作りいただけるので、ぜひお試しくださいね。

絹さやと豚ひき肉の甘辛みそ炒め

ぱぱっと簡単に作れる絹さやと豚ひき肉の甘辛みそ炒めをご紹介します。絹さやと豚ひき肉を調味料と炒め合わせるだけ!コチュジャンベースの濃厚な味つけで、ごはんがどんどん進みますよ!ニンニクや生姜が効いたピリ辛な味わいはやみつきになるおいしさです。お酒のおつまみにもぴったりなので、ぜひ召し上がってみてくださいね!

絹さやたっぷり こんにゃくとちくわのきんぴら

絹さやをたっぷり加えたこんにゃくとちくわのきんぴらです。シャキシャキの絹さやとぷりっとおいしいこんにゃくの食感が楽しい一品。甘辛い味つけでお箸が止まらなくなりますよ!もう一品ほしいときにぜひ作ってみてくださいね。

やさしい味わい グリンピースの含め煮

やさしい味わいのグリンピースの含め煮のレシピです。ほんのり甘い和風の煮汁を吸い込んだグリーンピースはホッとするおいしさ!ホクホクとした食感と豆特有の風味がたまらない一品です。粗熱が取れるまで煮汁につけたまま冷ますと味がよく染み込みます。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

グリンピースとジャコの混ぜご飯

ひと味違う豆ごはんが食べたいときに、グリンピースとちりめんじゃこの混ぜごはんを作ってみましょう。このレシピではオリーブオイルや黒こしょうを加えてちょっぴり洋風に仕上げました。グリンピースの甘みとちりめんじゃこの塩気が好相性で、おかわり必至のおいしさです!ぜひ一度お試しくださいね。

彩りも食感もよい!さまざまな種類のエンドウ豆を活用しよう

いかがでしたか?エンドウ豆の種類ごとの特徴や食べ方に加え、下ごしらえの方法やエンドウ豆を使った絶品レシピなどをご紹介しました。絹さやからグリンピースまですべて同じエンドウ豆の種類だったということに、驚かれた方も多いのではないでしょうか?エンドウ豆は美しい色合いと食感を活かして、サラダや炒め物、煮物などさまざまな料理に活用できます。今回ご紹介したレシピなども参考にしていただき、ぜひさまざまな種類のエンドウ豆を食卓に取り入れてみてくださいね。

クラシルでは今回ご紹介したもの以外にも、エンドウ豆を使ったさまざまなレシピを掲載しています。そちらも合わせて参考にしてみてくださいね。

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