最終更新日 2024.1.18

パンナコッタってどんなデザート?ババロアとの違いも解説

パンナコッタってどんなデザート?ババロアとの違いも解説

とろっと濃厚な味わいとなめらかな口どけが魅力の「パンナコッタ」は、イタリアを代表するデザートのひとつ。生クリームの濃厚な味わいとツルッとした舌触りがおいしいですよね。今回はパンナコッタの特徴に加え、よく似たババロアやプリンとの違いや、絶品のアレンジレシピをご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね!

  • 目次
  • パンナコッタとは?
  • 名前の由来
  • 発祥
  • ババロアとの違いは?
  • プリンとの違いは?
  • お菓子作り初心者の方にもおすすめ!パンナコッタのレシピをご紹介
  • ジャムで簡単 ストロベリーパンナコッタ
  • 塩バニラ パンナコッタ

パンナコッタとは?

「パンナコッタ」とは、イタリアを代表するデザートのひとつ。

基本的な材料は生クリームや牛乳、砂糖で、これらを合わせて加熱したものをゼラチンで冷やし固めるだけで作れる、とてもシンプルなスイーツです。

パンナコッタの特徴は、材料である生クリームや牛乳そのままの真っ白な見た目と、濃厚でまったりとした味わい。弾力性と粘性が強いゼラチンを使うので、やわらかく、プルンとした食感を楽しむことができます。

名前の由来

ちなみに「パンナコッタ」という名前はこの作り方に由来したもの。イタリア語で「生クリーム」という意味の「パンナ(panna)」、「煮た、火を通した」を意味する「コッタ(cotta)」を合わせて「パンナコッタ(Panna cotta)」と呼ばれるようになりました。

発祥

そんなパンナコッタが誕生したのは1900年代初頭のころ。諸説ありますが、イタリアの北西部、酪農が盛んなピエモンテ州で、家庭菓子として作られたのがはじまりだと言われています。当時は生クリームやゼラチンが普及していなかったため、牛乳やその上澄みをデンプンと一緒に煮込んで固めていたのだとか。

日本には1990年初めのころ、ファミリーレストランやスーパーなどで発売されたのをきっかけにブームとなりました。今でも家庭で手軽に楽しめるスイーツとして、広く親しまれています。

ババロアとの違いは?

パンナコッタと同じくつるんとした食感が特徴の「ババロア」は、卵と牛乳、砂糖、生クリームなどを混ぜ合わせて作る冷製デザートです。ゼラチンで冷やし固める工程はパンナコッタと似ていますが、卵を使ったカスタード風味のソースに、泡立てた生クリームを加えるのが異なるポイントです。

泡立てた生クリームを加えているため空気を含み、パンナコッタよりフワッとした軽やかな食感が特徴。クリームやフルーツをトッピングしてアレンジを楽しめますよ。

ババロアとムースの違いを知りたい方はこちらもチェック!

プリンとの違いは?

おなじみの「プリン」もパンナコッタとよく似ていますよね。パンナコッタやババロアはゼラチンで固めているのに対し、プリンは卵を入れて蒸し焼きにすることで固められています。シンプルなレシピでは、卵と牛乳、砂糖を混ぜ合わせて作るのが特徴です。

お菓子作り初心者の方にもおすすめ!パンナコッタのレシピをご紹介

ここからは、パンナコッタのおすすめレシピをご紹介します。基本的に混ぜて固めるだけで作れるので、お菓子作り初心者の方にもぴったりですよ!ただし、ゼラチンは沸騰させてしまうと固まりにくくなってしまうので、火加減には注意してくださいね。

ジャムで簡単 ストロベリーパンナコッタ

おやつや食後のデザートにぴったりな、ストロベリーパンナコッタのご紹介です。材料を火にかけて、混ぜて固めるだけの簡単レシピですが味は絶品!コク深く濃厚なパンナコッタに甘酸っぱいいちごジャムがよく合い、たまらないおいしさです。

塩バニラ パンナコッタ

今日のおやつに、塩バニラのパンナコッタを作ってみませんか?ポイントは、塩をふたつまみ加えること。こうすることでパンナコッタの甘みがぐっと引き立ち、よりおいしく仕上がります。シンプルなレシピなので、お好みの果物をトッピングするなどアレンジもお楽しみくださいね。

とろとろ さくらんぼソースのパンナコッタ

とろっと濃厚なパンナコッタに甘酸っぱいさくらんぼソースが相性抜群!見た目もかわいらしいので、自分用やお子様のおやつはもちろん、おもてなしにもおすすめです。さくらんぼが旬の時期に、ぜひ作ってみてくださいね。

さっぱり濃厚!レモンジュレのパンナコッタ

食後のデザートや暑い時期にぴったり!さっぱりおいしいレモンジュレのパンナコッタです。とろーり濃厚なパンナコッタに爽やかなレモンジュレをたっぷりのせて、味も見た目も大満足の一品に仕上げました。風味は多少変わりますが市販のレモン汁でもお作りいただけますよ!

生クリーム不使用!お豆腐の和風パンナコッタ

生クリームの代わりに絹ごし豆腐を使って、やさしい味わいに仕上げた和風のパンナコッタをご紹介します。口どけなめらかなパンナコッタに黒蜜のコク深い甘さが絶妙にマッチして、クセになるおいしさですよ!いつもとひと味違うパンナコッタを食べたくなったら、ぜひこちらのレシピを試してみてくださいね。

ももと紅茶のパンナコッタ

スライスした黄桃缶をバラの形になるようにのせた、見た目もかわいらしい紅茶のパンナコッタをご紹介します。一口食べると桃の甘みと紅茶の風味が口いっぱいに広がり、やみつきになること間違いなし!手が込んでいるように見えますが、スーパーなどで揃う食材で手軽にお作りいただけますよ。おもてなしにもぴったりなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

ほろ苦い ティラミス風パンナコッタ

パンナコッタとティラミスのおいしさを一度に味わえる、なんとも贅沢な一品です。濃厚な味わいですが、ほろ苦いコーヒークラッカーを加えることで甘みが和らぎ、最後まで飽きずにおいしくいただけますよ。

覚えておけば、普段のおやつや食後のデザートだけでなく、おもてなしやホームパーティーなどさまざまなシーンで活躍しますよ。この機会にぜひレパートリーに取り入れてみてはいかがでしょうか。

パンナコッタのアレンジレシピを知りたい方はこちらもチェック!

ロイヤルミルクティーのパンナコッタ

ロイヤルミルクティー風のパンナコッタのご紹介です。紅茶をしっかりと煮出して香りを出せば、ロイヤルミルクティのこっくりとした風味の濃厚なパンナコッタになりますよ。ゼラチンで冷やし固めるだけなので、手軽にお作りいただけます。ぜひ試してみてくださいね。

ブルーベリージャムのパンナコッタ

ブルーベリージャムで作る、お手軽パンナコッタはいかがでしょうか。ブルーベリーの鮮やかな色合いがとても綺麗な一品です。見栄えがよく、簡単に作ることができるので、おもてなしにもおすすめですよ。ぜひお試しくださいね。

濃厚な味わいがたまらない!パンナコッタを作ってみよう

いかがでしたか?今回はパンナコッタの特徴やおすすめレシピをご紹介しました。 濃厚でなめらかな味わいが魅力のパンナコッタ。材料も作り方もシンプルなので、さくらんぼソースやレモンジュレをかけたり、塩や紅茶を生地に加えるなどさまざまなアレンジを楽しむことができます。

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