韓国で人気のブンモジャってどんな食べ物?春雨って本当?おすすめの食べ方もご紹介

韓国で人気のブンモジャってどんな食べ物?春雨って本当?おすすめの食べ方もご紹介

韓国のモッパンで話題になり、最近SNSでもよく見かける「ブンモジャ」を知っていますか?ブンモジャは実は中国食材で、麻辣湯や火鍋などに使われる春雨の一種です。この記事では、ブンモジャとはどんな食べ物か、原料や特徴、トックやタンミョンとの違いを解説します。ブンモジャのおいしい食べ方もご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

  • 目次
  • ブンモジャとは
  • ブンモジャの原料は?どんな食感?
  • ブンモジャはどこで買えるの?
  • ブンモジャとトック、タンミョンとの違い
  • ブンモジャのおいしい食べ方
  • モチモチ食感がたまらない、ブンモジャを食べてみよう!

ブンモジャとは

ブンモジャは、韓国で流行している食材の一つ。漢字では「粉耗子」と書きます。じゃがいもデンプンを主成分とする春雨の一種で、主に麻辣湯や火鍋などの料理に使われることが多いようです。韓国で人気の食材ですが、じつは中国の東北地方で作られた食材なんですよ。

インフルエンサーがモッパンやSNSなどで紹介したことをきっかけに韓国で人気となり、日本でも今話題になっています。

💡ワンポイント豆知識
ちなみにモッパンとは、おいしそうに食事をしている姿を撮影した動画のことで、韓国語でグルメ番組を意味する「먹는 방송(モンヌン バンソン)」を略した「モクパン(먹방)」がもととなっています。特にボリュームのある食事を豪快に食べる動画が人気で、ブンモジャもこのモッパンで有名になったんですよ。

ブンモジャの原料は?どんな食感?

「ブンモジャという言葉を初めて聞いた」「気になっているけどまだ一度も食べたことがない!」という方も多いですよね。そこでここでは、ブンモジャの原料や特徴などを解説します。ぜひチェックしてみてくださいね。

ブンモジャは何でできてる?

ブンモジャの主な原料は、じゃがいもデンプンとコーンスターチです。ブンモジャ自体には味や香りはほぼありません。

じゃがいもデンプンは片栗粉の原料でもあるため、片栗粉でブンモジャ作りに挑戦したという方もいるようです。

形状や食感の特徴

先ほども少し触れましたが、ブンモジャは春雨の一種です。春雨というと細長い麺状のものをイメージする方が多いかもしれませんが、ブンモジャはとても太く、短いのが特徴。一本一本の中心部は空洞になっていて、側面には数本の筋が入っているため、まるでお花のような断面をしているんですよ。

ブンモジャは茹でるとぷるんとやわらかそうな見た目をしていますが、しっかりとコシがあります。モチモチとした食感もありますが、餅とは違って弾力があり、ホルモンやタピオカパールの食感に近いと感じる方もいるようです。

ブンモジャはどこで買えるの?

特徴などを知るとより食べてみたくなりますよね。ブンモジャは、日本だとまだ取り扱っているところがあまりありません。一般的なスーパーや量販店、輸入食品店でも販売されていないことがほとんどです。ただ、韓国食品や中国食品の専門店、また、ECサイトなどでも購入することができます。

一般的に冷凍食品として販売されているものが多いようです。見つけたらぜひ購入してみてくださいね。

ブンモジャとトック、タンミョンとの違い

ブンモジャは韓国でトッポギなどに加えてよく食べられていますが、ほかにも「タンミョン」と呼ばれる春雨も同じく人気があります。タンミョンもトッポギや煮込み料理などに加えて食べることが多いようですが、ブンモジャと一体どのような違いがあるのでしょうか。形状が似ている「トックとブンモジャの違い」も合わせて確認してみましょう。

ブンモジャとタンミョンの違い

韓国語で春雨を意味する「タンミョン」。タンミョンは、ブンモジャと同じく中国がルーツとなっている韓国料理で人気の食材で、春雨の一種です。しかし原料が異なり、ブンモジャはじゃがいもデンプンからできているのに対し、タンミョンはさつまいもデンプンから作られます。

