パンチが効いた風味が特徴の「にんにく」。揚げたり、焼いたりして丸ごと食べるのはもちろん、料理の風味づけや薬味などにも幅広く使われている食材です。また、スタミナ食材などと言われることも多いですが、実際にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。今回は、にんにくの栄養素や、おいしいにんにくの選び方についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
にんにくの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

- 目次
- にんにくの香り成分「アリシン」とは?
- 主要な栄養価はこちら
- 注目の栄養素をチェック!
- おいしいにんにくの選び方
- おいしいにんにくを選んで味わおう!
にんにくの香り成分「アリシン」とは?
「アリシン」とは、にんにくの刺激的な香りの元となる成分です。刻んだり、すりおろしたりして、にんにくを傷つけることで発生します。
アリシンは強い抗菌作用や抗酸化作用を持ちます。また、エネルギー代謝に深く関わるビタミンB1の吸収を高めるので、疲労回復を助けると言われています。そのほか、血液をサラサラにして血行をよくしたり、循環器系の機能をサポートする役割もあるんですよ。
ただし、生にんにくを大量に食べると胃腸への刺激が強いので、摂りすぎには注意してくださいね。
主要な栄養価はこちら
にんにく100gに含まれる主な栄養価は以下の通りです。
エネルギー 129kcal
たんぱく質 6.4g
脂質 0.9g
炭水化物 27.5g
食物繊維 6.2g
カリウム 510mg
リン 160mg
ビタミンB6 1.53mg
注目の栄養素をチェック!
強い抗菌作用や抗酸化作用を持つにんにく。さまざまな栄養素を含んでいますが、特に注目したいのが以下の2つです!
■リン
リンはミネラルの一種で、健康な骨や歯を作る働きがあります。また、体を動かすエネルギーの生成をサポートしたり、細胞のphバランスを正常にキープするなど、健康な体を維持するために必要な栄養素です。
■ビタミンB6
にんにくにはビタミンB6が含まれています。ビタミンB6は、たんぱく質をエネルギーに変換する働きがあるだけでなく、筋肉や血液、皮膚、粘膜の生成にも密接に関係する栄養素です。
おいしいにんにくの選び方
新鮮でおいしいにんにくを選ぶポイントは以下の2つです。
■コロンと丸い形をしていて、実が固い
まずは、にんにくの形をチェックしてみましょう。全体的にふっくらと丸みを帯びているものが良品です。また、実の部分を軽く指で押してみて、しっかりとした固さを感じるものがみずみずしくて新鮮ですよ。形が歪んでいたり、実がやわらかいものは避けてくださいね。
■ずっしりとした重みを感じる
にんにくを手に持ったとき、大きさのわりに重さを感じたら鮮度のいい証拠です。軽いものは実の水分が抜けているので、おいしさが損なわれている可能性が高いですよ。
おいしいにんにくを選んで味わおう!
にんにくに含まれる栄養素と、おいしいにんにくの選び方についてご紹介しました。にんにくはおいしいだけでなく、抗菌作用や抗酸化作用を持ち、疲労回復にも関わる食材だということが分かりましたね。
クラシルでは、にんにくの保存方法についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。