研がずにそのまま炊ける「無洗米」。すぐに使えて便利というイメージがありますが、実はおいしさが長持ちするというメリットもあるんですよ。そこで今回は、あまり知られていない無洗米の意外な特徴についてご紹介します。記事の後半では、お米にちなんでおいしいやみつきおにぎりレシピをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
「違いあったんだ…!」→”無洗米”と”普通のお米”どっちが長持ちする?

なぜ無洗米は長持ちするの?
無洗米は、精米時に取り切れなかった肌ヌカをほぼ完全に取り除いたお米です。この肌ヌカはお米を酸化させる原因にもなるため、それを取り除いた無洗米は、従来の普通精米よりもおいしさが長持ちする、という仕組みなんです。普通精米は保管する期間が長いほど酸化が進んでしまうので、ある程度の期間保存することが決まっているときや、一度にたくさんの量のお米を購入するときなどは、無洗米を選ぶのがおすすめですよ。
ほかにも無洗米にはこんなメリットが!
無洗米は保存性に優れているだけでなく、ほかにもたくさんのメリットがありますよ。
水溶性の栄養を摂取できる
無洗米は研がずにそのまま使えるので、お米に含まれる水溶性のビタミンB1やナイアシンを逃さず摂取することができます。
手軽に調理ができる
米を研ぐ必要がないので時短調理にむいていたり、手軽にお米を炊くことができます。水を入れるだけでお米が炊けるのは、忙しい日などにはとてもうれしいですよね。
環境にやさしい
無洗米は米のとぎ汁を捨てることがないので、環境にもやさしいんです。何度も水を変えて洗うこともないので、節水にもなりますよね。キャンプ場など水を捨てる場所が近くにないときも大活躍しますよ。
無洗米をおいしく炊いてみよう!
無洗米をおいしく炊く秘訣は吸水と水加減です。時間があるときは炊く前にしっかり吸水させるのがおすすめ。目安は冬場は1時間、夏場は30分。炊飯釜に無洗米と水を入れたら、少しおいてみてくださいね。
また無洗米は肌ヌカを取り除いているので、計量カップなどで測る際に普通精米より米の正味量が多くなります。そのため、通常の米1カップにつき大さじ1杯程度の水を増やして炊きましょう。水の量が不十分だと、冷えたときに固まりやすくなってしまいます。お持ちの炊飯器に「無洗米コース」の機能があれば、こちらを利用してみるのもよいですね。
おすすめレシピをご紹介!
ここからは、おいしく炊けたごはんを使ったおいしいおにぎりのレシピをご紹介します。ひと手間加えるだけでやみつきのおいしさになる、絶品おにぎりをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね!
絶品!ごま油とお塩のやみつきおにぎり
ごまの香ばしい香りが食欲をそそる、ごま油とお塩のやみつきおにぎりのご紹介です。ごはんに小ねぎやごま油などの材料をよく混ぜて、きゅっと握ったら完成!鶏ガラスープの素の旨味やごまの風味が口いっぱいに広がり、パクパクと食べ進めてしまうこと間違いなしですよ。ぜひ一度作ってみてくださいね。
材料(3個分)
- ごはん・・・300g
- 小ねぎ・・・20g
- (A)白いりごま・・・小さじ2
- (A)ごま油・・・小さじ1
- (A)鶏ガラスープの素・・・小さじ1/2
- (A)塩・・・ふたつまみ
添え物
- 大葉・・・1枚
作り方
1.小ねぎは根元を切り落とし、小口切りにします。
2.ボウルにごはん、1、(A)を入れてよく混ぜ合わせます。
3.3等分にし、ラップで包み、三角形に成形します。大葉を敷いたお皿に盛り付けて完成です。
ふっくらおいしいお米をいただこう!
いかがでしたか?今回は無洗米のおいしさが長持ちする理由と、やみつきおにぎりレシピをご紹介しました。普通精米と無洗米、時と場合によってバランスよく使い分けられるといいですよね。ぜひご紹介した内容を参考にして、おいしいお米を味わってくださいね!