これは中国春雨「ダーラーピー(大拉皮)」
これは中国春雨「ダーラーピー(大拉皮)」

また、タンミョンは乾燥した状態ではグレーを帯びた太くて長い板状ですが、茹でると透き通りツルツルとした平打ち麺のような見た目です。タンミョンにもしっかりとした弾力はありますが、ブンモジャよりもやわらかくツルッとのどごしのよい食感があります。

💡ワンポイント豆知識
ちなみに中国の平たい春雨は「ダーラーピー(大拉皮)」と呼ばれています。韓国のタンミョンとは原料が異なり、緑豆澱粉とじゃがいもデンプンで作られているため、色味も透明です。

ブンモジャとトックの違い

トックとは韓国のソウルフード「トッポギ」でおなじみの餅です。うるち米が原料となっていて、もち米で作った日本の餅と違って粘りや伸びは少なく、歯切れのよい食感が魅力!

トックとブンモジャは、モチモチとした食感や太くて短い見た目がよく似ています。しかし、トックの主な原料はうるち米であるのに対し、ブンモジャの原料はじゃがいもデンプンです。トックは加熱するとやわらかい食感になりますが、ブンモジャはコシのある食感に仕上がるのが大きな違いといえます。

💡ワンポイント豆知識
日本ではこの餅が「トッポギ」という名前で販売されていることがありますが韓国語で「ポギ」は「炒める」という意味になるので、トッポギは餅ではなく「炒めた餅(調理された餅)」を指すんですよ。

ブンモジャのおいしい食べ方

ブンモジャの特徴についてわかったところで、ブンモジャのおいしい食べ方についても確認してみましょう。

麻辣湯

ブンモジャを使った定番料理の一つに麻辣湯があります。麻辣湯とは、唐辛子や花椒などのスパイスを使った痺れる辛さのスープで、具材を煮て食べる料理です。モチモチとした食感に辛いスープが絡んでとてもおいしいですよ。

火鍋

ブンモジャは、火鍋の具材としても使われます。火鍋も、麻辣湯と同じく辛いスープで具材を煮込んで食べる料理です。しかし、火鍋は大きな鍋を火にかけて取り分けながら食べる鍋料理である点や、スープの味が麻辣スープだけではなく白湯スープなど種類がある点などに違いがあります。

トッポギ

先ほども少しご説明しましたが、トッポギとはトックと呼ばれる餅を甘辛いソースで炒めた料理ですが、トックの代わりにブンモジャを使って作ることもできます。定番のトッポギソースだけではなく、生クリームやトマトソースを加えたロゼトッポギや、チーズトッポギにもよく合いますよ。

クリーム煮

辛い味つけの料理で食べられることが多いブンモジャですが、クリーム煮にもよく合うんです。モチモチでプルンとした食感のブンモジャにコクのあるクリームソースが絡み、やみつきになりますよ!洋風な味つけはもちろん、中華クリーム煮との相性も抜群です!

キムチチゲなどの鍋にブンモジャを入れるのもおすすめです。モチモチでコシのある食感で、食べごたえがアップしますよ。ブンモジャ自体には味や香りはほとんどないので、いろいろな味つけの鍋で楽しめます。ぜひお試しくださいね。

パスタ

パスタをブンモジャで代用してみてはいかがでしょうか。クリームソースやトマトソース、ミートソースなども、ブンモジャにぴったりです。また、スープパスタなどにもよく合いますよ!

モチモチ食感がたまらない、ブンモジャを食べてみよう!

今回は、モッパンで人気のブンモジャの特徴や、タンミョンやトックとの違い、おいしい食べ方を解説しました。モチモチで弾力のある食感が魅力のブンモジャ。韓国らしい辛い味つけだけではなく、いろいろな味つけで楽しめるのも魅力です。ぜひ見つけたら食べてみてくださいね。

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