魚醤と言えば、タイの「ナンプラー」が有名ですよね。グリーンカレーやトムヤムクンなどのエスニック料理にはナンプラーの旨味と香りが欠かせません。
日本三大魚醤「いしる」とは?特徴を解説!

ナンプラーとは違う?
ナンプラーも日本の魚醤と同様に魚を原料として造られますが、主に使用される魚はカタクチイワシという小さなイワシです。 多少の塩分の差はありますが、基本的な作り方はいしると同じく、材料を塩漬けにし、発酵・熟成をさせたものの上澄み液のことを指します。
アレンジ無限大!?いしるの使い方
いつもの料理にアクセントとして「いしる」を使ってみると、味わったことのないおいしさを発見できるかもしれません。 以下、普段の食卓にも取り入れられる、簡単ないしるの活用方法をご紹介します。
■お刺身に
お刺身に付けるときは、お刺身の先にちょっとだけつけていただきます。
香りも強いので、最初は少しずつ量を調整してみてくださいね。
■肉や魚の下味に
下味として肉や魚に塗って焼き上げることで、塩気と独特の旨味が加わりとてもおいしくなりますよ。ソースを作るときに少量加えるのもおすすめです。
■エスニック料理に
カレーやトムヤムクンなどのエスニック料理に使われるナンプラーやニョクマムの代わりに使うのもおすすめです。
いしるならではの香りや旨味の違いを楽しむことができますよ。
ナンプラーよりあっさりとした味わいで臭みが少ないので、ナンプラーが苦手な方はぜひいしるを使って作ってみてくださいね。
いしるは醤油と同じように使うことができますが、醤油に比べると塩分が多いので量の調整が必要です。まずは少量ずつ加えながら、お好みの味に調節してみてくださいね。
日本三大魚醤のひとつ「いしる」を使ってみよう!
一般的にはあまりなじみがない「いしる」ですが、いつもの料理にほんの少し加えるだけで独特の風味だけでなく、コクと旨味も与えてくれます。
また日本料理だけでなく、エスニック料理ともとても相性がよいので、さまざまな料理に活用できるのも魅力的です。今まで使ったことがない調味料も、おいしさや使い方を知ることで料理の幅が一気に広がります。今回ご紹介した「いしる」を見かけたときは、ぜひ手にとってみてくださいね。