湿度の低いこの季節、お肌の乾燥も気になりませんか?そんなときに思い出す成分が「コラーゲン」ですよね。ところで、コラーゲンを食べるとすぐに肌がきれいになるのでしょうか?今回はコラーゲンについて詳しく解説します。この時期にうれしいあったかレシピもご紹介するので、ぜひ読んでみてくださいね。
“コラーゲン”を食べたら美肌になれる?誰かに教えたくなる真実とは…「知らなかった!」
コラーゲンは肌に直接届くわけではない!
コラーゲンたっぷりの料理を食べた次の日、「肌がプルプルになった!」なんて聞いたことはありませんか?じつはコラーゲンは、口から摂取しても肌に直接届くわけではないんです!さっそく詳しく見ていきましょう。
■コラーゲンの正体とは?
コラーゲンは、私たちの皮膚や関節、骨、爪など、身体の各部を構成するのに重要な成分です。特に肌の奥にあってハリや弾力を支えるといわれる「真皮」は、その70%がコラーゲンでできているんですよ。
■コラーゲンを摂取するとどうなる?
口から摂取したコラーゲンはそのまま皮膚や関節などに届くのではなく、私たちの身体が吸収できるようにいったん分解されます。分解されたコラーゲンはアミノ酸として小腸から吸収され、血液によってコラーゲンを必要とする身体の隅々に運ばれます。そして運ばれた先で、再びコラーゲンに生成されるんですよ。
つまりコラーゲンを食べ物から摂取すると、身体の中でコラーゲンを作る材料になるということ。コラーゲンを多く含む食材を食べても、翌日に肌がプルプルになるというような即効性は、じつは期待できないんですね。
コラーゲンはたくさん摂るほどいい?
コラーゲンは肌に即効性があるわけではありませんが、私たちの体内でコラーゲンを作るのに必要だということがわかりましたね。ではたくさん摂ればいいのでしょうか?
■どのくらい摂取する?
コラーゲンの1日の摂取目安量は、5~10gといわれています。たくさん摂ったとしても、分解してコラーゲンに再生できなければ無駄になってしまうので、目安量を継続的に摂取するのがおすすめです。
■コラーゲンを多く含む食材
コラーゲンは、肉や魚の骨やすじ、皮などの部分に多く含まれています。肉の中では鶏手羽や砂肝、豚足、牛すじ、魚介ではフカヒレやえび、カレイなどに多く含まれ、ゼリーなどに使われるゼラチンもコラーゲン豊富な食材です。
■コラーゲンを摂り過ぎると?
コラーゲンをたくさん摂取すると無駄になってしまうだけでなく、体重増加やニキビなどの肌トラブルの原因になることがあります。なぜかというと、コラーゲンを含む食材は、脂質も多い場合が多いから。摂り過ぎには気をつけたいですね。
■コラーゲンと一緒に摂りたい栄養素
私たちの体内でアミノ酸からコラーゲンを生成するとき、そのサポートをしてくれるのがビタミンCや鉄分です。コラーゲンを摂るときは、ビタミンCや鉄分を含む食材も一緒に食べると効率的ですよ。
おすすめのあったかレシピをご紹介!
