お世話になった方への贈り物やちょっとしたプレゼントにも最適な日本酒。しかし日本全国で作られている日本酒は数も種類も豊富です。また相手の好みもあるため、選ぶのが難しいとお悩みの方も多いのでは?
【2023年版】プレゼントにおすすめの日本酒14選|気軽なプレゼントから高級な贈答用まで紹介

そこで今回は、プレゼントにおすすめな日本酒の選び方とおすすめの日本酒を14品ご紹介します。種類ごとに特徴や味わい、飲み方などをまとめていますのでぜひ最後までご覧くださいね。
プレゼントにおすすめな日本酒の選び方
1.味わいで選ぶ
日本酒には、甘口・辛口や純米酒・吟醸酒・本醸造酒などの種類があり、種類によってまったく味わいが異なります。
また日本酒にはアルコール度数の他に日本酒度とよばれるものがあります。日本酒度がプラスのものが辛口、逆にマイナスのものが甘口です。辛口はすっきりとした後味を好む方に、甘口はコクがあるまろやかな味わいが好きな方に選びましょう。
ここでは代表的な種類の特徴やおすすめの飲み方をご紹介します。ぜひプレゼントに選ぶ際の参考にしてくださいね。
■純米酒
米の味わいや香りを楽しむことができ、後味に余韻があるため長く楽しめるのが特徴。熱燗にすると、コクや旨味をより一層感じられます。
原材料: 米・米麹
米の旨味と風味をバランスよく引き出した純米酒。東京都福生市の地下天然水を使用し、伝統の技術を受け継ぎながら醸造されています。燗酒にすることで味わいの幅が広がり、米の旨味をより一層感じることができますよ。
■吟醸・大吟醸酒
すっきりとした飲み口と、キレのある後味が特徴。よく冷やすと、吟醸のフルーティーな味わいがより楽しめます。
洋梨やメロンのような華やかな香りと、甘味と酸味が調和した上品な味わいが特徴の純米大吟醸酒。乾杯酒として前菜とともに味わったり、フルーツなどと一緒に楽しむのもおすすめです。
■本醸造酒
純米酒よりもあっさりとした飲み口が特徴で、リーズナブルな価格のものが多いです。冷やから燗まで幅広く楽しめるのが魅力です。
県名: 宮城県
おすすめの飲み方: 冷や
アルコール度数: 15%
爽快でドライな味わいが魅力の超辛口本醸造酒
こちらの本醸造酒は、爽やかな香りとほろ苦くドライな味わいが特徴です。辛口の爽快なのど越しと凛とした後味が、料理のおいしさをぐっと引き立てます。その日の気分に合わせて冷やでも燗でも楽しめますよ。
■スパークリング日本酒
炭酸の入った日本酒で、苦味がなくさっぱりとした味わいが特徴。よく冷やして飲むと、炭酸のすっきりとした爽快感が楽しめます。
■精米歩合:65% ■度数:12度
■製造元:朝日酒造(新潟県)
マスカットのような爽やかな香りと軽やかな爽快感を楽しめるスパークリングライスワイン。久保田ならではのシャープな酸味があり、すっきりとした口当たりです。生ハムやチーズ、フルーツなどとよく合いますよ。
2.産地で選ぶ
日本酒は北から南まで全国で作られていて、その味わいもそれぞれ違います。中でも人気なのが酒造数全国1位を誇る新潟県や、日本酒発祥の地と言われる島根県です。
他にも「獺祭」で有名な山口県、個性的な日本酒で人気の福島県、東北の酒蔵秋田県など挙げればキリがありません。日本酒好きの方なら地方で作られる隠れた名酒をご存じの方も多いでしょう。
そのためプレゼントに贈る日本酒には、人気のあるものから選ぶだけでなく、相手の出身地のお酒を用意するのもおすすめです。最近は口コミやレビューなどでお酒の評価を知ることもできますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
3.旬なものを選ぶ
