“電子レンジ=ラップする”は間違い?する/しないの分け方に「料理によって変わるのか...!」

“電子レンジ=ラップする”は間違い?する/しないの分け方に「料理によって変わるのか...!」

電子レンジで食材を加熱する際、なんとなくラップをかけること、多いですよね。でもじつはそれ、必ずしも必要のない行為かも…?今回は、電子レンジで加熱をするときにラップが必要かどうかについて、深掘り解説していきます。電子レンジで作れる簡単レシピもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

  • 目次
  • 電子レンジでの加熱はなぜラップをするの?
  • どんなときに、ラップは不要…?
  • 電子レンジで作れるおすすめレシピをご紹介!
  • シンプル なめらか茶碗蒸し
  • 電子レンジを上手に活用しよう!

電子レンジでの加熱はなぜラップをするの?

そもそも、なぜ私たちには「電子レンジ=ラップ」という固定概念があるのでしょうか。まずはラップをかける理由から見ていきましょう。

電子レンジで加熱をする際にラップをする理由には、大きくわけてふたつあります。

ひとつ目は、「食材の水分を逃がさないため」。電子レンジで加熱すると、食材の持つ水分が飛んでしまいます。ラップをすれば中に水蒸気をとどめておけるので、食材の水分を保ちたい場合やしっとり仕上げたいときには有効なんですね。

ふたつ目は、「飛び散りを防ぐため」。とろみのあるものや油分の多いものを加熱すると、庫内に飛び散る可能性があります。カレーやシチューを温めるときなどは、ラップをすると飛び散るのを防げますよ。また電子レンジ内のにおい移り防止にも、ラップが効果的です。

どんなときに、ラップは不要…?

先ほど、電子レンジを使う際にラップをする理由を確認しました。それを踏まえて、どんなものにラップをした方がよく、どんなものには不要なのかを見ていきましょう!

■ラップをした方がいいもの

①食材の水分を保ってしっとり仕上げたいもの 例:蒸し物、ゆで野菜、冷凍ごはんなど

②レンジの中で飛び散る可能性があるもの 例:煮物、カレーやシチュー、油分が多いものなど

■ラップをしなくていいもの

①水分が十分にあるもの 例:みそ汁やスープなどの汁物など

②カラッと仕上げたいもの 例:揚げ物、焼き魚、炒め物など

電子レンジの自動調理機能などを使う場合には、センサーで食材の表面温度をはかるため、ラップをしない方がいいこともあります。取扱説明書をよく読んで、適切な温め方で調理してみてくださいね。

電子レンジで作れるおすすめレシピをご紹介!

ここからは、電子レンジで作れるおすすめ簡単レシピをご紹介します。シンプルながらなめらかな食感がたまらない、茶碗蒸しのレシピですよ。ぜひチェックしてみてくださいね。

シンプル なめらか茶碗蒸し

材料 (2個分(容量200mlの耐熱容器))

  • 卵 (Mサイズ) 1個
  • だし汁
  • 150ml
  • しょうゆ 小さじ1
  • みりん 小さじ1
  • 顆粒和風だし 小さじ1
  • 小ねぎ (小口切り) 適量

手順

  1. 1 ボウルに卵を割り入れて溶きほぐし、だし汁の材料を加えてよく混ぜ合わせます。
  2. 2 耐熱性の容器に茶漉しで漉しながら注ぎ、ラップをかけ、火が通り固まるまで500Wの電子レンジで1分30秒程加熱します。
  3. 3 小ねぎを散らして完成です。

💡わざわざ蒸し器を用意しなくても大丈夫!電子レンジで手軽に作れる、茶碗蒸しのレシピをご紹介します。具材を入れずに作るので、だしの風味と卵の味わいを堪能できるシンプルな一品です。フルフルのなめらかな食感を、ぜひお楽しみくださいね。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。

電子レンジを上手に活用しよう!

いかがでしたか?今回は、「電子レンジ=ラップ」という固定概念をひっくり返すような、ラップの必要性についてご紹介しました。食材や料理によってラップがあった方がいい場合とない方がいい場合があるので、ぜひ今回の記事を参考にして、電子レンジをうまく活用してみてくださいね!

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