最終更新日 2023.3.30

“巻きす”がなくても大丈夫。誰でもできちゃう代用アイデアとおすすめレシピ

“巻きす”がなくても大丈夫。誰でもできちゃう代用アイデアとおすすめレシピ
  • 目次
  • 巻きすがなくても大丈夫!覚えておきたい対処法
  • 意外と知らない巻きすとは?
  • 巻きすにはどんな種類があるの?
  • 巻きすはどうやって使うの?
  • 近くにあった!巻きすの代用品
  • 失敗知らず!巻きすの代用品できれいに巻くコツ
  • 簡単、きれい!巻きすを使わずに作れるおすすめレシピ
  • ラップで作る巻き寿司の作り方

巻きすがなくても大丈夫!覚えておきたい対処法

お子さまにも人気の巻き寿司や、おせち料理には欠かせない伊達巻を作るときには欠かせない「巻きす」。日本特有の調理道具ですが、持っていないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、巻きすがないときでも安心の代用方法をご紹介します。さらに、巻きすを使わなくてもおいしく仕上がるおすすめのレシピもあわせてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

意外と知らない巻きすとは?

「巻きす」は日本発祥の調理道具のひとつです。巻きすの起源は定かではありませんが、海苔巻きが登場した江戸時代後半から使われるようになったのではないかと推測されています。

巻きすは「すだれ」の一種で竹製のもので、だいたい25~30㎝四方の大きさが一般的です。細長く切りそろえた竹が糸によって編まれていますが、最近ではプラスチック製やシリコン製のものも見られます。 巻き寿司などの調理に使われることが多い道具ですが、卵焼きなど柔らかい食べ物に形を付けるときにも使われます。

巻きすにはどんな種類があるの?

一言で「巻きす」と言ってもいくつか種類がありますので下記でご紹介します。

■太口

太口の巻きすは竹が太いタイプのものことを指します。巻き込む食材が大きくても巻きやすいため、太巻き作りに適しています。また、太巻きはしっかりと力を入れて巻き込むことで失敗を防ぐことができます。そのため、サイズにゆとりのあるものを選ぶのがおすすめです。

■細口

細口の巻きすは、細めの竹で作られており、細巻き作りに適しています。太口に比べて柔らかい作りになっているため、微妙な力加減が必要になります。

■鬼すだれ

鬼すだれは、三角形に加工した太めの竹で作られた巻きすのことで、伊達巻などを作る際、凸凹の形を付けるためによく使われます。一般的な巻きすは、食材の水分を吸収しにくい竹の皮側を内側にしますが、鬼すだれの場合はしっかりと形をつけるために反対側を内側にして使うことが特徴です。

巻きすはどうやって使うの?

巻きすの種類について知ったところで、続いては海苔巻きを作る手順を参考に竹製の巻きすの使い方を動画でご紹介します。

まずは、竹の皮側を表にして置きます。その際に竹を編んでいる糸の結び目から伸びている部分を奥側に置くことがポイントです。

次は巻きすに海苔をのせ、その上にごはんをのせます。巻き終わりの部分にはごはんをのせずに、余白を残しておきます。ごはんの上に巻き込みたい食材をのせたら、巻きすをふたつに折るようなイメージで引きながら巻いていきます。巻き終わりの海苔が下になるようにして、なじむまで5分ほど置いて完成です。

きれいに巻くには、力の入れ加減が重要です。回数を重ねることでだんだんとコツを掴むことができますよ!

近くにあった!巻きすの代用品

普段から太巻きや細巻きを作るご家庭でなければ、ご家庭での「巻きす」を使う機会もなかなかありませんよね。恵方巻のためだけにわざわざ巻きすを買うのも…という方も多いかもしれません。そこで「巻きす」がなくても巻き寿司作りを楽しめる、身近なものを使った代用品をご紹介します。

■ラップ

どこのご家庭にもあると言っても過言ではないラップ。巻きすに比べると強度が低く破れやすいので力の入れ方に気を付けなければいけませんが、ラップを使えば巻きすがなくても巻き寿司を作ることができます。

■クッキングシート

ラップ同様、クッキングシートも巻きすの代わりになります。ラップは海苔がくっつきやすいですが、クッキングシートはその心配がありません。

■海苔

上の2つに比べると少し難易度が上がりますが、海苔の上に具材を置きそのまま巻き込むこともできます。

失敗知らず!巻きすの代用品できれいに巻くコツ

「巻きす」の代わりとなるものが意外と身近にあることが分かりましたが、きれいに巻くにはどのようにすれば良いのでしょうか?続いては、巻きすの代用品でもきれいに巻けるコツについてご紹介します。

■ラップの場合

ラップは海苔よりもひと回り大きいサイズを用意しましょう。ラップは巻きすに比べるととてもやわらかいので巻きにくいと感じるかもしれません。その場合は、アルミホイルやクッキングシートを下に敷くことで安定して力を入れることができます。

■クッキングシートの場合

ラップと同様、海苔よりもひと回り大きいサイズを用意します。クッキングシートはラップよりも食材がくっつきにくいので、カリフォルニアロールや海苔の代わりに薄焼き卵を使う場合にもおすすめです。

■海苔の場合

海苔は湿気に弱く破れやすいため、慎重に巻き込むことがポイントです。手に水分があると湿ってしまい巻きにくくなりますので注意しましょう。

簡単、きれい!巻きすを使わずに作れるおすすめレシピ

「巻きす」の代用品について分かったところで、続いては巻きすを使わずにきれいに作ることのできるおすすめレシピをご紹介します。

ラップで作る巻き寿司の作り方

巻きすの代わりにラップを使って作る巻き寿司です。ラップでの巻き方をマスターすれば、いろいろなメニューで活用できますね!ぜひ参考にしてみてください。

相性抜群!アボカド鉄火巻き

ラップを使った細巻きをご紹介します。相性抜群のマグロとアボカドをラップを使って巻き込むことで、手軽に細巻きが楽しめます。いろいろな食材でアレンジもできるので、細巻きのレパートリーを手軽に増やすことができますよ!

鮮やかカリフォルニアロール

ラップを使って巻き込むカリフォルニアロールです。とびこやサーモンを使うことで色鮮やかに仕上がるので、おもてなしにもおすすめです。こちらの動画ではラップを使っていますが、クッキングシートで代用してもきれいに仕上がりますよ!ぜひ参考にしてみてくださいね。

エリンギの卵海苔巻き

巻きすを使わずに海苔で巻き込む、エリンギの卵海苔巻きです。ピリ辛のキムチと柔らかい卵が絶妙にマッチしたクセになる一品。巻きすを使わず手軽に作ることができるので、あと一品欲しいときやお酒のお供としてもおすすめですよ。

伊達巻風 あんロールケーキ

ラップを使ってあんこを巻き込んだロールケーキです。伊達巻のように渦を巻いた見た目がとてもかわいらしく、パーティーやおもてなしやにもおすすめの一品!このレシピではつぶあんとバターを使いましたが、カスタードクリームや生クリームに代えてアレンジもお楽しみいただけます。

身近なもので代用してレパートリーを増やそう!

今回は「巻きす」がないときに役立つ代用方法をご紹介しました。おうちに巻きすがなくても、身近なもので代用できることがおわかりいただけたのではないでしょうか。この代用方法を覚えておけば、定番の巻き寿司以外にもデザートやおもてなし料理にもチャレンジできます!

クラシルでは「巻く」工程のあるレシピをたくさんご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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