最終更新日 2023.3.30

キワノの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

キワノの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

オレンジ色の皮とゴツゴツとしたトゲが特徴の「キワノ」。見た目のインパクトが強い果物ですが、アメリカやニュージーランドではポピュラーな食材なんですよ。日本でもじわじわと人気が高まってきていて、キワノを取り扱う店舗も少しずつ増えてきました。

今回は、キワノの栄養素や、おいしいキワノの選び方についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね!

  • 目次
  • そもそも「キワノ」ってどんな果物?
  • 主要な栄養素はこちら
  • さまざまなミネラルが含まれている
  • おいしいキワノの選び方
  • おいしいキワノを選んで味わおう!

そもそも「キワノ」ってどんな果物?

「キワノ」はウリ科キュウリ属の果物で、原産地はアフリカ地方と言われています。1900年代にニュージーランドで改良され、現在のキワノになったと考えられています。キワノという名前はニュージーランドの企業の登録商標で、日本では「ツノニガウリ」、海外では「ツノメロン」と呼ばれることもありますよ。

サイズは15cm程度で、ラグビーボールのような楕円形をしています。ゴツゴツとしたトゲが生えたオレンジ色の皮と、透明感のある黄緑色の果肉が特徴です。果肉はブドウのようなプルプルとした口当たりで、ウリ科特有の風味とほんのりと甘酸っぱい味わいを楽しむことができます。そのまま食べるのはもちろん、きれいな色味を活かしてサラダやデザートのトッピングにも使われているんですよ。

主要な栄養素はこちら

キワノ100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。

・エネルギー 41kcal

・水分 89.2g

・たんぱく質 1.5g

・脂質 0.9g

・炭水化物 8.0g

・食物繊維 2.6g

・カリウム 170mg

・マグネシウム 34mg

・リン 42mg

・亜鉛 0.4mg

※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

さまざまなミネラルが含まれている

キワノはカリウムやマグネシウム、リンなど、数種類のミネラルを含む果物です。以下、詳しく見ていきましょう。

■カリウム

カリウムはミネラルの一種で、細胞内液の浸透圧を調節したり体液のpHバランスを整えたりするはたらきがあります。また、余分なナトリウムを体外に排出したりする役割もあるので、むくみの改善や予防に効果が期待できます。

■マグネシウム

ミネラルの1つであるマグネシウムは、骨や歯の形成を助けるはたらきがあります。筋肉の収縮をはじめ、体温や血圧の調節、神経情報のスムーズな伝達をサポートするなど、体内で幅広く活躍する栄養素です。

■リン

リンはミネラルの一種で、健康な骨や歯を作るはたらきがあります。また、体を動かすエネルギーの生成をサポートしたり、細胞のphバランスを正常にキープしたりするなど、健康な体作りに必要な栄養素です。

おいしいキワノの選び方

新鮮でおいしいキワノを選ぶポイントは以下の3つです。

■鮮やかなオレンジ色で、トゲの先端が鋭い

まずは、キワノの皮を見てみましょう。鮮やかな黄色~オレンジ色をしているものがよく熟していておいしい証拠です。緑がかっているものは未熟なので、すぐ食べる場合は避けた方がいいでしょう。また、トゲはツンと尖っているものが良品ですよ。

■きれいな楕円形をしていて丸みがある

続いて、キワノの形をチェックします。きれいな楕円形をしていて、コロンと丸いものを選ぶといいでしょう。形がいびつだったりつぶれていたりするものは、中の果肉が傷んでいる可能性があるので避けてくださいね。

■ずっしりとした重みがある

キワノの果肉には水分が多く含まれているので、手に持ったときにずっしりとした重みを感じます。 大きさの割に軽いと感じるものは、水分が飛んでパサパサとした食感になっているおそれがあるので避けるのがベターです。

おいしいキワノを選んで味わおう!

キワノに含まれる栄養素と、新鮮なキワノの選び方についてご紹介しました。 一般のスーパーではなかなか目にすることのないキワノですが、海外輸入品を取り扱う大型スーパーや直売所などで販売されていることが多いです。見かけたら一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

クラシルでは、キワノの保存方法についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね!

キワノの保存方法|長持ちのコツ|常温で保存

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