最終更新日 2023.3.30

インドで"ナン"は主流じゃない?チャパティとの違いや作り方について解説!

インドで"ナン"は主流じゃない?チャパティとの違いや作り方について解説!

インドカレーのお供としておなじみの「ナン」。もっちりとした食感が特徴のパンですが、材料や作り方など意外と知らないことも多いですよね。この記事では、そんなナンの魅力に迫ります!さらに、インドの家庭では定番の薄焼きパン「チャパティ」との違いについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • ナンとは?
  • 語源
  • 作り方
  • 「インド=ナン」は間違い!?ナンとチャパティの違いとは
  • チャパティとは
  • ナンとチャパティの違い
  • チャパティの作り方はとっても簡単!
  • インドの薄焼きパン チャパティ

ナンとは?

「ナン」とは、インド発祥の生地を薄く伸ばして焼いた平焼きパンのひとつ。インドカレー屋さんなどで食べたことがある方も多いのではないでしょうか。最近ではスーパーのチルドコーナーや冷凍食品コーナー、さらにフライパンで作れるナンのミックス粉なども販売されているので、より身近な食べ物になってきていますよね。

語源

「ナン」は、ペルシャ語で「パン」を意味する言葉で、発祥地であるインドを含めパキスタンやイラン、エジプトといった中央アジアの国々を中心に、世界中で親しまれています。

作り方

ナンの主な材料は、小麦粉や強力粉に塩、砂糖、イーストなどで、これらをこねて発酵させた生地を平らに伸ばし「タンドール」と呼ばれるつぼ型のかまどの側壁にぴたっと貼りつけて焼きあげます。このタンドールの温度はとても高温で、生地を貼り付けたら短時間で焼きあがるため、外はパリパリ、中はもっちりとした食感に仕上がります。

日本ではしずくのような形をしたナンが多いですが、丸や三角の形など、国や地域によって形はさまざまです。

「インド=ナン」は間違い!?ナンとチャパティの違いとは

「ナン」と聞くと、インド、もしくはインドカレーを連想する方が多いと思いますが、実は本場のインドの一般家庭ではほとんど食べられていません。インドでカレーのお供として親しまれているのはナンではなく「チャパティ」と呼ばれる薄焼きパンなのです。

チャパティとは

チャパティは、全粒粉や水、塩などをこねた生地を薄く伸ばし、フライパンでカリッと香ばしく焼きあげて作られます。油分が少なく、あっさりとした味わいで、スパイシーなカレーとよく合います。

ナンとチャパティの違い

先ほどご説明した通り、ナンを焼くには「タンドール」という大きな窯が必要ですが、これを持っている家庭はごくまれです。また、ナンは小麦粉や強力粉を主原料として作られますが、これらの食材はインドでは高価な贅沢品。元々は宮廷料理だったそうで、日常的に食べることは少ないのだとか。

一方、チャパティはリーズナブルな全粒粉を使います。生地を発酵させる必要もなく、フライパンで焼くだけという手軽さからも日常的に食べるものとして親しまれる理由がわかりますよね。

要するにインドでは、ナンは「テイクアウトかレストランで食べるもの」、チャパティは「家で日常的に食べるもの」として認識されているのです。

チャパティの作り方はとっても簡単!

ナンのレシピの前に、インドで定番のチャパティレシピをチェックしてみましょう!発酵の必要もなく、材料も揃えやすいので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

インドの薄焼きパン チャパティ

素朴な味わいのチャパティはスパイシーなカレーと相性抜群!前述の通り、チャパティはナンよりも手軽に作ることができます。全粒粉で作る生地は香ばしく、ついつい食べ進めたくなる味わいです。カレーといえば「ごはん」か「ナン」のイメージが強いですが、このレシピを覚えておけばカレーの楽しみ方が広がりますよ!

おうちで簡単!手作りナンのレシピをご紹介

さて、ここからはお待ちかねの「ナン」レシピをご紹介します。おうちでも簡単に作れるよう、フライパンを使ったレシピをピックアップしました。ぜひ作ってみてくださいね。

お家で簡単 もっちりナン

外はカリカリ、中はもちもち!一から丁寧に作る、ナンのご紹介です。発酵や成型など少し時間や手間がかかる分、完成したときの喜びはひとしお!とてもおいしいので、カレーにつけるなどお好みの食べ方でお楽しみくださいね。

ベーキングパウダーで 簡単おいしい手作りナン

ドライイースト不使用、発酵なし!ドライイーストの代わりにベーキングパウダーを使えば、材料をこねて焼くだけでおいしいナンができあがります。発酵いらずで簡単に作れるので、はじめてナンを作るという方もぜひ気軽に挑戦してみてくださいね。

※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。1歳未満(乳幼児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。

カレーだけじゃない!ナンのアレンジレシピ

続いて、休日のランチやブランチにぴったりな、ナンのアレンジレシピをご紹介します。

お家で作る ナンタコス

普段のメニューだけでなくおもてなしにもぴったりな、ナンタコスのご紹介です。カレー粉やコンソメでしっかり味つけしたタコスミートにシャキッとみずみずしいレタスとトマトがよく合い、やみつきになること間違いなし!時間がないときは市販のナンを使うと時短につながります。ぜひお試しくださいね。

キーマカレーナンタコス

いつもとひと味違うカレーを楽しみたいときはこのレシピがおすすめ!キーマカレーナンタコスのご紹介です。ひと口食べればキーマカレーのピリッと刺激的な風味と、ワカモレと温泉卵の濃厚なコクが口いっぱいに広がります。食べ始めるとついつい止まらなくなる一品です。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。

ブランチに アボたまナンタコス

シンプルなナンタコスにアボたまをトッピングして、見た目のインパクトだけでなく食べ応えも抜群の一品に仕上げました。ピリッと辛いタコスミートにとろっと濃厚なアボカドと卵黄がよく絡み、たまらないおいしさですよ!

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。

フライパンでもちもち チョコレートナン

今日のおやつに、チョコレートナンはいかがですか?もちもちのナンに、とろーり濃厚なミルクチョコレートが好相性!アーモンドダイスの食感がアクセントになり、最後までおいしくいただけますよ。特別な材料や器具を使わず、気軽に作れるのもうれしいポイントです。

おうちで簡単!ナンを手作りしてみよう

いかがでしたか?今回は「ナン」の特徴やチャパティとの違い、アレンジレシピをご紹介しました。

カレーのお供でおなじみの「ナン」。タンドール釜など特別な器具や材料がなくても、フライパンやベーキングパウダーを使えば、おうちでも簡単に作ることができます。

また、今回ご紹介したアレンジレシピも簡単なものばかりなので、ぜひレパートリーに取り入れてみてくださいね。

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