最終更新日 2023.3.30

すいかの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

すいかの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

暑い夏に食べたくなる「すいか」。シャリシャリとした食感と甘くてみずみずしい果肉がおいしいですよね。そのまま食べるのはもちろん、ジュースやシャーベットなど、さまざまなアレンジで楽しむこともできるので、老若男女問わず愛されています。

今回は、意外と知られていないすいかの栄養素や、おいしいすいかの選び方についてご紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね!

  • 目次
  • 何個知ってる?すいかの種類
  • 主要な栄養素はこちら
  • 水分豊富で暑い夏にぴったり!
  • おいしいすいかの選び方
  • おいしいすいかを選んで味わおう!

何個知ってる?すいかの種類

すいかといえば、縞模様が入った緑色の皮、種が埋まった赤い果肉を思い浮かべる方が多いかと思いますが、実は他にもたくさんの種類が存在するんです。

・黒皮すいか

黒みがかった緑色の皮と、鮮やかな赤色の果肉が特徴のすいかです。一口食べると口の中で果汁が広がり、夏の贈り物にぴったりです!

・黄皮すいか

黄色の皮にオレンジ色の縞模様が入ったすいかです。果肉は一般的なすいかと同じような見た目ですが、糖度はおよそ12度で、さっぱりとした甘みが特徴です。

・黄肉すいか

ほんのりと黄色がかった果肉が特徴のすいかで、「クリームスイカ」とも呼ばれています。さわやかな甘みとシャリシャリとした食感を楽しむことができますよ。

・種なしすいか

戦後に日本で開発された、果肉から種をなくしたすいかです。開発当初は甘みが少なくあまり出回っていませんでした。しかし、現在は品種改良によって甘みが増したこともあり、種がなくて食べやすいため注目を集めています。

また、最近ではキューブ型やひょうたん型、ハート型など、色々な形をしたすいかが注目されています。成長途中のすいかを型にはめて育てたもので、見た目のインパクトが強いので、パーティーやおもてなしの場におすすめです。お好みの形のすいかを探してみるのも楽しいですね。

主要な栄養素はこちら

すいか100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。

・エネルギー 41kcal

・水分 89.6g

・たんぱく質 0.6g

・脂質 0.1g

・炭水化物 9.5g

・カリウム 120mg

・マグネシウム 11mg

・βカロテン 830μg

・ビタミンC 10mg

※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

水分豊富で暑い夏にぴったり!

すいかは水分豊富なので、水分不足になりやすい夏にうってつけの果物です。また、ビタミンやミネラルなど、体に嬉しい栄養素も含まれていますよ。

■カリウム

すいかには、カリウムが豊富に含まれています。カリウムはミネラルの一種で、細胞内のバランスを調節し、一定に保つ役割があります。塩分を摂り過ぎたときに排出するはたらきもあるので、むくみの改善や予防に効果が期待できます。

■βカロテン

βカロテンは、強力な抗酸化力を持っており、活性酸素を取り除くはたらきがあります。また、カロテンは体内でビタミンAに変化し、皮膚や粘膜の形成をサポートします。

■マグネシウム

ミネラルの1つであるマグネシウムは、骨や歯を作る手助けをします。筋肉の収縮をはじめ、体温などの調節、神経情報のスムーズな伝達をサポートするなど、健康的な体を維持するために欠かせない栄養素です。

■ビタミンC

ビタミンCは抗酸化ビタミンとも呼ばれていて、活性酸素の発生を抑えるはたらきがあります。免疫力を高めるので、ウイルスやストレスなどといった外部からの刺激にも負けない強い体を作るために必要な栄養素と言われています。

おいしいすいかの選び方

新鮮でおいしいすいかを選ぶポイントは以下の3つです。

■皮にツヤがあって、縞模様が太くて濃い

まずはすいかの皮をチェックします。光沢があって、縞模様がクッキリと出ているものが甘みが強くておいしいすいかです。縞模様がぼやけていたり線が細かったりするものは、水っぽくて味が薄い可能性があります。皮にキズやへこみがあるものは傷んでいる可能性があるため避けた方がいいでしょう。

■ヘタが小さくくぼんでいて、薄い緑色をしている

続いてヘタの部分に注目してみましょう。ヘタの直径が小さいもの、ヘタがくぼんでいて周りが盛り上がっているものが良品です。ヘタが茶色く変色しているものは、日にちが経って果肉の水分が抜けているおそれがあるので選ばないようにしたいですね。

■叩くと「ボンボン」と低い音がする

食べごろのすいかを見分けたいときは、表面を軽く叩いたときに聞こえてくる音を確認してください。果汁たっぷりでジューシーなすいかは「ボンボン」と低い音が鳴ります。反対に、果肉が割れていたり水分が少ないすいかは「ポンポン」と高い音がしますよ。トーンが低くて鈍い音がするすいかを選びましょう。

おいしいすいかを選んで味わおう!

いかがでしたか?すいかに含まれる栄養素と、おいしいすいかの選び方についてご紹介しました。夏の風物詩ともいえるすいかは、味はもちろん、暑い季節にうれしい栄養素が含まれています。旬の時期には、甘くておいしいすいかを楽しみたいですね。

クラシルでは、すいかの保存方法についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね!

すいかの保存方法|長持ちのコツ|冷やしすぎは禁物

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