日本酒の旬と言えば、12月です。新酒が出回る12月には、「生」と記載されたラベルの張られた日本酒が数多く店頭に並びます。新酒のフレッシュな味わいは、12月から3月まで飲み頃と言われており、新年の挨拶としても最適な贈り物です。
また、日本酒は季節によって旬のお酒が変わります。旬の料理に合う日本酒を選ぶのも良いでしょう。特に新酒の冬の時期以外は、味わいも異なるものが多いので、プレゼントする時期に合わせて選ぶのも楽しいですよ。日本酒の度数もラベルの後ろ側に書いてあります。
4.贈答用の木箱や化粧箱がつけられるかで選ぶ
日本酒には、あらかじめ贈答用の木箱や化粧箱がついているものも多いです。特に目上の人に贈る場合やシチュエーションによってはあらたまった包装が好まれる場合もあるので、購入する際に確認しておくといいでしょう。
瓶だけを持っていると、外部からの衝撃で割れてしまう恐れもあります。貰った方も箱の中に入れて持ち運べるので安心です。
また、季節によってラッピングをしてくれる場合もあります。季節やイベントによって、包装の雰囲気は異なりますが、必要性を考えて選ぶようにしましょう。
【人気】プレゼントにおすすめの日本酒7選
ここからは、プレゼントにおすすめの日本酒を7つご紹介します。どれも有名な日本酒ばかりなので、名前を聞いたことがある方も多いでしょう。どんなタイプの日本酒なのか、どんな方におすすめなのかなどをまとめています。
1.旭酒造「獺祭(だっさい) 純米大吟醸45」
商品代金の他に「箱代 梱包代 送料」が含まれております。
※獺祭の純正包装紙(白色)で無料包装いたします。
ワインのようなフルーティーで華やかな味わいが大人気
日本酒通の方から、普段はあまり飲まない方まで万人受けするスッキリとした飲み口が大人気の日本酒です。甘口でフルーティーな味わいが老若男女問わず好評で、近年は海外評価も高く、食通の国フランスにコラボストアが展開されるほど。
「獺祭」が作られているのは、山口県岩国市の旭酒造。「獺祭」の名前は、蔵元がある地名「獺越」の一文字と自らを「獺祭書店主人」と名乗った大詩人正岡子規を由来としているといわれています。日本酒人気の低迷時期に「酒造りは夢づくりである」という信念のもと作り上げた名品です。
2.白瀧酒造「上善如水 純米吟醸」
「水の如しさわりなく」を体現する喉越しのいい日本酒
良い日本酒の条件「水の如くさわりなく」を具現化したキレのある味わいで、クリアな飲み心地を堪能できる日本酒です。口に入れると豊潤な香りを堪能できます。
冷酒にしてすっきりと飲むのがおすすめ。くせが少ないので、飲みすぎに注意が必要です。どんな料理にも合いますが、中でも生牡蠣のレモン添えや春雨サラダに合わせるとワンランク上の食卓を味わえますよ。
3.菊水酒造「冬季限定 菊水しぼりたて生原酒」
火入れと呼ばれる加熱殺菌を行わない生原酒のため、しぼりたてのフレッシュな味わいをお楽しみいただけます。
冬季限定の生原酒!飲み口すっきりでキレのある味わいが楽しめる
口当たりのいい缶酒として新潟県内でも有名な「菊水酒造」。冬季限定品のしぼりたて生原酒は、加水調整と加熱殺菌を一切行っておりません。口に入れるとフレッシュな果実のような香りと濃厚なコクを味わえる一品です。
冷蔵庫でよく冷やしてロックで飲むのがおすすめです。冬季限定生産の一升瓶は、年末年始のご馳走にもぴったり。ひとりで飲むのもよし、大勢で味わうのも楽しい1本です。
4.八海醸造「純米大吟醸 八海山」
純米でありながら八海山らしい、切れのよい飽きの来ない純米酒に仕上げました。
透明感のある綺麗な味わいに、ふわっと広がる上品な甘やかさが料理を引き立てる、
少し高級な食中酒です。
越後の霊峰八海山のふもとで作られた名酒。新潟の酒を味わいたい方に!
