最終更新日 2023.3.30

「ふり塩」ってどんな調理法?ポイントやおすすめレシピをご紹介

「ふり塩」ってどんな調理法?ポイントやおすすめレシピをご紹介
  • 目次
  • 意外と知らない「ふり塩」とは?
  • 「ふり塩」はどんな調理法?
  • ふり塩をするタイミングやふり塩の効果
  • どんなふうに行えば良いの??ふり塩の方法
  • ふり塩でおいしい!おすすめレシピ
  • ブリの西京焼き
  • 赤ワインソースで 牛ヒレ肉のステーキ
  • 紫キャベツとアーモンドのコールスロー

意外と知らない「ふり塩」とは?

焼き魚などのレシピを見ていると「ふり塩」という工程をよく見かけますが、わからないまま調理している方も意外と多いのではないでしょうか?

「ふり塩」と聞いてもなんだか難しいイメージがありますよね。今回はその「ふり塩」について解説します。おすすめのレシピもご紹介しますので、「ふり塩」をマスターしてレパートリーを増やしましょう!

「ふり塩」はどんな調理法?

「ふり塩」とは食材全体に塩をふりかけることです。「あて塩」と呼ばれることもあります。魚の下ごしらえとして使われることが多い調理方法ですが、野菜や肉にも使われます。ふり塩を行うことで、食材に塩味をつけるだけではなく、余分な水分を抜くことができます。

「ふり塩」の方法は食材から20~30cm離れた高さから、軽くつかんだ塩を指の間から散らすようにふります。塩のふり加減によって薄塩(甘塩)や強塩のように使い分けることもあり、白身魚や厚みのない切り身には薄塩、青魚や厚みのある魚には強塩にします。

ふり塩は食材にまんべんなく塩をふりかけることがポイントです。塩が湿気で固まっている場合は、まんべんなくふりかけるのが難しいため、乾煎りしてほぐすと使いやすくなりますよ。

ふり塩をするタイミングやふり塩の効果

ひと言で「ふり塩」と言っても食材によって、タイミングや効果が異なります。ふり塩をする際のポイントを以下にまとめましたので、チェックしてみましょう。

■魚の場合

魚の場合、ふり塩で身を引き締めることができます。また、余分な水分が抜けることで、魚特有のにおいを減少させる役割もあります。塩をふるタイミングは調理する10~30分ほど前が目安。ふり塩によって出た水分はそのままにしておくと臭みの元になるので、しっかりと拭き取ることがポイントです。

■肉の場合

肉の場合は調味がメインの役割になります。ふり塩のタイミングは調理する直前がベスト。あまり長時間置いてしまうと水分と一緒に旨みも抜け出してしまうので、注意しましょう。

■野菜の場合

野菜の場合は塩味をつける調味のほかに、水分を出すなどの役割があります。ふり塩をして軽く揉み、5~10分ほど置いて出てきた水分を絞ることで、水っぽい仕上がりを防ぎます。ふり塩をしたあと、そのまま調味することが多いですが、塩気が気になる場合は水でさっと洗い流してくださいね。

どんなふうに行えば良いの??ふり塩の方法

ここまでふり塩を行う意味やタイミングなどをご紹介しましたが、なかなか想像できない部分もありますよね。実際にふり塩の方法を動画で確認して、イメージを掴みましょう!

ポイントは高い位置から塩をふりかけること。そうすることで、食材全体にまんべんなくふりかけることができます。また魚の場合は、動画のように余分な水分を拭き取ることも大切な工程です。ぜひ参考にしてくださいね。

ふり塩でおいしい!おすすめレシピ

「ふり塩」について分かったところで、続いては「ふり塩」が欠かせないおすすめのレシピをご紹介します。

ブリの西京焼き

青魚のブリはきちんと下ごしらえをしないと特有のにおいが気になるため、ふり塩が大切です。余分な水分を出して、しっかりと拭き取ってからみそダレに漬けると、味の馴染みもよくなりますよ。脂がのったブリに、甘みのある白みそがよく合い、ごはんのおかずにぴったり。フライパンで手軽に調理できるので、ぜひお試しくださいね。

赤ワインソースで 牛ヒレ肉のステーキ

濃厚な赤ワインソースがおいしい、牛ヒレ肉のステーキはいかがでしょうか?シンプルなステーキだからこそ、丁寧に仕上げたいですよね。脂の少ない赤身のヒレ肉にふり塩をしてから焼くことで、ほどよい塩味をつけ、旨みをギュッと閉じ込めます。一見難しそうな赤ワインソースは、ステーキを焼いたあとのフライパンでさっと簡単に作ることができますよ。

紫キャベツとアーモンドのコールスロー

鮮やかな色合いが目を引く、紫キャベツとアーモンドのコールスローです。紫キャベツときゅうり、にんじんにふり塩をして、水気をよく絞ってから調味します。コールスローなどのマヨネーズを使ったサラダは、野菜の余計な水分が残っていると味が薄まり、おいしさを損ないます。ひと手間かけて、下ごしらえしましょう。そのまま食べるのはもちろん、サンドイッチの具材にしてもおいしいですよ!

手軽に作れるシンプル鶏ハム

鶏むね肉を使ったシンプルな鶏ハムレシピです。こちらのレシピは、塩と黒こしょう、砂糖を混ぜてからふり塩をしています。シンプルな味つけにしているので、お好みの野菜と一緒にサラダにするなど、アレンジも楽しめますよ。

「ふり塩」をマスターしてレパートリーを増やそう!

「ふり塩」はポイントを押さえることで失敗も少なく、料理の仕上がりをグンとアップさせてくれる調理工程のひとつです。特に魚料理の際には、魚特有のにおいを減少させるという大切な役割もあります。

魚に限らず、肉や野菜にも使える調理工程なので、ぜひ普段の食事作りにお役立てくださいね!

クラシルでは「ふり塩」の工程が欠かせないレシピをたくさんご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

人気のカテゴリ