「和牛」と聞くと、国産牛というイメージが強いですよね。でも、じつは「和牛=国産牛」ではないんです!今回は、和牛と国産牛の違いについてや、スーパーで牛肉を購入するときの選び方について解説します。後半では、牛肉をおいしくいただくとっておきのレシピをご紹介しますよ。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
「和牛=国産牛」じゃない!?知らないと損する違いに「えっそうだったの!?」
和牛と国産牛はどう違うの?
「和牛」と「国産牛」。名前が似ているので「和牛=国産牛」と思いがちですが、じつはそうではないんです。
和牛と国産牛の違いは、品種や飼育された場所、それらの組み合わせによって決まります。
■和牛
和牛と呼べるのは次の4品種と、それらの交雑種のみです。
①黒毛和種
②褐毛(あかげ)和種
③日本短角種
④無角和種
特選松阪牛や米沢牛などの有名なブランド牛は、①の黒毛和種にあたります。
これに加えて、日本では「牛トレーサビリティ制度」によって、国内で生まれ育ったことが確認できる牛のみを「和牛」と表示できるという決まりがあります。
■国産牛
国産牛は飼育された場所で決まり、品種は関係ありません。生まれてから出荷までの期間中、日本でもっとも長く飼育された牛のことを指すため、たとえ輸入された牛でも、日本での飼育期間の方が長ければ「国産牛」となります。
ちなみに輸入牛は、その名の通り輸入された牛のことです。和牛の遺伝子をもつ品種は他国でも飼育され「wagyu」などの名称で流通している場合もあります。しかしこれらは「国内で生まれ、国内で飼育された牛」という和牛を名乗るための条件に当てはまらないため、日本に輸入された場合でも「和牛」とは表示できません。
こうして見てくると、「和牛=国産牛」ではなく「和牛」は「国産牛」の一部ということがわかりますね。
スーパーでおいしい牛肉を選ぶポイント
牛肉が食べたくなってきたところで、スーパーで牛肉を購入するとき、おいしい牛肉を選ぶためのポイントを3つご紹介します。
①肉の色
鮮やかな赤色でツヤがあるものを選ぶのがおすすめ。
色はわかりやすい鮮度のバロメーターで、褐色に近いくすんだ色の肉は鮮度が落ちている証拠です。よく見ると肉と肉が重なっている一部が暗い色になっていることがありますよね。このような部分は、肉が空気に触れずに酸化していないため暗く見えるだけなので、鮮度に問題はありません。
②脂身の色
脂身の色にも注目しましょう。脂身の色が乳白色で、赤身と脂身の境目がはっきりしているものが鮮度がよい証拠。乾燥して赤身から脂身がはがれているようなものは味が落ちています。
③ドリップ
肉は加工されてから時間が経つと「ドリップ」と呼ばれる水分が出てきます。鮮度が落ちてきている目印なので、パックの中にドリップが少ないかどうか確認してみるのがおすすめです。
鮮度のよい牛肉を見極めるポイントを押さえて、おいしくいただきたいですね。
おすすめ牛肉レシピをご紹介!
さてここからは、牛肉をとびきりおいしく楽しむレシピをご紹介します。今回ご紹介するのは、ご褒美やおもてなしにもおすすめのガーリックステーキライス!牛肉の旨味がごはんに染み込んで、やみつきになりますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
がっつり満足 ガーリックステーキライス
材料 (1人前)
- ステーキ
- 牛サーロイン肉 (ステーキ用) 200g
- 塩 (下味用) ふたつまみ
- 黒こしょう (下味用) ふたつまみ
- ニンニク 1片
- ガーリックライス
- ごはん 200g
- ニンニク 1片
- (A)コンソメ顆粒 小さじ1/2
- (A)塩 ひとつまみ
- 有塩バター 5g
- ソース
- 玉ねぎ 30g
- 赤ワイン 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- みりん 大さじ1
- ミニトマト (飾り用) 3個
- クレソン (飾り用) 適量
手順
- 準備 牛サーロイン肉は30分常温に置いておきます。ミニトマトはヘタを取り除いておきます。
- 1 ステーキ用のニンニクは薄切りにします。ガーリックライス用のニンニクはみじん切りにします。
- 2 玉ねぎはすりおろします。
- 3 牛サーロイン肉は脂部分を切り分けます。筋を切り、全体に塩、黒こしょうをふります。
- 4 フライパンに3の脂部分を入れて中火で熱し、脂が溶けてきたらステーキ用の1を入れてこんがりと焼き、1を取り出します。
- 5 3を入れて中火で両面に焼き色が付くまで1分程ずつ焼き、取り出してアルミホイルで包み30分程置き落ち着かせます。
- 6 同じフライパンに有塩バター、ガーリックライス用の1を入れて中火で加熱し、有塩バターが溶けたらごはん、(A)を入れて全体に味がなじんだら取り出します。
- 7 同じフライパンの余分な脂をキッチンペーパーで拭き取り、2、残りのソースの材料を入れて中火で加熱し、ひと煮立ちしてとろみがついたら火から下ろします。
- 8 クレソンとミニトマトを添えたお皿に6、食べやすい大きさに切った5の順に盛り付け、7をかけます。4を散らして完成です。
💡あっという間にお皿が空になるおいしさ!ジューシーな牛肉は一口食べれば肉汁があふれ出し、ニンニクの香りと相性抜群ですよ。赤ワインで作るソースをかければ、まるでレストランで食べるような一品になります。
牛肉料理をおうちで楽しもう!
いかがでしたか?和牛と国産牛の違いと、牛肉を使った絶品レシピをご紹介しました。今回ご紹介したような、牛肉をしっとりやわらかく焼き上げたステーキが食卓にあれば、家族みんながよろこぶこと間違いなしですよ。ぜひおうちでおいしい牛肉料理を作ってみてくださいね。
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