一頭の牛からほんのわずかな量しか取れない希少部位「カイノミ」。濃厚でコク深いバラ肉とさっぱりジューシーな赤身肉、それぞれのおいしさを一度に楽しめる、とっておきのお肉なんです!今回は、そんなカイノミの特徴のほか名前の由来、焼肉などおすすめの調理法もご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
バラ肉「カイノミ」ってどんなお肉?味や特徴、おいしい食べ方をご紹介!

- 目次
- カイノミとは
- カイノミの特徴
- カイノミをおいしく食べる方法
- おいしいカイノミの選び方
- ①産地
- ②淡く明るい赤色で、みずみずしいもの
- ③サシが均等に入っているもの
- おうちでカイノミを食べてみよう
カイノミとは
「カイノミ」とは、牛のわき腹に位置する「ともバラ」という部位の後ろ側にあるバラ肉のこと。諸説ありますが、切り出したお肉の形が貝のように見えることから、この名で呼ばれるようになったと言われています。
そんなカイノミの魅力は、赤身と脂身のバランスが取れた、きめ細かくやわらかな肉質。一般的なバラ肉とはひと味違う、上品かつ濃厚な旨みと繊細な口当たりを楽しむことができます。
ちなみに、その希少性の高さから、一般的なスーパーでは出会う機会が少ないカイノミですが、品ぞろえが豊かなスーパーやお肉専門店、インターネット通販などでは購入することができます。見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。
カイノミの特徴
そもそも「牛肉」とひとくくりに言っても、その種類はさまざま!
しゃぶしゃぶや焼肉、牛丼、煮込みなど幅広いお料理に使うことができる「バラ」や「ロース」、一頭の牛から約3パーセントしか取れない高級部位「ヒレ」、煮込めば煮込むほどやわらかくなる「すね」など、部位によってその味わいや調理法はガラッと異なります。
それでは、今回のメインテーマであるカイノミには、どんな特徴があるのでしょうか。
お伝えした通り、カイノミは「ともバラ」という部位の後ろ側に位置する部位です。実はここは、「ヒレ」のすぐ近く!つまりカイノミは、こってり濃厚なバラ肉とさっぱりジューシーなヒレ肉、それぞれのおいしさが合わさった、複雑かつ奥深い味わいのお肉なのです。
このあとカイノミにぴったりな調理法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
カイノミをおいしく食べる方法
赤身と脂身の絶妙なバランスが魅力の「カイノミ」。
薄切りにして炒め物やしゃぶしゃぶ、牛丼などにしてもおいしいですが、特におすすめなのが焼肉です。
シンプルに焼くだけではありますが、味は絶品!最高級のポテンシャルを誇る部位ということだけあって、バラ肉なのにくどくなく、ひと口食べればとろっとジューシーな旨みと上品な風味が口いっぱいに広がります。
タレは濃いものや甘いもの、辛いものなどなんでも合いますが、塩こしょうやしょうゆであっさりと味つけすると、お肉本来の味わいを楽しむことができますよ。ほかのお肉とはひと味違う、カイノミならではのおいしさをぜひご堪能くださいね。
おいしいカイノミの選び方
最後に、カイノミの選び方をご紹介します。
以下3つのポイントに注目してみてくださいね。
①産地
まずは、お肉の産地が「国産」なのか「海外産」なのかを確認しましょう。
国内と海外、産地によって飼料や飼育方法が違うため、同じカイノミでも味わいはガラッと異なります。最高級のおいしさを味わいたいという方は「国産」、リーズナブルな価格で気軽に楽しみたいという方には「海外産」がおすすめです。
②淡く明るい赤色で、みずみずしいもの
次に、カイノミの色をチェックします。新鮮なお肉は「鮮赤色」と呼ばれる淡く明るい赤色で、みずみずしく、ツヤがあります。濃い赤色やくすんだ色をしているもの、ツヤがなくパサついているものは避けましょう。
③サシが均等に入っているもの
最後に、サシの状態を確認しましょう。「サシ」とは、お肉の赤身部分に網の目状に入った脂肪のこと。おいしいお肉には、この「サシ」がキメ細かく均等に入っています。脂肪の色が白に近いクリーム色をしているかどうかも、併せてチェックしてみてくださいね。
おうちでカイノミを食べてみよう
いかがでしたか?今回は、カイノミの特徴やおいしく食べるポイントなどをご紹介しました。
赤身と脂身のバランスが取れた、濃厚かつ上品な味わいが魅力の「カイノミ」。希少部位のためお値段は張りますが、その分おいしさは格別です!
誕生日やおもてなし、自分へのご褒美など、特別な日を彩る一品に、ぜひ一度お試しくださいね。
