「食品の保存場所としてよく見る冷暗所ってどこ?」そんな疑問をお持ちではありませんか?この記事では、冷暗所がどこを指すのか、具体的な場所や冷蔵庫で代用できるのかなど、詳しく解説します。冷暗所での保存が向いている食材についてもご紹介しているので、すぐに日常生活で役立ちますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。
「冷暗所ってどこ?」家の中のおすすめ場所と正しい温度を解説
- 目次
- 冷暗所って、どこを指す?
- 家庭での「冷暗所」の場所
- 冷蔵庫でも冷暗所の代わりになる?
- 冷暗所保存に向いている代表な食材
- 冷暗所を活用して食材を適切に保存しよう
冷暗所って、どこを指す?
冷暗所とは、一般的に
温度が1~15℃以下の涼しく暗い場所
を指します。体感として「ひんやりと肌寒さを感じるくらいの温度」です。冷暗所の温度は食品の安全性に関する法では明確に定義されていませんが、医薬品の「品質規格(日本薬局方)」で定められていることから浸透しています。
この気温を通年保つことができ、直射日光が当たらない場所が冷暗所として適しています。湿度の高い場所はカビなどの微生物が繁殖しやすく、食品の保存場所として適さないため、風通しがよく湿気がこもらないことも重要です。
🆗冷暗所に適した場所
・気温が15℃以下であること
・光や直射日光の影響を受けないところ
家庭での「冷暗所」の場所
では、一般家庭で冷暗所として適しているのは具体的にどのようんな場所なのでしょうか。
床下収納
床下収納は直射日光が当たらず、年間を通して1~15℃を保ちやすいため冷暗所として使いやすい場所のひとつです。ただし、風通しがあまりよくないこと場合が多いため、湿気には注意が必要です。特にキッチンに設置されている場合は水回りからの湿気がこもりやすいため「除湿剤を使用する」「定期的に開けて風を通す」などの対策をしましょう。
じゃがいもや玉ねぎなどの野菜は長期保存していると傷む可能性が高いため、缶詰やレトルト食品などの保管に使うのがおすすめです。
食品庫(パントリー)
食品庫(パントリー)も、直射日光が当たらない場所に設置されていれば冷暗所として活用できます。キッチンの隣などに設置されている場合は湿気がこもりやすい場合可能性もあるので、除湿剤や除湿器などを使って湿気対策をしましょう。
また、ウォークインタイプのパントリーは蛍光灯の光や暖房などが発する熱で熱気がこもりやすいため、換気をするなど温度管理に注意する必要があります。
北向きの部屋
北向きの部屋は直射日光が当たらないため、冷暗所としての活用が可能です。
ただし、日が当たらない分ほかの方角の部屋に比べて湿気がこもりやすい傾向があるため、除湿剤を使うなどの湿気対策をする必要があります。
北向きの玄関
玄関が北側にある場合も冷暗所として使えます。ドアの開閉で空気も通りやすく湿気がこもりにくいのでおすすめですが、密閉容器に保管するなどの害虫対策が必要となります。
ただし、部屋や玄関が北側であっても夏場は気温が15℃を超えてしまうため、秋から冬にかけての季節限定の冷暗所として使うのが安心です。
ベランダなど直射日光が当たりづらいスペース
気温の低い秋から冬ならベランダも冷暗所として使えます。日陰になっている場所を選んだり、段ボールやすだれなどで日陰を作って、直射日光の影響を受けないようにしましょう。
風通しがよく湿気がこもらないため食品の保存場所として適していますが、害虫やほこりなどの対策として密封できる容器に入れるなどの工夫が必要です。また、外気の影響を受けやすい場所なので、温度変化の激しい夏場は避けましょう。
冷蔵庫でも冷暗所の代わりになる?
ここまで、冷暗所にしやすい場所をご紹介してきましたが、共通していたのは「気温が15℃以下であること」「光や直射日光の影響を受けないところ」でしたよね。家の中で常にその条件を満たしている場所がひとつありますが、どこかわかりますか?
その場所とは、きっと皆さんも思い浮かべたであろう「冷蔵庫」です。では、この冷蔵庫は冷暗所の代わりになるのでしょうか?
結論から言うと、一部の食材は冷蔵庫の野菜室を冷暗所として代用することが可能です。この一部の食材と冷蔵庫で保存しないほうがよい食材について以下で確認してみましょう。
【OKの食材】米・調味料・水
野菜室の設定温度は3〜8℃で冷暗所の温度帯に近く、扉の開閉が無ければ暗く直射日光も当たらないため、米や調味料、水などの保存には代用してもよいでしょう。
【NGの食材①】乾物
乾物は冷蔵庫で保存しないほうがよい食材です。冷蔵庫から出した際に温度変化によって水滴がつくことがあり、乾物など湿気に弱い食品は傷む可能性があります。
【NGな食材②】芋類・根菜類
じゃがいもなどの芋類、玉ねぎやにんじんなどの根菜類は冷蔵庫だと温度が低すぎるため、低温障害を起こして劣化してしまうことがあります。
このように、食品によっては冷蔵庫での保存が向かないため、基本的には「代用OK」とはいえないのです。
冷暗所保存に向いている代表な食材
冷暗所に向いている場所がわかったところで、ここからは、冷暗所での保存に適した食材をご紹介します。
芋類
芋類の保管温度はじゃがいもが5〜7℃位、さつまいもが10〜15℃位が適温と言われており、芋類は冷暗所での保存が適しています。芋類は5℃以下で保存すると低温障害を起こし、皮がしわしわになったり変色してしまう可能性も。
冷蔵庫の野菜室でも温度が低すぎる場合があるため、基本的には冷暗所での保存がおすすめです。泥を軽く払って新聞紙で包み、段ボールや麻の袋などに入れて保存しましょう。
玉ねぎ、にんにく
玉ねぎやにんにくも冷暗所での保存が向いている食材です。
湿気に弱いため、新聞紙で包み、ネットなどに入れて風通しのよい場所に吊るすと長持ちします。
ごぼう、大根、にんじんなどの根菜(冬季中心)
ごぼうは泥付きのまま新聞紙にくるみ、段ボールなどに入れて風通しのよい場所に立てて保存します。
大根やにんじんなどの根菜も、気温の低い冬季であれば冷暗所での保存が可能です。気温の高い夏は冷蔵庫で保存しましょう。
トマト
夏野菜のトマトは気温の高い中で栽培されるため低温に弱く、完全に熟していないものに関しては冷暗所で保存することも可能です。
冷蔵庫に入れずに室温に置いておくことで、追熟させることができますよ。熟しているものは冷蔵庫で保存しましょう。
果物
バナナやメロン、桃など、熟していない状態で収穫される果物は追熟が必要なため、冷暗所での保存が適しています。
また、みかんやりんごなどの果物も冬場の気温が低い時期であれば冷暗所で保存できます。気温が高くなる夏場は冷蔵庫での保存がおすすめです。
調味料・乾麺・米・水
調味料や乾麺、米、水などの飲料は、未開封であれば冷暗所で長期間の保存が可能です。
開封したものはパッケージに記載された方法に従って正しく保存しましょう。
冷暗所を活用して食材を適切に保存しよう
今回は冷暗所について詳しく解説しました。冷暗所として適しているのは、ひんやりと感じる位の温度が通年保てて、直射日光が当たらない風通しのよい場所です。ご家庭の中で冷暗所に使える場所がどこにあるのか探しておくと、日々の食材管理がスムーズに行えますよ。ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしていただき、食材の保存に役立ててくださいね。
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