おいしいのはもちろん、安価で手に入れやすく、食卓への登場回数が多い食材「豆腐」。炒め物や煮物、スープ、サラダなど、いろいろな料理で楽しむことができるところが魅力ですよね。しかし、そんな豆腐を見て浮かない顔をする男の子がいました。その様子を見たおばあちゃんが教えてくれたこととは…?今回は、豆腐にまつわるエピソードと、おすすめレシピをご紹介しますよ。
豆腐の味が「つまらない」。悲しむ孫に祖母の考えた“あるアイデア”とは?
豆腐の味はつまらない...?
ある日、おばあちゃんが買ってきた食材の中に、豆腐を発見した男の子。豆腐を見つめながら、「やだなぁ…」とつぶやいています。
男の子が「豆腐」から連想する料理は、どうやらみそ汁や冷奴のように、豆腐そのものの味わいをシンプルに楽しむ種類のもののよう。そのため、「いつも同じような味」と感じてしまっているのかもしれませんね。
悲しい顔をした孫を見て、おばあちゃんが声をかけると…
孫はあっという間にニコニコ笑顔に!確かに、おばあちゃんが言うように、豆腐はハンバーグ、グラタンのように洋食メニューに使うこともでき、スイーツに入れるとモチモチとした食感になるという利点もありますよね。
豆腐はいろいろな料理に使えると知って、男の子は大喜び!さっそくおばあちゃんは、何を作ってあげようかなと考え始めたのでした。
Illustrator:こたつラボ
絹ごし豆腐と木綿豆腐のレシピをご紹介!
さまざまな料理に欠かせない豆腐。絹ごし豆腐も木綿豆腐も、手ごろな価格で手に入るので、毎日のごはん作りに重宝する食材ですよね。ここからは、絹ごし豆腐と木綿豆腐を使ったおかずレシピをひとつずつご紹介します。ぜひ、お試しくださいね。
1.ジューシー鶏もも肉の麻婆豆腐
ツルッとした食感が魅力の絹ごし豆腐を使った麻婆豆腐です。ひき肉ではなく鶏もも肉を使っているので、お肉のゴロゴロっとした食感が楽しめますよ!生姜とニンニクの風味が食欲をそそり、思わず箸が止まらなくなるおいしさです。豆板醤と鷹の爪を加えてピリ辛に仕上げた麻婆豆腐は、アツアツで食べたいですね。白いごはんが進む味わいを、ぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- 鶏もも肉・・・150g
- 絹ごし豆腐・・・150g
- 長ねぎ・・・1本
- (A)オイスターソース・・・大さじ1
- (A)しょうゆ・・・小さじ2
- (A)鶏ガラスープの素・・・小さじ1
- (A)豆板醤・・・小さじ1
- (A)鷹の爪輪切り・・・小さじ1
- (A)すりおろし生姜・・・小さじ1/2
- (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1/2
- (B)水・・・80ml
- (B)片栗粉・・・小さじ2
- ごま油・・・大さじ1
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
1.絹ごし豆腐はキッチンペーパーに包み、耐熱皿に乗せて600Wの電子レンジで1分加熱し、水切りをします。粗熱が取れたら一口大の角切りにします。
2.長ねぎをみじん切りにします。
3.鶏もも肉は小さめの一口大に切ります。
4.ボウルで(B)を混ぜ合わせます。
5.フライパンを中火に熱し、ごま油をひいて3を炒め、色が変わってきたら2を入れてさらに炒めます。
6.長ねぎがしんなりしたら中火のまま(A)で味付けをし、よく混ざったら4を入れて混ぜ、とろみが出たら1を入れて絡め、火から下ろします。
7.お皿に盛り、小ねぎを散らして完成です。
2.ふんわり柔らかい 豆腐ハンバーグ
ふっくらとした食感が魅力の豆腐ハンバーグです。豚ひき肉に木綿豆腐を混ぜ込むことでふわっとやわらかい食感に仕上がりますよ。玉ねぎのシャキシャキとした食感がアクセントになります。ポン酢をかけて食べるとあっさりとした口当たりで、思わずごはんをお代わりしてしまうおいしさですよ!お好みで大根おろしを添えるのもおすすめです。
材料(2人前)
- 豚ひき肉・・・100g
- 木綿豆腐・・・150g
- 玉ねぎ・・・1/2個
- (A)薄力粉・・・大さじ2
- (A)塩・・・少々
- (A)黒こしょう・・・少々
- サラダ油・・・小さじ1
- ポン酢・・・小さじ2
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
1.玉ねぎはみじん切りにします。
2.木綿豆腐は一口大に切ります。
3.キッチンペーパーで包み、耐熱容器に入れて、ラップをかけずに500Wの電子レンジで3分程加熱して水切りをし、粗熱を取ります。
4.ボウルに豚ひき肉、3、1、(A)を入れて捏ねます。
5.半量に分けて楕円形に成形し、空気を抜きます。
6.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、5を入れて焼きます。焼き色がついたら裏返し、蓋をして4分程蒸し焼きにします。
7.中まで火が通ったら火から下ろします。器に盛り付け、ポン酢をかけ、小ねぎを散らして完成です。
絹ごし豆腐と木綿豆腐を使ったおかずを味わおう!
いかがでしたか。今回は、孫とおばあちゃんのほっこりエピソードと、絹ごし豆腐と木綿豆腐の絶品おかずレシピをご紹介しました。豆腐の調理方法はレパートリー豊富なので、ぜひご紹介したレシピを献立に取り入れてみてくださいね!
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。