さてここからはご紹介した食材を使った、この時期におすすめのあったかレシピをご紹介します。フライパンで手軽にできる鶏手羽の甘辛煮や、トロトロの牛すじがたまらないどて焼きなど、寒い日にうれしい絶品料理ばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.フライパンでお手軽!鶏手羽の甘辛煮
フライパンでお手軽にできる、鶏手羽の甘辛煮のレシピをご紹介します。ジューシーで旨みの濃い鶏手羽に、甘辛い味つけがベストマッチ!ひとつ食べはじめたら手が止まらなくなりますよ。骨離れをよくするためのポイントは、下準備の段階で骨に沿って切り込みを入れておくこと。白いごはんにもお酒にもよく合うので、家族みんなでお楽しみいただけます。
材料(4本分)
- 鶏手羽先・・・4本
- 塩・・・小さじ1/4
- 黒こしょう・・・小さじ1/4
- 酒・・・大さじ1
- (A)しょうゆ・・・大さじ3
- (A)みりん・・・大さじ2
- (A)砂糖・・・大さじ2
- (A)酢・・・大さじ1
- (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1/2
- サラダ油・・・小さじ1/2
- 白いりごま・・・適量
- 水菜・・・適量
作り方
1.鶏手羽先は水気を拭き取り、裏面から骨に沿って切り込みを入れます。
2.塩、黒こしょうをふります。
3.弱火で熱したフライパンにサラダ油をひき、2を皮目から入れて焼きます。
4.焼き色がついたら裏返して酒を入れ、蓋をして弱火で5分ほど鶏手羽先に火が通るまで蒸し焼きにします。
5.蓋を外し、(A)を加えて中火で煮絡め、全体に味がなじんだら火から下します。
6.お皿に盛り付け、白いりごまをかけ、水菜を添えて完成です。
2.簡単に作れる カレイの煮付け
簡単に作れる、カレイの煮付けはいかがでしょうか?ふわふわで旨みたっぷりのカレイは、しょうゆベースで甘辛く煮付けにすると、ごはんのお供に最適です。生姜はチューブでも代用できますが、生の生姜を使った方が、より豊かな香りを楽しめます。お子さまも食べやすい、ホッとする味わいの煮魚なので、ぜひ晩ごはんのレパートリーにぜひ加えてみてくださいね。
材料(1人前)
- カレイ (150g)・・・1匹
- 生姜・・・5g
調味料
- 酒・・・大さじ3
- みりん・・・大さじ3
- しょうゆ・・・大さじ3
- 砂糖・・・大さじ1
- 水・・・300ml
作り方
準備.カレイはウロコとワタを取り除いておきます。
1.生姜は皮を剥き、薄くスライスします。
2.カレイは身の厚い部分に切り込みを入れます。
3.フライパンに調味料を入れ、中火にかけます。
4.ひと煮立ちしたら水と1と2を入れ、落とし蓋をしたら、身がふっくらとし火が通るまで中火で10分程煮ます。
5.皿に盛り付けたら完成です。
3.牛すじトロトロどて焼き
トロトロの牛すじの虜になること間違いなし!牛すじのどて焼きのレシピをご紹介します。じっくり煮こんでやわらかくなった牛すじは、甘めの白みそとよく合います。牛すじの旨みを吸った野菜やこんにゃくも味わい深く、ごはんのおかずにもお酒のおつまみにもぴったりです。ぜひ熱々のうちに召し上がってくださいね。
材料(2人前)
- 牛すじ肉・・・300g
- お湯・・・適量
- 大根・・・200g
- にんじん・・・70g
- こんにゃく・・・100g
- (A)水・・・800ml
- (A)長ねぎの青い部分・・・1本
- (A)生姜 (薄切り)・・・2枚
- (B)白みそ・・・100g
- (B)砂糖・・・大さじ3
- (B)みりん・・・大さじ3
- (B)料理酒・・・大さじ3
- (B)しょうゆ・・・大さじ2
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
- 七味唐辛子・・・適量
作り方
準備.大根とにんじんは皮をむいておきます。
1.鍋にお湯を沸かし、牛すじ肉をさっとゆで、お湯を切ります。
2.大根は5mm幅のいちょう切りにします。にんじんは乱切りにします。こんにゃくはスプーンで一口大にちぎります。
3.1を一口大に切ります。
4.鍋に(A)と3を入れて強火で熱し、煮立ったら弱火にして、アクを取りながら1時間ほどゆでます。
5.長ねぎの青い部分を取り出し、2と(B)を加えて、弱火でさらに1時間ほど煮込みます。
6.具材がやわらかくなったら火から下ろします。器に盛り付け、小ねぎを散らし、七味唐辛子をかけて完成です。
寒い日はあったか料理がうれしい!
いかがでしたか?今回はコラーゲンが肌にいいといわれる噂の真相と、コラーゲンを含む食材を使ったあったか料理のレシピをご紹介しました。寒い日は、おうちに帰って温かい料理があると、家族みんなが喜んでくれますよ。今回ご紹介したレシピも参考にして、ぜひ色々なあったか料理をお試しくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。