冷凍食品売り場に「蓋」がないのはなぜ？「大丈夫なの？」「そうだったのか！」

アイスクリームや冷凍ピザ、野菜など、色とりどりのパッケージが並ぶスーパーの冷凍食品コーナー。扉つきの棚に入っていることも多いですが、フタのないショーケースに並べられている食品もありますよね。「冷凍庫なのに、フタがなくて大丈夫なの…？」と思ったことはありませんか？今回は、この「フタなし冷凍ケース」の謎を解明します！後半では冷凍食品を使ったアレンジレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

まず、冷凍食品とはどんなものかをおさらいしておきましょう。

冷凍食品とは、前処理した原料を急速凍結し、適切に包装して、常に－18℃以下で保つよう管理することで、長期間の保存が可能になっている食品のことを指します。

この「－18℃以下」という温度には理由があります。まず第一に、細菌の繁殖を抑えるため。もうひとつは、品質を一定に保つためです。

食品衛生法では、微生物が増殖できない「－15℃以下」を、冷凍食品の保存温度の基準としています。これに対し、「冷凍食品自主的取扱基準」では、製造時の品質をなるべく維持するために、自主的にさらに厳しめの「－18℃以下」という保管温度を設定しているんです。安全な食品を食卓に送り届けるために、しっかりとした基準が設けられているんですね。

「－18℃以下」の温度に保つということは、当然売り場の冷凍庫も－18℃以下の状態にしなければならないですよね。なのになぜ、フタがなくても大丈夫なんでしょうか…？

じつは、冷凍食品売り場のショーケースには「冷気のエアカーテン」があるんです！このエアカーテンが仕切りとなって、外気が庫内に入らないような仕組みになっているので、フタがなくても大丈夫なんですね。

フタがなく、取り出しやすい冷凍ショーケース。見えない「エアカーテン」が食品の品質を守ってくれているなんて、すごい技術ですよね。

ここからは、いざというときに覚えておくと便利な「冷凍食品アレンジレシピ」をご紹介します。冷凍餃子を使ったこちらの一品は、買い物をする暇がなかった日にも作れるお手軽レシピですよ。ぜひお試しくださいね！

ひと手間加えるだけで驚きのおいしさに！カリッとおいしい「冷凍餃子の香味ソースがけ」をご紹介します。冷凍餃子を揚げて、お手製の香味ソースをかければできあがりのお手軽レシピ。ラー油の辛みと酢の酸味、すりおろしにんにくの風味が効いたソースが食欲をそそります。ソースは電子レンジで作れるのでとってもお手軽ですよ。おつまみやあと一品にぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね！

材料(2人前)

• 冷凍餃子・・・8個
• 揚げ油・・・適量

ソース

• 長ねぎ・・・10cm
• (A)しょうゆ・・・大さじ1
• (A)酢・・・大さじ1
• (A)ラー油・・・小さじ1
• (A)砂糖・・・小さじ1
• (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1

• 小ねぎ (小口切り)・・・適量

手順

準備.冷凍餃子はパッケージの表記に従って解凍しておきます。
1.長ねぎは粗みじん切りにします。
2.耐熱ボウルに1と(A)を入れて軽く混ぜ合わせ、ふんわりとラップをかけ600Wの電子レンジで長ねぎがしんなりとするまで1分程加熱し粗熱を取ります。
3.フライパンの底から3cm程の高さまで揚げ油を注ぎ180℃に熱します。冷凍餃子を入れ、中に火が通るまで5分程揚げ、油を切り粗熱を取ります。
4.お皿に盛り付け、2をかけ小ねぎを散らしたら完成です。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。

今回は、スーパーの冷凍食品コーナーの豆知識と、冷凍食品のおすすめアレンジレシピをご紹介しました。冷凍食品を多めに買っておくと、いざというときに重宝すること間違いなし！アレンジの幅も無限大なので、ぜひいろいろな食べ方にチャレンジしてみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。