「巻繊汁」なんて読む？ヒントは豆腐や野菜が入ったあの料理！気になる正解は…

さて、問題です！「巻繊汁」この漢字はなんと読むでしょうか？ヒントは、豆腐や野菜が入った、今の季節にぴったりのあの料理ですよ。正解発表のあとは、「巻繊汁」のおすすめレシピをご紹介します。身体がポカポカ温まるおいしいレシピがそろっているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

正解は、「けんちんじる」でした！

大根やにんじん、ごぼうなどの根菜や豆腐を一緒に煮込んだ料理「けんちん汁」は、神奈川県が発祥といわれています。「けんちん汁」の名前の由来には2つの説があります。中国の精進料理のひとつである「巻繊（けんちゃん）」に由来するという説と、日本の建長寺で作られた「建長汁」が「けんちん汁」と呼ばれるようになったという説です。

建長寺のけんちん汁は、精進料理なので、かつおだしなどは使わずに昆布や椎茸からだしをとることがポイント。たっぷり加えた野菜の旨みが充分に味わえます。

機会があれば、建長寺のけんちん汁もぜひ食べてみたいですね！

ここからは、クイズにちなんでけんちん汁のおすすめレシピをご紹介します。定番のけんちん汁のレシピだけでなく、うどんを加えたけんちんうどんやけんちん汁風カレーなど、アレンジレシピもご紹介しています。この機会にぜひお試しくださいね。

豆腐とたっぷりの野菜を加えたけんちん汁の定番レシピです。大根や里芋、にんじん、ごぼうなどたっぷりの野菜が入って食べ応えもバッチリですよ。ごま油の香ばしさをプラスしたけんちん汁は、ごはんとの相性もぴったり！一品で大満足のボリュームなので、おかず代わりにもなりますよ。食べるとポカポカ身体が温まるので、寒い日の献立に加えてみてくださいね。

材料(2人前)

• 大根・・・100g
• 里芋 (100g)・・・3個
• にんじん (50g)・・・1/3本
• ごぼう (50g)・・・1/2本
• 水 (さらす用)・・・適量
• しいたけ・・・2個
• こんにゃく・・・100g
• 木綿豆腐・・・100g
• (A)水・・・700ml
• (A)しょうゆ・・・大さじ2
• (A)料理酒・・・大さじ2
• (A)顆粒和風だし・・・小さじ2
• ごま油・・・大さじ1
• 長ねぎ (仕上げ用)・・・10cm

作り方

準備.大根、にんじん、里芋、ごぼうは皮を剥いておきます。 しいたけは軸を切り落としておきます。 長ねぎは小口切りにしておきます。
1.大根、にんじんは、乱切りにします。里芋は1cmの輪切りにします。
2.ごぼうは乱切りにし、水に5分程さらし水気をきります。
3.しいたけは薄切り、こんにゃくは縦半分に切り、薄切りにします。
4.中火に熱した鍋にごま油をひき、1、2、3を入れ全体にごま油が馴染むまで炒めます。
5.(A)を入れ、沸騰したらアクを取り蓋をして弱火で15分程、里芋がやわらかくなるまで煮ます。
6.木綿豆腐を手で崩し入れ、弱火でひと煮立ちしたら火から下ろします。
7.器に盛り付け、長ねぎを散らして完成です。

具だくさんのけんちん汁にうどんを加えてアレンジしました。野菜の旨みたっぷりのつゆがうどんに染みこんで、味わい深い一品ですよ。ごま油の風味が、やわらかく煮込んだ根菜の味わいを引き立てます。素材の旨味が溶け込んだやさしい味で、お子様にもおすすめのレシピです。ほっとする味わいでまた作りたくなるおいしさなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

材料(2人前)

• うどん (冷凍)・・・2玉
• 木綿豆腐・・・100g
• 大根・・・40g
• にんじん・・・40g
• ごぼう・・・20g
• 水 (ごぼうさらす用)・・・適量
• 油揚げ・・・10g
• 里芋・・・50g
• 水・・・600ml
• 顆粒和風だし・・・小さじ1
• (A)しょうゆ・・・大さじ1
• (A)みりん・・・小さじ2
• (A)塩・・・小さじ1/4
• ごま油・・・小さじ1
• 小ねぎ (小口切り)・・・適量

作り方

準備.大根、にんじん、里芋は皮を剥いておきます。ごぼうはたわし等でよく洗っておきます。鍋に油抜き用のお湯を沸かしておきます。油揚げは熱湯をかけて油抜きしておきます。
1.油抜きした油揚げの長さを半分にして、1cm幅に切ります。
2.木綿豆腐は1.5cm角に切ります。
3.大根、にんじんは5mm幅のいちょう切りにします。里芋は1cm幅のいちょう切りにします。ごぼうはささがきにして5分程水にさらして、水気を切ります。
4.鍋にごま油を熱し、3を入れ、中火で炒めます。全体に油が馴染んだら、水、顆粒和風だしを加えて5分程煮ます。
5.野菜に火が通ったら、1、2、(A)を加えます。ひと煮立ちさせたら、火を止めます。
6.耐熱ボウルに冷凍うどんを入れ、ふんわりとラップをかけて、パッケージの表記どおりにレンジで解凍します。
7.再度5を中火にかけて温め、6を入れて、ひと煮立ちさせます。
8.器に7を盛り付け、小ねぎを散らして完成です。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

野菜の旨みが溶け込んだけんちん汁にカレールーを入れた、和風仕立てのカレーレシピをご紹介します。里芋や大根など具材がゴロゴロっと入っているので、肉がなくても食べ応え抜群です！ごま油と生姜の風味がアクセントになり、思わずクセになるおいしさですよ。お好みで七味唐辛子や柚子胡椒をかけて食べるのもおすすめ！いつものカレーと違う味が試したくなったら、ぜひ作ってみてくださいね。

材料(2人前)

• ごはん・・・400g

具材

• 里芋・・・80g
• 大根・・・80g
• しめじ・・・80g
• にんじん・・・50g
• こんにゃく・・・30g
• 生姜・・・10g
• 油揚げ・・・1枚
• 長ねぎ・・・10cm

• 水・・・500ml
• (A)カレールー・・・50g
• (A)顆粒和風だし・・・大さじ1/2
• (A)めんつゆ (2倍濃縮)・・・大さじ1
• ごま油・・・大さじ1/2

作り方

準備.里芋、大根、にんじんは皮を剥いておきます。
1.里芋は一口大に切ります。大根、にんじんは、5mm幅のいちょう切りにします。
2.こんにゃくは、細切りにします。
3.しめじは石づきを取り、ほぐします。生姜は皮付きのままみじん切りにします。長ねぎは、薄切りにします。
4.油揚げは5mm幅に切ります。
5.中火で熱した鍋にごま油をひき、1、2を入れ全体に油が回るまで、3分ほど炒めます。
6.水、3、4を入れ沸騰したら蓋をして、弱火にし10分ほど加熱します。
7.里芋に火が通ったら、弱火のまま(A)を加え、よく混ぜながらカレールーを溶かし、3分ほど煮込んで全体にとろみがついたら火を止めます。
8.お皿にごはんを盛り付け、7をかけたら完成です。

いかがでしたか。今回は漢字の読み方クイズと、けんちん汁のおすすめレシピをご紹介しました。豆腐やたっぷりの根菜が入ったけんちん汁は、食べるとほっと身体が温まりますよ。寒い時期にぴったりのレシピなので、ぜひお試しくださいね。