越後三山のひとつに数えられる名峰「八海山」。新潟県の中でも豪雪地帯として名高い魚沼市は、米どころとしても有名です。八海醸造は現在年間3万石を生産する大蔵元。「八海山」は酒米の王様「山田錦」と地元八海山の伏流水「雷電の清水」を使用して作られます。
純米酒にありがちな雑味や重みを、吟醸造りによって米の旨味を引き出して作られているのが特徴。豊かな旨味とまろやかな飲み心地はそのままで、キレのよい滑らかな喉通りがさまざまな料理によく合います。
5.酔鯨酒造「酔鯨 純米酒 八反錦 60%」
淡麗辛口のキレのある味わいが魚料理にぴったり
鯨のラベルが目を引く高知県の酔鯨酒造で作られた「酔鯨純米酒」。料理と一緒に楽しめる食中酒として人気です。爽やかな香りと口当たりの良い飲み口が、脂の乗っている魚料理にもぴったり。
酒米「八反錦」を60%の精米歩合とし、高知県の清流「鏡川」の原流水を用いて丹念に作られています。軽やかな旨味とキレのいい後味が特徴的な人気の1品です。
6.株式会社南部美人「南部美人 特別純米酒」
地元、岩手県二戸市産の特別栽培米「ぎんおとめ」を主原料としています。
ふわっとやさしい果実の香りと上品な米の旨みで後味すっきり。幅広い料理に合う究極の食中酒を目指して造ったお酒です。
すっきりとした味わいでくせが少なく、日本酒ビギナーにもおすすめ
「南部美人」は、蔵元のある岩手県二戸市が昔「南部の国」と称されていたことが名前の由来。雑味のない整った味わいを「美人」にたとえて名付けられました。
JALのファーストクラスで楽しめる名酒として、日本だけではなく海外でも人気です。辛すぎず甘すぎないので、万人に受けるすっきりとした味わいも魅力的。1年間の低温熟成による濃厚で豊潤な香りが口の中に広がります。
7.清水清三郎商店「作 恵乃智(ZAKU MEGUMI NO TOMO) 純米吟醸酒」
海外でも高く評価される洋ナシのようなフルーティーな日本酒
三重県鈴鹿市にある老舗酒造、清水清三郎商店で作られている日本酒ブランド「作(ザク)」。そのひとつが「恵乃智(メグミノトモ)」です。2022年フランスで毎年行われる日本酒品評会にて2017、2020年に続き金賞を受賞しています。
味わいは口に入れると洋ナシのようなフルーティーな香りが楽しめるのが特徴で、ジューシーな甘みと酸味のバランスがよくキレのいい後味が人気です。冷やでも燗でも美味しく味わえます。
【高級】プレゼントにおすすめの日本酒3選
つづいては、プレゼントにおすすめの高級日本酒を3品ご紹介します。なかなか手に入らなかったり、期間限定の名品だったりと、どの日本酒も贈られて嬉しいものばかりですよ。
1.旭酒造「獺祭 二割三分 感謝木箱入り」
山田錦を23%まで磨き上げて作られた贅沢な一品
名酒「獺祭」の贈答品用として作られた、専用木箱入りの「獺祭純米大吟醸磨き二割三分」。酒米の王様ともよばれる山田錦の玄米を77%削り落とすことで雑味を消し、完成させた美しい日本酒です。
口に含むと広がる華やかな香り、同じ甘口の日本酒とは比べられないほど雑味の一切ないきれいな味わいで、特別な時に楽しみたい1本です。専用の木箱付きなので贈り物に最適です。
2.永山本家酒造場「貴 純米大吟醸 プラチナ」
最上級の味わいを楽しめるプラチナラベル
兵庫県の契約農家で作られた最高酒米「山田錦」を40%まで削り取り、低温長期発酵でゆっくりと仕上げた高品質の大吟醸です。透明感が高く、余韻の長い味わいを楽しめます。
大吟醸ながら華やかな香りは控えているので、料理の邪魔をしません。白身魚や山口県産フグなどの淡泊な味を引き立てつつも日本酒をしっかりと楽しめます。
3.宮下酒造「極聖 純米大吟醸 天下至聖 昔搾り 斗瓶どり」
昔搾り斗瓶どりとは、滴り落ちる雫を斗瓶にとった華やかな香りとなめらかな味わいが特徴の特別限定品です。
「天にも並ぶ最高の清酒」を表す現代の技術を駆使して作られた名酒
宮下酒造は、大正4年岡山県で創業した老舗酒造で、日本酒だけではなく、ビールや発泡酒、リキュールなどの製造も行っています。「極聖純米大吟醸天下至聖 昔搾り斗瓶どり」は、滴り落ちる雫を斗瓶にとった、華やかな香りと滑らかな味わいが特徴の特別限定品。
酒米のルーツである雄町米を改良し、最新鋭の精米機器で歩合20%まで原形精白することに成功。雑味のない新境地の味わいの日本酒に仕上げています。木箱付きで贈答品に最適です。
プレゼントにはとっておきの日本酒を選ぼう!
プレゼントにおすすめの人気日本酒計14品を紹介しました。選び方のポイントもふまえて、相手に喜んでもらえるよう日本酒を選びましょう。気に入ったものが見つかったらぜひ手に取ってみてください。また旅先のお土産としても喜ばれますので、チェックしておきましょう。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。
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