中華料理でよく使われる「チンゲン菜」。加熱してもみずみずしく、シャキッとした食感が特徴です。中国から伝わった野菜ですが、最近では和食や洋食にもよく使われるようになり、スーパーなどでも簡単に手に入れることができます。
2020.2.28
チンゲン菜の選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

今回はそんなチンゲン菜に含まれる栄養素と、おいしいチンゲン菜の選び方についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
チンゲン菜の旬や主な産地
日本では1年中手に取ることのできるチンゲン菜ですが、実は旬は春と秋。穏やかな気候の季節に出荷されることが多いです。
とはいえ、年間を通じて出回っているのも事実。その理由のひとつとしては、適応力が高くどんな条件でも育ちやすいという特徴が挙げられます。日本では北は北海道から南は沖縄まで幅広い地域で栽培されており、各地から出荷されるため、季節を問わず楽しめる食材になっています。
主要な栄養素はこちら
チンゲン菜(生)100gに含まれる主な栄養素は下記の通りです。
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9キロカロリー
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たんぱく質 0.6g
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炭水化物 2.0g
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カリウム 260mg
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カルシウム 100mg
- ビタミンA 2000μg
あなどれない!栄養素たっぷりのチンゲン菜
チンゲン菜は、ビタミン類やミネラルをバランスよく含む緑黄色野菜です。その中でも特に注目していただきたいのは以下の3つです。
■カリウム
ミネラルのひとつで、余分なナトリウムを体内から排出する働きがあります。塩分の多い食事をした際などは積極的にカリウムを摂ることで体内の塩分濃度を調整してくれる働きがあり、高血圧予防などにも効果が期待できます。また、むくみを予防する効果も期待できます。
■カルシウム
カルシウムは、丈夫な骨や歯の形成をサポートする役割があります。不足すると骨が十分に成長せず、骨粗しょう症のリスクが高まります。また、カルシウムの吸収にはビタミンDが大きく関わっているため、どちらもバランスよく摂取する必要があります。
■ビタミンA
チンゲンサイは、βカロテンという栄養素を豊富に含んでいます。強い抗酸化作用を持っており、動脈硬化や免疫力低下の予防に効果があります。また、βカロテンは体内に入ることでビタミンAに変換され、髪の健康や皮膚の健康を促進する働きが期待できます。